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私は40代の男性ですが、今まで間接的にお世話になった事はあったとは思いますが、直接的に「信託銀行」にお世話になった事はなく、私の周囲を見渡してもそういった人が大半ではなかろうかと思っております。

かように、「信託銀行」というのは一般の庶民にとっては馴染みの薄い存在であり、、最近とある信託銀行のCMのシーンにもあるように

「信託?」「何だ、それ?」
というのが一般的感覚ではなかろうかと感じております。

そこで、信託銀行という業態を調べたのですが、それによると「信託銀行」というのは、預金、貸出といった一般的な銀行業務➕信託を行っているのが「信託銀行」という解説がありました。

ということで、信託銀行というのは、都市銀行よりも広範な業務を行うことが出来る存在である事がわかりました。

そこで、私が抱いた疑問というのは、各財閥系グループの中には都市銀行と信託銀行が並立していますが、私が調べた信託銀行の定義からすると、信託銀行というのは、一般的銀行業務➕信託でありましたので、グループ内においては都市銀行の行っている一般的銀行業務は信託銀行の範疇に入る事となり、グループ内においては業務の重複となります。合理性を追求する経済の世界において、淘汰されてもおかしくないと思われるのですが、そういう意見を耳にした事はありません。

現実には、財閥系グループ内において、都市銀行の方がスケールも存在感も大きく、グループ内に重複する業務を行う「都市銀行」と「信託銀行」が並立する点も疑問ではありますが、➕αの業務範囲を行い得る「信託銀行」の方がスケール、又、存在感が小さいという点、その現状が理解しがたいように思われます。

経済合理性をグループ内で追求していけば、都市銀行と信託銀行の並立という業務の重複はより広範な「信託銀行」一本でいけば重複は解消されるように思うのですが、現状、そのような動きは聞かない上、そういう意見すら耳にした事はありません。

支店数など、スケール面で都市銀行の方が大きく、信託銀行だけでは社会のニーズに応え切れないから並立しているというのが答えかもしれませんが、それではグループ内で都市銀行と信託銀行が再編し、合併で存続会社は信託銀行とする…とすれば、スケール面での問題は解消される訳で、それが答えであるとは考えづらいと思います。

こういった、財閥系グループ内において、信託銀行と都市銀行が並立する理由、経済界の現状について詳しい方、おられましたら、お教えいただけるとありがたいと思います。よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

元々は銀行業と信託業は別の認可事業で兼業は出来ませんでした。


1948年から銀行業との兼業が出来る様になり(おそらくGHQ→CTSの意向)、信託会社の大部分が銀行業の認可を得て信託銀行となり従来の銀行も信託業を兼業するようになります。
1953年から大蔵省の意向として信託と銀行業務の分離を求められて銀行の大部分は信託業務から撤退、信託銀行も最低限の銀行業務以外から撤退してそれぞれ専業になっています。

別の業態ですから合併してもスケールメリットはありませんし御上の威光に逆らうような剛毅な銀行もないと言う事ですね。
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この回答へのお礼

信託業務というのは、質問文にもあるように、CMのように「何だ、それ?」というのが一般的な庶民の受け止めだと思っています。
その信託業務が主であり、一般的銀行業務は従で、最低限の業務範囲にとどまっているとのご説明を伺いました。
さはあれど、認可されている範囲が都市銀行よりも広範であるのは厳然たる事実に変わりはありません。信託と銀行業務とのシナジー効果がどれ程活かせるのか感覚的にわかりませんが、広範な業務範囲というのは、比較優位性とはならないのでしょうか?
私には優位性があるように感じられのですが、グループ内において、都市銀行の方により大きな存在感があり、又、業務エリアに重複があるにもかかわらず、そこにメスが入るような着眼のない事に疑問を感じておりました。回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/06/19 17:18

詳しい人が回答しないの様子なのであまり詳しくもない私の推測を述べさせていただきます。



信託銀行の主業務は信託だと思います。投資信託とか、相続財産、不動産の信託とか。
銀行業務を行うといっても、その信託業務に利便性を持たせるために口座が開けるだけのような気がします。
信託を利用していない、いわば一見さんには口座を作らせることはほとんど無いのではないでしょうか。

結論としては銀行と信託銀行では業務が異なっている。だからグループ内でも併存していると言うことではないでしょうか。

>合併で存続会社は信託銀行とする
金融機関の合併は、システムの統合が大変なようでみずほ銀行は再三のシステムトラブルで問題を引き起こしてきました。
(みずほ銀行は第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行などが合併してできました。)
現在はみずほフィナンシャルグループという持ち株会社を作ることでみずほグループは経営の一体化を図るように模索しているようです。

たぶんシステムの統合の困難さも、信託銀行と銀行の併存が続いている理由だと思います。
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