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ヨウ化カリウムデンプン紙と塩素との相互性とは、ヨウ化カリウムデンプン紙を塩素にかざすと、ヨウ化カリウムが酸化されヨウ素が生じるということなのですか?

できましたら詳しい説明を下さい。
 

A 回答 (2件)

ヨウ化カリウムデンプン紙はヨウ化カリウムKIと可溶性デンプンを溶かした溶液に、ろ紙を浸して乾燥させた試験紙のことで塩素Cl2,オゾンO3,過酸化水素H2O2などといった酸化力の強い物質と作用して青紫色を生じます。


質問のあった塩素について的を絞って回答しますと、ヨウ化カリウムデンプン紙に含まれるヨウ化カリウムKIが塩素Cl2によって酸化されて(ヨウ素Iの部分の酸化数が反応前の-1から反応後の0に増加して酸化されている事が分りますね)、反応させた塩素Cl2が逆にヨウ化カリウムKlによって還元されて(塩素Clの部分が反応前の0から反応後の-1に減少して還元されて)いる事が分りますね。
ですから、“ヨウ化カリウムが酸化されてヨウ素が生じる”=「相互性」ではなくて、このようにヨウ化カリウムKIの方だけ酸化数が変化した訳ではなくヨウ化カリウムKI,塩素Cl2ともに酸化数が変化してお互いに作用しあって反応に関わっている、そういう反応の仕方を相互作用、相互性と言います。質問にあったのは酸化還元反応ですが何も相互性というのは酸化還元に限られて使われる用語ではありません。化学反応は固体が液体にならずに直接気体になる昇華という現象のように単独で変化しているものは別として、2つ以上の物質がお互いに働きかけて生成物が生じる(そういうのがほとんどですよね)ものには相互性という言葉で説明できます。解決出来ましたか?
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この回答へのお礼

おかげさまで解決することができました。
どうもありがとうございました。
又機会がございましたら宜しくお願いいたします。

お礼日時:2004/08/07 16:56

反応式:2KI+Cl2→I2+2KCl



のことでしょうか?

左辺の酸化数
K→+1
I→-1
Cl→0

右辺の酸化数
K→+1
I→-0
Cl→-1

となります.
左辺のClの酸化数をみてみると0→-1となっているので酸化剤(自身は還元)として働きます.
となると,KIは酸化されているわけです.
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この回答へのお礼

早急なご解答どうもありがとうございました。
又機会がございましたら宜しくお願いいたします。

お礼日時:2004/08/07 16:55

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