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庵功雄著の{「象は鼻が長い」入門}を読んで、次の箇所が気になりました。
< 例えば、(1)の“subject"は明らかに“who"だが、“who”がこの文の「主題」であることはあり得ない。
(1) Who wrote this book?  >
お聞きしたいのは、この文の主題は何でしょうか?

A 回答 (4件)

> しかし、著者が”あり得ない”と言いきっていますが、主題は何でしょうか、不思議です。



ん?
who は主題ではあり得ない。
なぜなら焦点だから。
主題というのは「~について言えば」「~はどうかと言えば」の「~」にあたる部分。
「~」は聞き手も話し手もお互いにもう知っていることが前提。
だから、焦点として、「誰なのか知りたい」という時の「誰」が主題ではあり得ない。
だから、「“who”がこの文の「主題」であることはあり得ない。」

主題の定義は学者によって多少異なるが、普通は「焦点以外の部分」を指す。
だから、
Someone wrote this book
または
wrote this book
が主題となる。
あるいは「この本は誰が書いたのですか」と日本語に訳して、主題は「この本」とする人もいるかもしれない。
ただその場合、「書いた」が浮いてしまうので、どうにかしなければならない。

繰り返すが、「“who”がこの文の「主題」であることはあり得ない。」ということに異論を挟む人はいない。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございました。
懇切丁寧なご説明を頂きましたが、私は未だそれに追いついていません。
1.著者は、Whoが主題では有り得ない、とは書いていますが、それでは主題は何か、とは書いていません。彼も主題について明言できない、のかな、と思っています。
2.主題とは、
<普通は「焦点以外の部分」を指す。>
そうですね。私は、主語(この文ではWho)と主題と焦点とは、重複してもよい、のかな、と思っています。

お礼日時:2016/04/05 18:52

> 彼も主題について明言できない、のかな、と思っています。



庵さんはこの手の分野の専門家なので、かえって明言できなくなってしまったのでしょう。
Topic-Comment、Theme-Rheme、新情報と旧情報、など、きちんと定義し説明を加えるとなると専門書一冊になってしまいます。
焦点とか主題とか、情報構造にまつわる本は世界中で毎年何冊も出版されるくらいです。
一言で簡単に、これが主題です、なんて言わないのは、むしろ良心的でしょう。
学者としての矜恃かもしれません。私とは違います。



> 主題と焦点とは、重複してもよい

なかなか画期的なご提案です。
あたかも生きている状態と死んでいる状態が重なっている「シュレディンガーの猫」的仮説です。
現代の情報構造分析は焦点と主題の峻別からスタートしていますから。
久野すすむの『談話の文法』『日本文法研究』『新日本文法研究』をはじめとして、日本語の機能主義的分析はたくさんありますが、別に完成しているわけではない。
実際まだまだ論文や本が出ていると言うことは、問題が山積みということでもある。

いつか詳しい分析をお聞かせ下さい。
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この回答へのお礼

再三のご回答ありがとうございます。
<一言で簡単に、これが主題です、なんて言わないのは、むしろ良心的でしょう。>
ですね。私のように、わけも分からず、上あごと下あごのぶつかり放題に、しゃべっているヤツとは違うのでしょうね。
<「シュレディンガーの猫」的仮説です。>
なのですか。焦点と主題とは、生と死ほどに区別されているのですか?(実は今回初めて、焦点という言葉が、文法で使われていることを知りました。
手元にある本で探しましたが、焦点は見つかりませんでした。これからも探してみます、

お礼日時:2016/04/07 12:16

who は「誰?」と聞くわけですから、話者が一番知りたいこと、つまり焦点です。


主題の定義はいろいろですが、少なくとも焦点が主題な訳はないから、
“who” がこの文の「主題」であることはあり得ない。

では主題は?
誰かがこの本を書いた、というのは分かっている。
つまり旧情報は「Someone wrote this book(誰かがこの本を書いた)」。
この旧情報を主題とする人もいる。

あるいは焦点以外の wrote this book を主題とする人もいる。

ま、大差ないと言えば大差ない。
主題の定義による。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
1.<焦点が主題な訳はない>
なのですね。

2.<旧情報>
である
<「Someone wrote this book」>
が主題と考えられることもあるのですね。
3.<wrote this book>
が主題と考えられることもあるのですね。
<主題の定義による。>
のでしょうが、はっきりしないのですね。
しかし、著者が”あり得ない”と言いきっていますが、主題は何でしょうか、不思議です。

お礼日時:2016/04/04 20:15

>お聞きしたいのは、この文の主題は何でしょうか?



「Who wrote this book?」ということです。
一文しかないのですから、それに決まっていますよね。
「主語」と「主題」が違うことは当たり前のことですが、そのことを質問しても意味ありませんよね。
庵功雄著の{「象は鼻が長い」入門}を読んで、何が気になったのでしょうか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
1.主題は1文すなわち全体ということですね。ただし、よりお聞きしたいのですが、何が、1文の主題に1番強く影響しているのですか?whoですか?wroteですか?this bookですか?
2.<意味ありません>
とは違うのですが、質問は主題が何かということです。
3.<何が気になったのでしょうか。>
については、著者が”あり得ない”と言いきっていますが、主語は何でしょうか、と疑問を持ったのです。。

お礼日時:2016/04/04 20:02

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