
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
内面指導といって満州国の内部機関に日本側のスタッフが入り、その日本側スタッフの決済印がなければ書類一切が進まないという状態でした。
ただこのスタッフが本国から派遣されてきます。関東軍がきっかけになったことは確かですが、国ができてみると、本国政府もどんどん介入してきます。また226事件以降は統制派が権力を掌握するので、関東軍の勝手行動にもある程度枠がはめられたと聞きます。関東軍がすべてを支配していたかというと微妙です。影響力はとても強かったというのは言えますが。本国政府の意向をすべて無視することはできません。基本的には本国政府と話し合いで決める。ただ重要項目でワガママが通った。という感じでしょうか。軍事予算を考えると、アヘン密売の財源はお小遣い程度にしかならなかったと思います。
皮肉なことにこれはGHQが日本占領した時の構図とも同じです。マッカーサー始め軍人が権力があるように見えます。本国の命令を無視しがちなキング・マッカーサーでしたが、スタッフは米本土から送り込まれており、GHQがやりたい放題できるわけではありません。本国の意向を無視はできないのです。
同じ構図はフランス・アルジェリア戦争の時にもあります。あのときにもフランス軍がクーデターを起こす直前でした。満州事変と226事件が一片に来るような感じでしたが。ただその時のフランス政界にはドゴールがいたのです。
人間の行動は、条件が同じであれば似たようなものになるようです。
資料を読まずにうろ覚えでこれを書いているので、あんまり厳密ではないですが。
もっとちゃんと書いてくる人がいたら、そっちの意見を参照してください。
No.6
- 回答日時:
満州国は、日本が清国の皇帝を(ラストエンペラー)の国を建てて満州国を救ったわけです。
日本人も住めるようにして栄えさせたわけで、中国人、日本からの日本人、朝鮮人が暮らしており比較的安定した治安がありましたが日本の敗戦で満州国がなくなりました。戦後満州国に渡って働いていた日本人はロシア軍の進駐の中でロシア兵の流れ弾の中を命かがらがら帰国しました。日本では引揚者と呼ばれましたが当時の満州に残した彼らの資産は戻ることはありません。
中国共産党のやってきたことのほうがひどいものがあったと思っていますよ。
No.5
- 回答日時:
読解力って大事ですよね。
私が言ったのは以下の事だけです。
1:GHQ≠マッカーサー
2:GHQは日本でやりたい放題をしていた。
1の根拠としては、
中国やオランダやソ連やオーストラリアの東京裁判での日本への私刑的判決や、日本国憲法の内容についてのマッカーサーと彼らの対立があります。
(分割統治されなかった理由も、日本国憲法が関係しています。 これらについては質問から外れる上に、長くなるのでここでは話しません)
それから、GHQは「連合国」であって、連合「軍」ではありません。
(これすら曖昧な方がいるようですが)
日本の占領はそれらの国家によるもので「軍」はその実行の為の組織に過ぎません。
2ですが、私は(現場レベルで)連合国が共同で日本を占領統治していたとは言っていません。
マッカーサーはGHQに任命されたアメリカ人の日本占領の司令官です。
そして「GHQの司令官」の肩書に拠らなければ、彼は日本では何もできません。
従って、行為者がマッカーサーでも、最終的にGHQの行為になります。

No.4
- 回答日時:
また礼儀を知らない回答者がついたもんだ。
GHQの中には確かにイギリス軍人もいたが、彼らがどんだけ割を食ってたか知らないな。
羽田にサンダーランド飛行艇の航空便を入れようとしたら、言下に却下されたほどだ。
日本占領はドイツ占領と違い、分割占領も行われなかった。
これを連合軍協同で、と表面だけを見て信じれる人間がいたら、実に脳天気な話だ。
イギリスの首相の話を調べると、そこら辺でぶつくさ不満が漏れてくるのが確かあった。
もっとも日本を敗北させるのにイギリスが大して活躍できなかったのも確か。
しかし国家の要件が曖昧なのは確かだ。
確かモンゴルも満州と似たような立場だったにもかかわらず、
こちらは主権国家としての独自の生命力を持つまで成長している。
実に対照的だ。ひとつの国家が独自の生命力を獲得するまでに、
時間が重要な要素のひとつなのだろう。
国の要件というのは思ってるより曖昧だ。
今でいうとアブハジア、南オセチア、ナゴルノカラバフ、沿ドニエステル、なんていう国がほとんど国際承認されてない。
コソヴォやクロアチアだってそうだった。クロアチアをドイツが承認した時は大騒ぎだった。
果てはテキサス共和国、ハワイ共和国、なんて例もある。ソマリランドはどうなるんだろう?
