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戦場における遊撃隊の役割はなんですか?

辞書で調べてもいまいちよく分かりません。

どなたか教えてください。

A 回答 (5件)

遊撃隊は一つの役割として「予備」という面があります。


古くは軍団を左翼・中央・右翼と分類するとき、その主たる部分の攻撃に加わる「とどめの一撃」に用いられていました。
中世頃までの戦いでは全兵力の1/10程度の人員を割き、敵軍に悟られないよう正規軍の背後などに配置されました。
カンネーの戦いで有名なハンニバル将軍は機動力のある軽装騎兵を予備として運用しています。

戦争によっては前述の「とどめの一撃」として用いられることもあれば、特に用途を定めていない本当の意味での
予備であることもしばしばでした。

近代戦ではもっぱら主たる攻撃の補佐としてより緊密な連携を求められることが多いです。
アメリカ南北戦争ではロバート・リーが北軍の背後を取ろうとしましたが遊軍のジャクソン隊が遅れ、
結局北軍を取り逃がしています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

補佐や予備の役割があったんですね!
勉強になりました。

お礼日時:2016/06/17 18:08

時代にもよりますが、戦争というのは正面同士でぶつかり合うのが原則です。



鉄砲が出てくる前は、白兵戦で弓・槍・剣で戦いますが、お互いが整列した状態でどちらかが突撃して乱戦になり、優勢なほうは相手陣地に押し込むというか、敵兵を倒して自分のところだけが残るか、相手が撤退すれば勝敗がつきます。

このあたりは騎馬戦を考えてみてもらえばいいと思います。

ただ、現実の戦争は騎馬戦とは違ってルールはありません、どこから攻めてもいいわけです。

ですから、相手側の後ろに山がくるように前線を配置し、突撃して乱戦になったら、後ろの山に隠れていた仲間が後ろから突撃してくる、なんていうことをやります。

この際、後ろの山に隠れているのが大人数の歩兵ではなく、少数精鋭の騎馬隊だと遊撃隊、という扱いになることもあります。
たとえば、あいても山に隠れていることを見越して、タイミングを見計らって大勢の騎馬隊が少しはなれたところからやってくるように手はずを整えていた、ということならお互いの騎馬隊が前線とは別のところで競り合うこともあるでしょう。

前線というのは自由が利きません。目の前の敵にお尻を向けて撤退すれば後ろから攻撃されて被害が大きくなります。目の前の敵とじりじりとけん制しあっているうちに、どちらかの仲間が来て相手が2倍の規模になっても、それに対応するために編成を変えるなんてことをすれば、編成替えしている間に攻められて被害が大きくなります。
 こういう事態が出来たりしないように「遊撃隊」を作るのです。

遊撃隊を作るのも指揮者の腕です。

たとえば、敵軍が10万に対して自軍が5万しか居ないと、古代の戦争では間違いな負けます。ですから工夫をしないといけません。

たとえば、山と山の狭い谷間で前線が出来るようにして、10万でも5万でもお互い1万程度しか戦えない場所で戦うように仕向けます。敵方が数を頼みにして普通に隊列を作るなら、遊撃班1万を作って、山を回ってのんびり自分の仕事を待っている敵兵の宿舎に襲い掛かります。

1万づつしか戦えない場所なら、1万で1日づつ、にらみ合いだけの日もあるので、なんとか4万で4日以上戦って優勢に持ち込めれば、山を3日で迂回して油断している敵陣地に攻め込むことができます。1万でも油断している相手なら2倍から3倍の兵力と戦えるでしょう。

こういうことをするのが「遊撃隊」というものです。
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この回答へのお礼

ご丁寧なご回答ありがとうございました。

非常に分かりやすかったです。
重要な役割があったんですね。

お礼日時:2016/06/17 18:11

小さな熊がいるということは、親熊が近くにいる。


前後左右の何れかにいるのでしょう。
子として動いてやっている、そんなところでは。
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事前に特定の陣地に配備されることなく、特定の目標を設定せずに待機する



実際に戦闘がが始まった以降に、戦況や敵方の状況に応じて行動する

実際には、時代や組織によって様々
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遊撃隊とは、敵の奇襲に対して迅速に対応できる機動力を備えた特殊部隊(現在の軍機動部隊や警察機動隊のようなもの)

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほどですね。

お礼日時:2016/06/17 18:12

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