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ビッグバン以外の、科学的な宇宙創始論はあるのでしょうか?(宗教的なものは除く)

A 回答 (6件)

宇宙というのは、天動説が地動説になったり、冥王星が惑星でなくなったり、といろいろ変化しているわけです。


ビックバンももっと精密な論理モデルが出てくれば内容が変化してくるでしょう。

実際に最初に提示されたビッグバンのモデルに比べて、今「これが起きたことだろう」と言われているものは、膨張宇宙に至る過程がずいぶんと違います。

ビックバンモデルが初めて提示されたのは、20世紀の初頭ですが、実はそれまで科学者を含めて「宇宙は永遠」と漠然と考えらえてきました。アインシュタインですら「そんな考えは馬鹿げている」と考え、むしろビッグバン理論(当時はフリードマン宇宙論)は「宗教的な考え」と思われていたのです。

それを変えたのはハッブル(エドウィン・パウエル・ハッブル)で、細かい宇宙観測の結果、私たちの銀河以外の銀河が存在すること、そしてその他の銀河が私たちの銀河から遠ざかっているようにみえること、を発見しました。
 しかし、発見当時はあまりこれらが考慮されず、量子学の発展や精密な天体観測機器ができるにしたがって、宇宙の膨張が認知されるようになり、ビッグバン理論が真剣に検討されるようになりました。皮肉なことにビッグバン理論ができたために、反対派である定常宇宙論派は論理をまとめる必要に駆られ、できたのが#1の書いている「定常宇宙論」であり、量子学が発達した後にビッグバンへの反対論(ありうる可能性)といて出されたのが「二つの振動宇宙論」です。

しかし「宇宙マイクロ波背景放射」や「銀河の赤方偏移」というビッグバン理論だけが説明した観測結果が知られるようになって、今ではビッグバンが「一番宇宙の状態をうまく説明している」とされているのです。

ただし、(皮肉なことに)ハッブル宇宙望遠鏡でさらに詳しく宇宙観測ができるようになると、ビッグバン理論としても不都合が観測結果がでてくるようになりました。そのため、今のビッグバン理論はアインシュタインの相対性理論の前の、ニュートン力学のような状態であり、いずれ改良されて精緻なものになる、と言われています。
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この回答へのお礼

丁寧に説明をしていただきありがとうございました!

お礼日時:2016/04/11 12:17

宇宙の膨張は、物体の収縮と等価です。


宇宙膨張=空間の拡大は、光速cの減少として、プランク
定数hの確率的広がりの収束としての物体収縮と等価に
なるのです。
ただしその等価性の延長たる起源において、「宇宙膨張」
は先入的なエネルギーの塊からのビッグバンになるのに
対し、「物体収縮」は無限不確定性からの確率的広がり
の収束になります。
それは量子論的世界像において、有限的な存在性(=宇宙)
は認識される事によって派生している=現在(感受表面=
量子相互作用=光速)から過去(記憶=時間的流れ=超光速)
と未来(予測=空間的広がり=光速下)が対発生している
事に由来しています。

全ての存在は量子的な不確定性に基づいており、無限に
詰め込むと存在確率の山が平らになり、無と等しくなります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、
認識体の仮定断面(認識可能性)の運動を想定すれば、
相対的に無の風は光になり、認識体はその光(量子相互
作用パターン)の向うに、自己の補完としての(不確定性
原理の相補的不確定性を伴う)宇宙を認識するのです。
そうした階層現象的表面的な定性化(いい加減に捉える事)
による仮象的非光速性に由来する時空認識は、その「階層
現象性」の射影=進化プロセス(物質進化~化学進化~生
物進化)の138億年としての空間的広がりを見せると共に、
その時空軸の相補分化の対消滅としての138億光年彼方に
宇宙の果てを生じるのです。
「ビッグバン以外の、科学的な宇宙創始論はあ」の回答画像5
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/04/11 12:13

>まぁビッグバン自体も想像の域を出ないですしねえ。



現時点では、最も科学的な理論ですよね。
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#1です、レス有り難うございます。


>「宇宙が膨張していること」と「一転からの爆発から始まった」という説が結び付く必要があるのか?
これは問題無くあるのです。小学生にも分かります。例えば今どんどん膨れている風船がある、こいつ初めはどうだったの?と考えると、半径が大きくなる速度が一定なら、現在の大きさをその速度で割れば、大きさゼロだった時刻が分かるでしょう。
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この回答へのお礼

ふむ。とても分かり易い例えをありがとうございます。

お礼日時:2016/04/10 21:33

現在の我々の宇宙は「ビッグバン」で始まった。

と云うのに対抗出来る説はないように思います。

宇宙は我々の宇宙だけなのか、ビックバン以前はについては色々な説があるようですが。

理論物理学もヒッグス粒子が見つかったといってから、少し迷走とているようですし・・・。
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この回答へのお礼

まぁビッグバン自体も想像の域を出ないですしねえ。

お礼日時:2016/04/10 20:16

幾つかありますが、いずれもお気に召さないでしょう。


1)定常的宇宙論。ハッブルの宇宙膨張は否定出来ないがその速度は一定では無いので一点から始まらねばならない必然性が無いと主張する。さらに宇宙膨張が続く必然性も無いと主張する。4Kのビッグバン背景輻射は誤りで、その輻射は超純粋な鉄の結晶の定常輻射に帰する、鉄は恒星が核融合で作り出す最も安定な元素であり、これを超えると急激な爆縮が起き新星・超新星が生ずるがそこから鉄は大量に放出される。さらに毎秒1m^3あたり水素原子1個が無から生ずると現在の宇宙拡大は永遠に続くし、その程度の沸き出しは現在の技術では検知できないとする。ただし測定の精度が上がるにつれ苦しくなってきた、例えば水素の沸き出しはスーパーカミオカンデの中でも起きねばならないがそんな物は検知されない。だがダークエネルギーなどが仮定されたりやたらに大きいブラックホールが見つかったりで、アインシュタインの宇宙項が無くても膨張は止まるかも知れない。なおこのドでかいブラックホールはビッグバンを仮定して、宇宙生成直後にあった銀河系程もある大過ぎる星が超短時間で超新星に到達し辺り一面を飲み込んだと考えるとよく分かる。
2)ホーキングの二つの振動宇宙。i)ビッグバンの様な劇的な生成は無くても良く、対応するビッグクランチも無くても良い。だが世界は無に帰り再生される。我々の世界がいずれにあっても良いが、世界は実軸世界と虚軸世界からなり、電磁波における電場と磁場の関係に等しい。だがホーキング自身が捨てたので余り力が無い。
ii)前者の場合時間軸は常に存在する。こちらでは虚時間があると考える、むつかし過ぎてよく分かんない。ホーキングは動けないのでこんなのは思考遊戯かも。
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この回答へのお礼

ううむ、難しいです(笑)「宇宙が膨張していること」と「一転からの爆発から始まった」という説が結び付く必要があるのか?と常々思っていたもので。
ビッグバン説って、宇宙の始まりなんかどうせ誰も分からないだろう...という究極のヤッツケこじつけ論なんでしょうかね。

お礼日時:2016/04/10 20:13

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