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「びっくりした」や「お腹が空いた」は表面的には過去形です。でも現在の状態を伝えています。もちろんその要因は丁度現在ではなくてほんの少し過去にあるわけですが、それにしてもなぜ過去形を使うのでしょうか。ご存じの方教えて頂けませんか。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

前後の文脈によって異なります。


大辞林の語釈を参考に例文を挙げてみることにします。
http://www.excite.co.jp/world/j_dictionary/ITEM- …
「現在の状態を伝えています」というシチュエーションであれば、下記の b.完了形 に該当するのではないかと思います。

a.過去(大辞林①)
・私が突然現れると彼はびっくりした。
・昨日は、食べても食べてもすぐお腹が空いた。
b.完了(大辞林②)
「ああ、びっくりした」
「本当にお腹が空いた」
c.物事の実現(大辞林③)
・びっくりした時には血圧があがるらしい。
・お腹が空いたライオンに近づくと危険です。
d.結果の存続(大辞林⑤)
・彼はびっくりした顔で彼女を見ている。
・寝坊してお腹が空いたまま会社へ出かけた。
e.強い決意・断言や軽い命令(大辞林⑥-ア)
「せっかく皆がサプライズをやってくれたんだから、さあ、びっくりした!びっくりした!」(軽い命令)
「ああ、間違いなく、びっくりした、びっくりした」(断言)
f.疑問・質問などのもちかけ(大辞林⑥-イ)
「平気な顔してるね。本当に驚いた?」
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この回答へのお礼

完了形があったんですね。知りませんでした。ありがとうございます!

お礼日時:2016/06/03 16:50

>>丁度現在ではなくてほんの少し過去に


「びっくりした」は瞬間的な動作なので確かにほんの少し過去ですが、
「お腹が空いた」は空いた状態が持続するので過去とは言えないのではないですか。

辞書を引いてもらうと分かるのですが、「た」は別に過去の意味だけを持つわけじゃないんですよ。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/132183/meaning...

二つとも4の存続の意味でとらえるといいでしょう。
びっくりしたこと自体はすこし過去であるものの、びっくりした結果が今に続いているということです。

昔の日本語だと
過去の意味なら「き」とか「けり」
完了なら「ぬ」、「つ」、「たり」(細かい意味合いが異なったりします)
存続なら「たり」、「り」
断定なら「なり」、「たり」

と細かく助動詞がくっついていたのですが、
明治時代に入って以降だんだん「た」だけで済ますようになりました。
「してしまった」とか「たなら」のように他の語を足して細かい表現をするように
変わったのです。
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この回答へのお礼

なるほど!ありがとうございます!

お礼日時:2016/06/02 21:45

過去形じゃなくて、略しただけじゃないの?詳しくないです、

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