No.3ベストアンサー
- 回答日時:
幹細胞と言っても厳密な事を言うとその実体(細胞マーカーなど識別するもの)が良くわかってない曖昧なものもが大半だし、ある程度分かってるものであっても単期にカルチャー上で特定の条件下で再生できるというだけのものや、最近ではG0、いわゆる静止期にずっといるような完全な根底にあるものもをさす場合もあるので、厳密な言い方をするとどの程度かというのは非常に難しいでしょうね。
ただそういってしまうと元も子もないので、感覚的な話をするといわゆる歴史的に幹細胞研究の初めとも言える元も一番ヒエラルキーが良く解析されている造血幹細胞とかだと10万個に1個とかいわれますし、他の組織でも多くても大体そのオーダーだと考えられるでしょう。幹細胞のいわゆる多分化能を証明する実験として、自身とその1つから全ての血球系に繋がる細胞を作り出すことが可能か、という事になりますが、実際に致死量の放射線を当てたネズミで1つの造血幹細胞を移植することで復活できるという証明からも綺麗に示されてます。それ以外のたとえば、固形組織だと、例えば腸とか胃なんかでも、いわゆる幹細胞なんかは最近は色々言われてますが、マーカー遺伝子となるものが結構ブロードに出てたりして本当にそれが幹細胞マーカーとしてもれなくだぶりなくなのかと言われると微妙なものも多いです。また、最近の議論では、骨髄のそれとは違って細胞の可塑性があるんじゃないかともいわれてたりして、実際のところ厳密な数字はわかりません。
ただし、少なくとも10万個に1個程度の割合というのはあながち間違ってない基準にはなるでしょう。
ちなみに間質細胞(Meschencymal stem cells)なんかはどちらかというとiPS細胞がらみの”万能性”に近いとかいうヒトもいて、本当のところの古典的な幹細胞研究からすると結構定義もあやしいものだし、いわゆる”全能性とまではいかないが胚葉系譜を超えた神経なんかにもなれる多能性がある”とか凄いことを言ってる研究者もいて、業者のうたい文句じゃあなくても怪しいものです。そして、ある意味、この延長線上にあったのがいわゆるSTAP細胞問題で、これが突拍子もないものだったけどNatureに受け入れられてしまった一つの理由に、そういう細胞の存在があるならば色々な可能性が広がっても良いじゃんという生命に対する期待のようなものがあったのではないかとも言えなくはないです。まあ、データの改ざん云々なので再現性云々を述べるまでもなくだったのですが。
ちなみに、一般的には幹細胞は通常”ニッチ”と呼ばれる足場細胞と生体組織の環境下で厳密な制御を受けて維持されてると考えられてますから、好き勝手増殖させたり、ましては完全な状態で培養し続けることは本来は非常に難しいと言われてます。そもそも論で言えば組織が損傷すれば勝手に治るのだって幹細胞が何らかの形で活発に分裂してるわけですから、回りくどい事しなくてもケガをすればある程度活発になってます。
ありがとうございます。 では、60兆中、6千万個?くらいでしょうか?
計算が間違っているかも。 いくら調べてもヒットしなくて、ある方が、幹細胞は200しか無いって言うので、60兆中たった200???ってびっくりでした。 幹細胞は、テロメラーゼが備わっていて分裂を際限なく繰り返して、分裂した時も、両方が幹細胞ってこともあるのに、なぜそんなに少ないことがあり得るのか? と思っていました。
No.2
- 回答日時:
自分もdoc_somdayさんに化粧品は大嘘だらけという意見に賛成です。
これは、某地方国立大学のカーボンナノチューブやフラーレンを専門にしている先生に聞いたお話ですが、化粧品に入っているこのナノテクノロジーによる産物には肌を良くする能力がないらしいです。
少なくとも、今のところではそのような能力は見つかってないとのことです。そして、これらのものを化粧品に入れる理由は、どうやら先生の憶測ですが、ナノテクノロジーというレッテルが欲しいだけだそうです。
ありがとうございます。
そうですよね。 人間の肌は本来水をはじく性質があって、いくらナノ化しても真皮まで入っていくことはないってゆうことは知っていました。
でも、何千?何万種類とある成分の中から一番肌に近いのを選び、浸透ルートを整えれば入ることが可能だた思います。
ただ、化粧品に値段に見合うだけの結果が得られる?とは、とても思えません。
テロメラーゼ配合の20万円のクリームは、本当に入っているのか? 仮に入っていたとしても、顔に塗ったそれが、細胞内のテロメアに作用し得るのか?と考えると大嘘としか考えられませんよね~。
No.1
- 回答日時:
化粧品は大嘘だらけ。
スーパーオキサイドディスムターゼを食べると老化が遅くなるはずは無く、コラーゲンを含む食品を摂ったって、塗ったってゼラチンになるのが落ち。ありがとうございます。
スーパーオキサイドディスムターゼ。 知りませんでした。
調べるきっかけになって良かったです。
確かに、コラーゲンを取り入れたらコラーゲンになるって考えは、薄毛の人が髪の毛を溶かして頭に塗ると髪がふさふさになるって考えるのと同じだとどこかで読みました。
人間は細胞でできている、細胞はタンパク質でできている、コラーゲンはタンパク質、タンパク質はアミノ酸、アミノ酸は美と健康に不可欠。と考えれば、ゼロではないのかな?とも思いました。
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