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変電所等にある断路器についてなのですが、説明には

負荷電流を開閉することはできません。単に充電されているだけで無負荷の電路を、メンテナンスや安全対策のために開閉する用途の設備です。断路器で負荷電流がある電路を開閉すると、アークが発生し…

とあります。充電されているだけで無負荷の電路とは具体的に何なのでしょうか。変電所の先は家があり、無負荷状態になること等あるのでしょうか

また、遮断器との違いなのですが、断路器も無負荷の電路を開放したら開放されたループになるので電流は流れないのではないでしょうか。
断路器の「充電された電路を分離するだけのもの」とはどのような意味なのでしょうか?

A 回答 (1件)

充電されているだけで無負荷となると、負荷側にある遮断機を作動させた設備のことでしょうかね。


断路器は遮断機の1次側に取り付け、遮断機のメンテナンスを行う際にも使用されます。

遮断機と断路器の違いは、電流が流れている電路を遮断できるか否か、というところです。
電流が流れる電路をカットするとアークが発生します。
アークは非常に高熱・高エネルギーで金属をとかし電路を融着させてしまいます。
遮断機はアークを消す(消弧)能力を持ち、電流が流れている電路を安全にカットすることができるように作られています。
遮断機は、単に電路を物理的に切り離すものです。アークが発生していも消すことはできませんので電流が流れている電路をカットすると大変危険です。
電流が流れていない電路をカットすることに何か意味があるのか、と思うかもしれませんが、以下のようなメリットがあります。

・外部から衝撃、ノイズなどで誤動作せず、物理的に電路を離すため確実に切れている状態を保持できる。
(遮断機は電気を使って動作するため、誤動作しないとは限らない)
・電路が遮断していることが視認できる(遮断機は内部が複雑でカットしている部分を見ることができない)ため、作業前後の確認がしやすい。
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この回答へのお礼

大変よくわかりました。ありがとうございました!

お礼日時:2016/05/30 13:43

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