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科学は、存在が証明されていないものはないものとして扱うのですか?
幽霊やモノポールが存在しないことは証明されていませんが、科学者は証拠が無いものに関してどんな立場でいるべきなのでしょうか

質問者からの補足コメント

  • モノポールは磁気単極子のことです

      補足日時:2016/11/04 09:40

A 回答 (3件)

「証明」ではなく、「実在するか」「実験で検証されるか」です。



実在が確認されていなくとも、その存在を仮定した「仮説」が現実の物理現象を的確に説明できれば、「確からしい仮説」として認められます。
しかし、「実在」や「実験での検証」がなされるまでは、あくまで「仮説」であって、「原理」「法則」にはなりません。
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この回答へのお礼

机上の証明は直接原理や法則にはなれないんですね 初めて知りました 回答者の皆さま、丁寧に説明してくださってありがとうございました

お礼日時:2016/11/04 10:59

物理学では、(我々の知るモノと)相互作用をしないモノは『いくらあっても構わない』となっています。



幽霊は、存在すれば(見えれば)相互作用しているということなので、ではその相互作用はどういうものかとか、相互作用している対象はどういうものかとか、そういう話になってきます。幽霊が、そのような(外部の)実体ではなく、脳が見せてるようなものだとすると、心理学とかそっちの範疇に入ってきます。今、幽霊などを科学的に研究しているのは、そちらのほうだったと思います。

モノポールは理論的には存在していても良いはずなのに、現実には存在が確認されていないものです。こういうときは大抵、理論が間違えています。ただ、これは致命的なものではないので、放置されている状態でしょうか。
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存在が証明されないものは「無い」と扱うか、というとちょっと違います。



たとえば今宇宙物理で考えられているもの「暗黒物質:ダークマター」があります。これはいまだに存在が証明されていませんが、でも「無い」という扱いではなく「あるはず」という扱いになっています。

ダークマターも幽霊もどちらもその存在を認められていませんが、ダークマターは「あるはず」で幽霊が「無い」とされるのは、因果関係の問題になります。

ダークマターは宇宙のことを調べてみると出てくる矛盾というか「本来ここにあるべきものがないといけないのにない、それはまだ観測できないからだ」と考えているのです。

たとば重力は確実にあり、それが無ければ私たちは地面に居ることができません。しかし、重力のことを調べてみると一定の状態では無重力になることもわかります。これらを宇宙ステーションで調べて、矛盾がないから「重力はこういうもの」と言っているわけです。

幽霊は因果関係がありません。たとえば国によって見える幽霊の姿が異なります。日本では幽霊は足が無い、とされていますが、東南アジアの有名な幽霊「ポー」は足があり、長い髪で白い服だそうです。欧米になると足もありますし服も貴族のドレスだったり現代的だったりします。

同じような幽霊なのに、なぜ日本では足が無く、東南アジアでは必ず白服で、欧米では生きていた時代の服を着ているのでしょうか?それを一番よく説明できるのは「幽霊は人の頭の中で考え出され、その地域の伝統や文化・宗教に影響されているから」ということになります。

これを超える説明と因果関係を証明できるなら、幽霊研究も本気で取り組む研究者がでるかもしれません。

最近ある医学研究者(だったと思う)が自分で臨死を体験し「死後の世界はある」と発表しました。自分が見た死後の世界と臨死体験者の事例を研究した結果、文化的・宗教的な影響を排除してもそこに共通する事実がある、と発表したのです。

この発表が今後の研究につながるかは分かりませんが、まあ、そういうふうにまじめに研究する人もいる、ということです。

>科学者は証拠が無いものに関してどんな立場でいるべきなのでしょうか。
ないから、証明できないから「存在しない」というのは科学的な立場とはいえません。

幽霊だって「分からない」でいいのです。興味がないなら「興味がない」「研究には値しない」といえばいいのですが、それを「無い」と言い切る科学者には逆に「無いといいきれるほどの証明ができるのか?」と聞きたいですね。
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