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昨今、規制緩和を行うべきだと聞きますが、
規制緩和を行う事によってどのような利点が得られ、
また、どんおような欠点があるのでしょう?
よろしければ教えて下さい。

A 回答 (1件)

1.まず回答結論です



利点=
 競争原理が適用できるので、わが国全体の企業能力と対外競争力が高まり、
 あわせて国民生活の質が高まる。
 促進されることとしては、業界企業等の切磋琢磨・新規開発・新商品の流通・商 品等の質の向上・価格の低下・納期の短縮・ケアサービスの向上・バリエーショ ンの多様化・アイディアのビジネス化・・・・。

欠点=
 既存の業界企業等の競合能力が相対的に弱い場合は、売上や利益の激減・倒産・ 失業者の発生・後継者不在による廃業・・・・。

2.回答詳細

 Q&Aがマッチングしやすいように、先に規制の意味・定義を明瞭にしておきましょう。
 市場経済・基本的には自由競争経済を旨とするわが国は、規制緩和が進展した1980年代まで約100年間、いや江戸時代以前も含めるなら有史以来ずっと規制国家だったといえます。

 規制の目的は大昔も近代もさほど変わっていません。
主たる目的=その業界の・企業等の産出するモノとサービス(財と用役)の「質」を「落とさない・維持する」。(高めていく、では無いことに注目!)。

従たる目的=その業界に属する企業等の経営安定を図る。つまり保護する、です。(第2次大戦以降、顕著になった)。

付随目的=国や自治体が決裁権を握ることによって、国家施策の枠内でコントロールする。

 参入規制・新規開業規制・競争規制・・・・・いろいろに性格分類できます。国鉄・電電・専売の旧3公社の業界、大規模量販店、また土地利用も・・・。目立たないですが、港湾荷役会社も各港で固定業者が。

 昨今の欧米やアジア先進国の企業力の脅威がもとで、わが国の企業力や民力の総力を飛躍的に高める必要性がとても大きくなり、前述の三つの目的を反故にしてでも、競争原理の中での「切磋琢磨、新規開発、新商品の流通、質の向上、価格の低下、納期の短縮、ケアサービスの向上、バリエーションの多様化、アイディアのビジネス化」「社会貢献度の小さいビジネスの淘汰は、やむを得ない」を一大目的に掲げる時代になったわけです。

 ちなみに、「規制緩和」は客観的表現です。既存業界内部では「保護撤廃」と解釈しています。

 NTTグループの超高い料金(特に、フレッツ基本料、NTTブランドの電話機価格、ドコモ基本料のバカ高値は目に余る)や高速通信化の遅れも、公社時代からのインフラ・ノウハウ・資金体力による一人勝ちにアグラをかいてきた弊害です。
 今般のヤフーADSL!!!で、そしてさらに今後の新進ビジネス企業の台頭で、NTTも含め保護のカサの中に安住停滞していた企業は、タナボタ利益と縁が切れ、早晩衰退していくわけです。
                                  以上
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この回答へのお礼

とてもわかりやすく、よかったです!!
すごく助かりました!ありがとうございました!

お礼日時:2001/07/02 07:28

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