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先月、仕事で遠方に出張することがあり、前日が休日だったため前日入りをして観光をしてきました。
仕事での宿泊は2泊3日ですが、実際には3泊4日で仕事の前日の宿泊費は自己負担で泊まりました。

ところが、私の前に同じように2泊3日で出張に行っていた他の社員の経費と差額が出ているのがおかしいと言われ、経理担当者に前日入りしたことが分かると、他の社員にかかった経費との差額分を自己負担するように迫られました。

経理担当者が主張している要点は以下の通りです。
○出張のついでに観光してくるのは公私混同で許せない
○同じ場所に行っているのに差額が1万5千円も出ているのはおかしい
○宿泊するホテルが他の人のホテルよりランクが良い(もっと安いホテルに泊まれ)

会社に対する背任行為だ、とまで言われました。
その言葉を聞いてショックを受けたのと、経理担当者があまりにも感情的にまくし立ててきたので怖くなって差額分を支払いました。

差額が出ている件に関しては、交通手段が飛行機のため、チケットをとる日にちによって金額が大きく変動することと、予約した旅行会社が違うので仕方がないということは伝えましたが、聞く耳を持ってくれませんでした。

他の社員に関しては、経理担当者の知り合いの旅行会社で飛行機とホテルをセットにしたパックの申し込みをしたそうです。
(宿泊ホテルのランクは「Cランク」と記載してありました。)
※私が予約したのはネットの飛行機とホテルのパックで、宿泊したホテルはBランク相当です。


上司は差額分を支払う必要はないとかばってくれたのですが、経理担当者は頭が硬くて社長の意見すら聞かないような人なので、諦めて支払いました。

会社に前もって前日から行くことを伝えていなかった私にも非があると反省はしています。
しかし、経費の不正請求をしたわけではありません。
休日を含めて前日入りして出張に行ったことが会社に対する背任行為にあたるのでしょうか?
また、他の社員との経費の差額分を負担しなければならなかったのでしょうか?

自身の認識の甘さが招いた結果であることは重々承知していますが、経理担当者に言われた「背任行為」という言葉が心に重く響いています。
経費を自己負担させられたことについても納得はしていません。
これから会社に居続ける限り遺恨になることは間違いないと思います。

労働問題やその法律にお詳しい方からのご意見をお聞かせいただきたく質問いたしました。

Q1.休日を含めて前日入りして出張に行ったことが会社に対する背任行為にあたるのでしょうか?
Q2.また、他の社員との経費の差額分を負担しなければならなかったのでしょうか?

以上の2点の質問についてのご回答をお願い致します。

A 回答 (2件)

ご質問は法律問題です。



Q1は、「休日を含めて前日入りして出張に行ったこと」自体は背任の定義に当てはまりません。他方、プライベート分を無断で会社に請求し差額を得ることが出来なかったのは、業務上横領未遂に該当する可能性がありますし、懲戒処分の対象にもなり得ます。無断である点が、ことを大きくしています。

Q2は、会社の規定で会社負担と定められている等でない限り、負担しなければならないものです。


出張旅費については、会社の指揮命令下から外れている時間の移動費用その他の費用は、原則としてその個人が負担すべきものと考えられています。

ご質問の場合、「前日入りをして観光をして」いたのですから、当日待ち合わせ場所で合流するまでは会社の指揮命令下から外れている時間です。この間の移動費用その他の費用は、すべてプライベートなのですから、会社負担とするいわれがありません。

会社の規定で会社負担と定められている等でない限り、計算方法は別として、プライベート部分はご質問者さん負担とするのが原則です。


あとは、会社規定等に定めのない場合に、原則どおりご質問者さん負担とするのかどうかの決裁権を誰が持っているのか、の問題です。ご質問からはそれが見えてきません。
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この回答へのお礼

大変お詳しいご回答ありがとうございます。

ATGtjafba様のご指摘(会社の指揮命令下から外れている時間の移動費用その他の費用)で言うと、往路の飛行機代等は自己負担しなければいけないということですよね。

決裁権は社長にあるとは思いますが、経理担当者の権限(というより意見)が強いため、社長も経理のやりたいようにやらせているという感じです。
会社の規定もはっきりしていないので、他の社員でも規定を知っている者はいないと思います。
会社側としては、差額を私が負担することでそれ以上の処分等は考えていないようです。

経費分まで負担させられたと思っていましたが、それは私の思い違いで、会社側としては正当な請求だということがわかりすっきりしました。

専門的なご意見を聞くことができてよかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/05/24 08:48

こういうのは法律うんぬんではなく、会社の個々の規定や慣習によるところが大きいです。



ただし会社のお金を使う以上は、どんな規定であれ事前承認を得るべきケースではないかと思います。
少なくとも業務を行う最低限の経費(必ずしも最安値のパックという意味ではなく、通常の旅費規程)以上を出させるようなことを独断でやるのはマズいでしょう。
事実、不当に高い経費を会社に請求しようとしているわけですし。

会社によって違いますが、処分される可能性はあるでしょう。

逆に考えてください。
質問者さまの旅行にかこつけて、会社がついでに業務を命じた場合、(現地での業務に要した経費や日当は出すけど)会社は出張旅費を出す必要はないんでしょうかね?
公私混同を反対にしても問題ないのなら、公私混同する筋合はありますけど、そうでないのなら、やっちゃダメなのは明白でしょう。

そう考えれば、往復の経費も会社とプライベートと仕事の比率で折半であっても不思議じゃないですよね。
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この回答へのお礼

早速にご回答ありがとうございます。

>質問者さまの旅行にかこつけて、会社がついでに業務を命じた場合、(現地での業務に要した経費や日当は出すけど)会社は出張旅費を出す必要はないんでしょうかね?
↑この一文については、論点がずれてしまうので私の方からの回答は控えさせていただきます。

不当に高い経費を請求している認識はありませんでした。
他の社員との差額の経費を自己負担させられたことについては、私の認識の甘さが招いた結果ということなんですね。。。

大変勉強になりました。ご丁寧な回答感謝いたします。

お礼日時:2016/05/23 16:19

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