統合失調症を患っている方は、どうして皆一様に集団ストーカーや脳内盗聴といった事を口にするのでしょう？

統合失調症を患っている方は、どうして皆一様に集団ストーカーや脳内盗聴といった事を口にするのでしょう？生まれも育ちも、年齢さえもバラバラなのに同じ様な妄執に囚われてしまうのか、とても興味深いです。

No.2 ベストアンサー 回答者： naname3987 回答日時： 2016/08/22 17:39

一言でいうと、つじつまの合わないような状況でつじつまを合わそうとした結果のそれのような気もします。

私の話ですみませんが

「どこかから声がする。この声は自分の事を言っている。」
と幻聴を主観的に捉えてしまい、そこから思考回路が妄想に発展すると言うのが私の場合でした。

幻聴を聴いた直後の思考回路は、
「もしかしたら子の幻聴は自分だけが知らない常識かもしれない。」
「けど相手がいるのは間違いない、だって相手の声を今私は聞いているのだから。」
という固定観念に縛られた挙句の事ですが、

それから謎の声の正体探しに夢中になる日々が続きました。。
その時の私の様子はかなり挙動不審だったと思います。ぶつぶつ言っていたかもしれません。

「みんなは謎の声を使いこなしていて、それは自分だけ知らない事なんだ。」と
幻聴を発する側に対して、理不尽さや、やり場のない怒りを覚えつつ、頭は混乱するというのがパターンでした。

その後、「謎の声の正体は突き止めなければ気が済まない。」と混乱した頭で妄想に発展します。
どうやって幻聴がこっちに届いているのだろうと首を傾げつつ色々無い可能性を模索し、

辿り着いた結論が

「この謎の声は目的は分からないけど、多分これは送受信装置があって特定の人に狙いを定めてる。」
「もしかしたら、こっちの思考に反応していることから思考を読み取る機械があって実験中なのは伏せてるのかも。」

と幻聴に対する可能性の方に、妄想がふくらんだ事はあります。そう言われれば私の場合も確かそうでした。

現在はその状態が、陽性症状が起こっている状態でドーパミンが過剰になっていると判断できますが、
妄想状態に陥ると次々と謎の声に対しての妄想が出てくることは今思うと不思議です。

妄想が発展した場合って、あとで考えると自分で思っているより数倍ちんぷんかんぷんな事も、
なぜか確信してしまう説得力がどこからか湧いてくるのも不思議ですが、それが妄想なんだと思います。

誰かにこの事を聞きたいけど、この場合なんて聞けばいいだろう?
あなたにはこの声聞こえませんか?なんて聞けないし。ってときはくれぐれも気を付けて下さい。

No.1 回答者： dogday 回答日時： 2016/08/22 07:57

社会環境の中の失調で発現するので、社会不適合の恐怖が増大した誇大妄想の種類は限られます。

そのため精神病には流行があり、文化や社会の受け入れ方によって患者の妄想や衝動も変化します。
電話のない時代に脳内盗聴はないし、テレビや映画ができるまで透視もないし集団ストーカーもないし、未確認飛行物体にUFOの名前がない時代に宇宙人からの電波は受信しないし、睡眠薬自殺の流行時にリストカットはしない。練炭自殺や硫化水素自殺ってあれだけ連発したのに最近全く聞かないですよね？
統合失調症でも、他人との関わりで自律的に情報の取捨はしているのです。