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このプリントの新五代史の書き下し文と現代語訳を教えてください
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「このプリントの新五代史の書き下し文と現代」の質問画像

A 回答 (1件)

このプリントの文はところどころ虫食いになっていますが、全文は以下の通り(でないと読み下せない)です。



嗚呼!作器者,無良材而有良匠;治国者,無能臣而有能君。蓋材待匠而成,臣待君而用。故曰,治国譬之於奕,知其用而置得其処者勝,不知其用而置非其処者敗。敗者臨棋註目,終日而労心,使善奕者視焉,為之易置其処則勝矣。勝者所用,敗者之棋也;興国所用,亡国之臣也。

読み下し文:

嗚呼!器を作る者、良材無くして良匠有り;国を治むる者、能臣無くして能君あり。蓋し材は匠を待ちて成り、臣は君を待ちて用ひらる。故に曰く「国を治めることは之を奕に譬ふ。其の用を知りて置くこと、其の処を得る者は勝ち、其の用を知らずして、置くこと其の処に非ざる者は敗る。敗者は棋に臨みて、終日目を注ぎ、心を労す。奕を善くする者をしてこれを視、之が為に其の処を易置せしむれば則ち勝たん。勝者の用ふる所は、敗者の棋なり。興国の用ふる所は、亡国の臣也。

現代語訳:

ああ!器を作るのは、良材があるのではなく良い匠がいるからである;国を治めるのは,能臣がいるのではなく、有能な君主がいるからである。思うに材料とは匠がいてこそ出来、臣は君主があってこそ用いられる。それゆえ国を治めるのは囲碁に譬えられる。その用法を知って置くべき所に(碁石を)置く者は勝てるが、其の用法を知らず置くべきでないところに(碁石を)置く者は敗れる。敗れる者は、碁盤に臨んで終日注目して心配する。善く指す者に命じて(碁盤を)視させ,彼の為に居心地の良く取り計らう者は勝つのだ。勝者が用いるのは,敗者の(=敗者から取った)碁石であり、国を興して用いる臣は(かつての)亡国の臣である。

注:棊=棋=奕=囲碁または将棋(文中では囲碁と訳しました)
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