また先の回答者のように東ドイツのような例もある。
また最初から国際承認などを必要としておらず我が道を行く国だってある。
ISなんかは明らかに統治できる政府機構を要しているが承認している国はもちろんどこにもない。
タリバンだってそうだ。
また統治機構があれば、長生きできるかというとそうでもない。
他国の言いなりになっていても、長い寿命を維持した国は少なくない。
覇権国家であっても短命に終わった国も少なくない。
フィンランドなんてのは、ソ連に牙を抜かれフィンランド化という用語まで作られたが、
ふたを開けてみれば生き残ったのはフィンランドの方で、ソ連ではない。
フィンランドは大戦冷戦を通じて、ついに国体(議会制民主主義)を維持して生き残ったと言える。
そのフィンランドはソ連の傀儡国家とも呼ばれた時代もある。ということだ。
そういう例を見ると、満州国は歴史的にはアノマリーではなく、一般的によく見られる現象だと言うことができる。
個人的には石原完爾は、テキサス併合の話をモデルにしたんじゃないかと考えたけど。
以上、特に調べた訳でなく記憶を元に書いているけど。
No.3
- 回答日時:
GHQ=アメリカ=マッカーサー とか 誤解している方が多いようですね。
GHQは「連合国」の意味であって、アメリカはそのメンバーの一国でしかありません。
そして、「GHQ(≠アメリカ)」が日本にやりたい放題をしたのは事実です。
マッカーサーはアメリカ本国のチェックが緩い事や日本への無知を利用したのであって、命令を無視したのではありません。
質問の主旨は明確に表現しろ。
質問文からは、主旨は↓のAだけと判断できるが、それでよいのか。
私は、バカの駄文の行間など読みたいとは思わないし、そんなものをする事を親切とも思わない。
A:>満州国は日本の傀儡国家と言うより、関東軍の独立国家でしょうか?
回答A:違います。ただの「独立国家(≠傀儡国家)」
「満州国」は↓の国からの承認を得ています。
正式承認
日本、中華民国南京国民政府、ドイツ、イタリア、スペイン、
ヴァチカン、ポーランド、クロアチア、ハンガリー、スロバキア、
ルーマニア、ブルガリア、フィンランド、デンマーク、エル-サルバドル
戦時中に承認
タイ、ビルマ、フィリピン、蒙古自治邦(内モンゴル)、自由インド仮政府
準承認(国書交換)
エストニア、リトアニア、ドミニカ(中南米)
↑の評価ですが、当時の世界の「独立国」ですが、半数近い約30ヶ国が欧州にありました。
その内の半数が「満州国」を承認しています。
更に当時の支那(内戦状態)で南京国民政府(汪兆銘)が、『日満華共同宣言』に参加し、自国と「満州国」間で相互承認を交わして大使の相互交換も行っています。
↑については、当時の支那には他にも「重慶政府(蒋介石)」や「中華ソヴィエト臨時政府(毛沢東)」がありました。
しかし、蒋介石は1938年の武漢三鎮陥落により四川省重慶への遷都して終戦まで日本軍とまともに戦っていません。
毛沢東政権は、蒋介石以下の左翼共産ゲリラでしかありませんでした。
それらは終戦までシナ各地への統治権を行使できていません。
B:> 関東軍は日本政府無視の独断行動で満州国を作ったとかなんとか。
回答B:結果としてそうなる。
しかし、これの原因は現地情勢と現場の危機感に対する日本政府の理解不足があり、一方的に関東軍=悪とはできない。
C:>阿片密売の独自財源まで持ってたとか。
回答C:「密売」する理由がありません。(当時の満州では阿片は合法でした)
「~とか」という伝聞情報のソースは何でしょうか。
財源としてはいましたが、密売ではなく合法的なものです。(理由は後述)
「独自」の財源と判断する根拠は何でしょうか。
世間の一部の人達が、当時の日本による阿片の専売=悪 という主張をしているようです。
しかし、日本は阿片については以下の「漸禁政策」を行っています。
1879年:「阿片売買竝製造規則(阿片専売法)」を施行。
アヘンの製造販売を国家の専売制とする→購入者及び栽培農家は政府による登録制とする。
↓
税をかけることで歳入を増やし、流通量を管理して吸引者を徐々に減らす。
新規の販売許可は発行せず、段階的に税率を上げることで最終的に阿片患者をゼロにする。
この政策の理由は、一気に違法化すると、闇社会の資金源になってしまうからと、国家が供給する高純度で安価な阿片の方が、民間(密売)の粗悪品より安全であるからです。
これらの政策は、台湾と満州でも行われています。
台湾
アヘン吸引者は16万9千人(1897)→日本敗戦時にはほぼゼロ。
無知な方がCのような疑問を持つ理由は、東京裁判での東条英機(元総理)と板垣征四郎(元陸軍大臣)の起訴理由に「阿片を中国に蔓延させた事」を盲信しているからですが、それを証明する資料はありません。
満州国が日本の影響下にあったことは事実です。
しかし、これを「傀儡」と言うなら、当時から現在まで米国の強い影響下にある中南米諸国(パナマ等)や、冷戦時の旧ソ連の強い影響下にあった東欧諸国もそれに当たらないのでしょうか。
外交権をフランスに委ねているモナコ公国も傀儡なのでしょうか。
外交権や軍事権を預かっている事を理由に傀儡と言うのなら、過去のオーストラリアやニュージーランドも大英帝国の傀儡だったのではないでしょうか。
但し、かの国については認める。


No.1
- 回答日時:
それぞれの見方や呼び方があろうかと・・・
石原莞爾大佐の構想が始まりでしょうね。
朝鮮を併合して、莫大な投資をしたので、大日本帝国の経済は疲弊してました。
小作農から脱出出来ると、いち早く満州開拓に行った、私の祖父の話では
「帝国国民も望んでいた空気が有った」と言ってました。
やっと作物が取れる様になったと思ったら、敗戦で全部パ~になってしまった。
草しか生えない土地を、使える様にしたのは、我々だ!
日中国交回復で周恩来が賠償を求めなかったのは、当たり前の事で、おつりが
出るだろう、死ぬ間際まで言ってました。
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