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小生の父81歳が2週間ほど前に全身麻酔でそけいヘルニア手術を受けました。
メッシュ式という方法らしいです。
手術後、かなりの意識混濁がみられましたが、退院しました。
ところが、2週間過ぎても痛みが取れないらしく、食欲もありません。
これは何か合併症を併発していたりするのでしょうか?
詳しい方、お願い申し上げます。

A 回答 (1件)

こんにちは。

猫山と申します。
医師です。

術前の説明文書には、おそらく術後の慢性疼痛に関する記載があったはずです。
と申しますのは、鼠径ヘルニアの手術では、精管、血管、神経で構成される鼠径管と呼ばれる管に操作が及びますので、神経が締め付けられたり圧迫されたりして、術後に疼痛が高い確率で生じるからです。

通常はこの疼痛は3ヶ月以内に治まる急性疼痛ですが、10%以上の患者様で、鼠蹊部から睾丸に放散する慢性疼痛が慢性的に続きます。
このように高確率に生じる合併症ですから、鼠径ヘルニアの説明文書には慢性疼痛の記載が必ずなされます。

慢性疼痛であれば、一般的な鎮痛薬は効果がありませんので、まず主治医とよくお話し合いになって、慢性疼痛に効くタイプのお薬を処方してもらうか、必要ならばペインクリニックを紹介していただくべきかと考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。
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