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アニメーションにおいて、影の部分をカラーで色分けしていますが、
のちにどういう処理がおこなわれ、完成では綺麗に塗り分けられているのか不明です。

ただの疑問・興味ですが、
詳しく教えていただければと思います。

(自身が探したサイトでは、色鉛筆で塗り分けるという説明はありましたが、「なぜ」「どういう処理が行われる」といった詳しいことまで書いていませんでした)

A 回答 (2件)

鉛筆の黒い線は輪郭線として描かれているのでハッキリ色を分けられるのですが、影は輪郭線が無くても、色の境界線を引かねばなりません。


そこで色鉛筆で色の境界を指定します。

赤い色鉛筆の線は、線の無い色の境界線を表現しています。
例えば目の部分など。
青い色鉛筆の線は明るい色と影色との境界を表現しています。

ちなみに、現在のアニメ制作の現場では鉛筆で描かれた動画をスキャンする専用のトレースマンというソフトがあります。
スキャンした画像を白、黒、赤、青で完全に分けて、色を塗る前に線の千切れた部分や不要なドットのゴミ取りなどをします。
http://www.retasstudio.net/products/traceman/

トレースマンで線を整えたあと、ペイントマンというソフトで色を塗っていきます。
windows標準のペイントソフトのバケツツールと同じ要領です。
クリックすると線で囲まれた部分に色が塗られます。線がちゃんと閉じてないと色が外に漏れ出してしまいます。
青や赤の境界線は、線の両方を色を塗って囲むと消えるので、こうしてやっと綺麗に塗り分けられた完成素材となるワケです。
http://www.retasstudio.net/products/paintman/
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この回答へのお礼

ずばり、長年の疑問が解決いたしました。
慣れないうちは、指定の色を間違えて影の処理をしそうなくらい、細かい繊細な作業ですね。
線が閉じていないと、彩色の際に大変なことになるというのも、慎重にならざるを得ない工程です。
素晴らしいサイトも教えて下さりありがとうございました。

お礼日時:2016/11/09 23:44

色の濃い部分からセルの裏側に塗ります。



セルには線だけ入れられています。
影の部分を正確に塗り、薄い部分は重なっても良いので線をはみ出ない程度に上塗りします。
なのでセル表から見ると、色分けしているように見えます。

ま~でも。近年はほぼデジタル処理で色塗りしているので、そんなセル画を使った撮影はしてませんけど。
費用も人手も掛かるので。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
色鉛筆の色の違いには、そういう理由があったのですね。

デジタルの場合も、取り込む際にそういう風に自動で色指定がはいるのでしょうか。
すこしすっきりしました。

お礼日時:2016/11/02 20:18

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