No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ナイロン6の合成はεカプロラクタムを加熱して溶融し、
少量の触媒を用いて開環重合させなければなりません。
重合の進行によってナイロン6が生成してくると
融点が上昇します。
結果として、230℃以上での操作となります。
空気を排除して、酸化防止も必要でしょう。
反応器からの取り出しも、融点以上を保っていないと
反応器内で固まってしまいます。
学生実験では準備が大変ですね。
ナイロン6,6の場合、アジピン酸クロライドのヘキサン溶液と
ヘキサメチレン水溶液との界面で重合させるので
簡単な操作で実験ができます。
界面重合は、学生実験のために行っているのであって、
企業における実際の生産では、界面重合は行っていません。
企業でのナイロン6,6の生産は、アジピン酸と
ヘキサメチレンジアミンとから
組成が1;1のナイロン塩を作り、乾燥後、加熱溶融状態で
縮重合させているはずです。
ナイロン6,6の方がナイロン6よりも融点が高いので、
さらに高温での操作となっているでしょうね。
企業で界面重合を用いないのは、特性も低く(分子量が低い)、
コストがかかるためです。
No.3
- 回答日時:
ナイロン6は合成ではなく、εカプロラクタムの開環重合による
重合反応ですので、溶融重合の設備が必要です。200℃以上で
攪拌可能な窒素雰囲気の重合設備が必要で、それなりの経験が
必要です。重合が進むに従って粘度も高まりますので、攪拌と
温度維持に神経を使うと思います。不可能ではありませんが、
高温での溶融重合の経験が必要と思います。
=実際は、ガラス器具の組み合わせで不可能ではありません。
No.1
- 回答日時:
まず、ナイロンの歴史は、デュポン社に勤務していたカロザースという方が
アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの縮重合を発見・発明して、絹よりも
強い糸として世に出しました。これがナイロン66です。
これに続いて、カプロラクタムをモノマーとした
開環縮重合のナイロン6は生まれましたが、やはり微妙に物性が異なります。
今ではナイロンは、46、66,6、9T,69、など色々なモノマーから
重合で作られます。夫々の物性は微妙に異なりますが、基本はポリアミド=
ペプチド結合のポリマーです。これを芳香族に拡大するとケブラー・トワロン
といった最強のパラアラミド材料になります。
NYLONの綴りですが、これは当時のイギリスのICIと米国のデュポンが
結託した商標と言われています。ナイロンの発明家のカロザースはピストル自殺しています。
NYとLONDONです。
*繊維はテトロンとかビニロンとか日本ではロンがつきますが、このスペルはRONです。
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ナイロン6の合成を実験室レベルで行う場合の方法もあれば教えてください(^人^)
教えて頂きありがとうございます!!
歴史については勉強になりました!
ところで
ナイロン6の合成は実験室レベルで
可能なのでしょうか?
もし可能であればその方法と、
不可能であればその理由を
教えて頂きたいです^_^