プロが教えるわが家の防犯対策術!

DVDを見ていて(鉄と鉛)、最近は鉄以外の銃火器が沢山有るようですが、銃弾は鉛が多いのでしょうか?弾に鉛が使われるのは、どんな理由でしょうか?

A 回答 (4件)

銃弾に鉛が使われるのは、「重くて、安い」のが理由です。

弾は小さければ小さいほど空気抵抗が少なく遠くまで飛んでいきます。それと同時に重ければ重いほど風などの影響を受けずに正確に飛んでいきます。「小さくて重い」ことを比重が大きいといいます。地球上にある比重が最も重い金属は金、そして銀が続きますが、そんなものを銃弾の材料に使っていたらお金がいくらあっても足りません。安くて比重が大きい素材というと真っ先に出てくるのが鉛というわけです。

欠点としては、柔らかいために銃身の内側にこびりついて性能を落としやすいということがあり、ライフルではそれを防ぐために表面を銅などで覆った弾が使われることが多いです。銅でジャケット(覆う)するという意味で「ジャケテッド弾」とか「フルメタルジャケット」とか呼ばれます。

他回答者の方で、フルメタルジャケットが内部まで銅あるいは鉄製であると勘違いされている方がいらっしゃいますが、間違いです。ジャケットというのはあくまで表面を覆っているだけで、内部、つまり主な材料は鉛です。

非鉛弾というのは、狩猟用として一部で使われているものです。散弾銃の場合は鉛の粒(覆いはされておらず、通常は鉛剥き出しのままです)を撃ち出しますが、そのばらまかれた鉛粒が環境に悪影響を及ぼす(鳥や魚などが飲み込んで体内に長時間留めるため溶け出して中毒になる)ことがあるとのことで、環境保護のために鉄や銅、タングステン製の弾が使われるようになっています。タングステンは鉛よりも比重が大きいですが値段は相当に高くなります(まあ、金ほどじゃありませんが)。鉄や銅は鉛よりも比重が小さいので、銃としての性能(つまり、よく飛んでよく当たる性能)はダウンします。
    • good
    • 1

鉄より弾の当たるはんいが鉄より大きいからです。


鉄だけ(フルメタルジャッケト)だと貫通しやすくては鉄と鉛の(ハーフメタルジャケット)だと破壊力があります。
    • good
    • 1

>銃弾は鉛が多いのでしょうか?



 最近は自動拳銃が多いので、必ずしも鉛弾が多いというワケではありません(自動拳銃では、弾頭が柔らかいと作動不良を起こしやすくなります)が・・・しかし警察向けや民生用?では、まだ鉛弾には根強い需要があります。

>弾に鉛が使われるのは、どんな理由でしょうか?

 理由は、№1さまの回答にプラスして、下記。

※鉛には自己潤滑性があり、柔らかい事と相まって銃身内のライフリングを傷めにくい
 ライフリングの損傷はそのまま銃の寿命になるので、タマはライフリングに対して優しい材質の方が適しています。

※射撃対象にぶつかった時、柔らかい鉛は『肉の抵抗』で変形し、被害を拡大する
 これは専ら殺傷能力の話で、相手にタマが当たった時、スルッと貫通するよりタマが変形して広がった方が、その分銃創が拡大します。
 打ち合い時に周辺への被害を最小に抑える為(要するに流れ弾を減らす為に)、最少の射撃で決着をつけたい北米の警察では、1発の殺傷能力が高い鉛弾は重宝です。(北米の警察では更に、鉛弾の先端にヘコミを付け、対象に当ると『肉の抵抗で爆発的に粉砕し、細かい鉛の破片が体の中に分散する』ホロウ・ポイントと呼ばれる凶悪な弾丸を使っている者さえいます。)

※尚、御参考までに。
 逆に、死者を過剰に増やしたくない戦争では、鉛弾は殺傷能力が高過ぎる為に、『バラバラになり難い銅を表面に貼った弾丸』を使っています。
 これは『兵士に不必要な苦痛を与える兵器、投射物、その他の物質の使用』を禁止しているハーグ陸戦条約に基いて作られた弾で、この銅でおおわれた軍用弾は、特別に『フルメタル・ジャケット』と呼ばれています。

※更についでに。
 かつて話題となった劣化ウラン弾は、弾丸の心材として鉛の代わりに劣化ウランを使い、それを銅などライフリングを守る金属で覆った弾でしたが、『兵士に不必要な苦痛を与える物質の使用』という点でハーグ条約に抵触しており、しかもソレを使ったのがルール無用のテロ集団ではなく、『世界の警察』を自称する米軍だった為に大問題となりました。
    • good
    • 1

弾の構造上、薬きょう内に多少潰れて入る柔らかさが必要なためと、重さが有れば真っ直ぐ遠くに飛ばせるから。

    • good
    • 3

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!