小売業の会社で経理を担当する事になり、前任者から引き継いでいる所です。
細かい事は前任者に質問しづらい状況の為、経理に詳しい方、ご教授頂けないでしょうか。
商品を仕入れた際は、商品毎に 商品/期末棚卸
商品を売却した際は、商品毎に 期末棚卸/商品
事業年度が替わり、前期から繰り越した商品は 期首棚卸/商品 と仕訳をきっている様です。
①これらの仕訳の意味は、商品(資産)の増減の他に
商品/期末棚卸 ←期末棚卸(費用)を減少させ、売上原価から差し引く
期末棚卸/商品 ←期末棚卸(費用)を増加させ、売上原価に加える
期首棚卸/商品 ←期首棚卸(費用)を増加させ、売上原価に加える
という解釈で合っていますか?
②繰り越した商品に限っては、売却した際でも 期末棚卸/商品 の仕訳をしない = 期首棚卸/商品の仕訳を既にきっており、売上原価に既に加えられているから、という事で合っていますか?
宜しくお願い致します。
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
>もっとわかりやすく簡潔な方法に変えるとしたら、ATZさんはどの様な方法にされますか。
既出のご回答と同じで、私も一般的な三分法の仕訳に月次用の仕訳をミックスしたもの、つまりは「仕入/買掛金」「売掛金/売上」の仕訳と月末月初に「商品」勘定を出し入れする仕訳とをミックスした方法にすると思います。
理由は大きくふたつで、ひとつはこの方法なら引き続き月次損益が出せること。科目は変わってしまうかもしれませんが、月次損益が算出されます。また、月末在庫高も商品勘定で引き続き把握できます。
社長からどのような要請があるのか次第ですが、経営者は今まで見えていた数字が見えなくなることを嫌うものです。期中の仕入高や売上高が見えなくなり、月次損益が出せなくなる方法、例えば総記法はお勧めできません。なお、総記法は、仕訳で「売上」や「売上原価」は出さないやり方です(出すのは分割法の一種の売上原価対立法です)。
http://inuboki.com/3kyuu/chapter2-1.html
http://kanjokamoku.k-solution.info/2005/03/_1_84 …
http://仕訳.net/?p=882
http://kanjokamoku.k-solution.info/2016/10/31091 …
http://www.yutorism.jp/entry/2015/08/24/000000
もうひとつは、簡単で分かりやすいこと。簿記の知識がおありのご質問者さんなら、三分法が一番簡単だと思いますし、分かりやすいとも思います。経営者の視点でも、仕入や売上がそのまま「仕入(高)」「売上(高)」で表記されるのは、分かりやすいと思います。
加えて、現在の方法ですと、前述のとおり前期末の在庫(商品残高)の処理が不適切である可能性が高く、年度の最初の月の売上原価が過大となっているおそれがあります。前期末の在庫の全額を、その月に売れているかどうかに関わらず、年度の最初の月に売上原価へ計上していると推測されるためです。
この点、一般的な三分法の仕訳に月次用の仕訳をミックスさせると、前期末からの在庫も、年度の最初の月で月末在庫に含まれていれば翌月にちゃんと繰り越されます(次月以降も同じです)。年度の最初の月の売上原価は過大にはなりませんから、お勧めです。
予め社長(経営者)の理解を得て味方につけた後で、この方法に切り替えたいと顧問税理士に話を持ち掛けてはいかがでしょう。前任者も今のやり方に首をひねっているのでしたら、前任者も味方につければなお動きやすいと思います。
返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
皆様、分かりやすく簡潔な方法をご考案頂き,どうもありがとうございました。
>月別に損益を見ることのできる機能は、会計ソフトに備わっているものです。
月次決算特有の仕訳を通常仕訳とは異なる枠で入力でき、月次損益等を表示するのに月次決算特有の仕訳を含めるか含めないかを選択できる機能を想定しています。
月次決算特有の仕訳を別枠で入力・表示する事は出来ませんが、その特有の仕訳を入力した結果の月次損益を見ることのできる機能は備わっております。
そちらも踏まえてATZさんとkaichooさんがご回答くださった、三分法の仕訳に月次用の仕訳をミックスした、下記の様な方法に切り替える方向で行きたいと思います。
①現状 仕入・買掛・売上・売掛 等の通常仕訳は変更なし
②現状 商品を仕入れた際 商品/期末棚卸
商品を売却した際 期末棚卸/商品
変更後 毎月末 期末棚卸/商品(前月末残高)
毎月末 商品/期末棚卸(当月末残高)
→月末に1度入力する事で仕入・売上の度に入力していた煩わしさが減る
③現状 期首 期首棚卸/商品(前期末残高)
その後 前期末残高に関する月次決算特有の仕訳の入力なし
変更後 期首 期首棚卸/商品(前期末残高)
期首月末 商品/期末棚卸(期首月末残高)
→前期末残を全て期首月に売り上げていない場合でも、期首月の売上原価に含まれてしまい、正しい損益となっていないという問題点を解消
という解釈をしました。
尚、経営者の視点や実際の立ち回り方等もアドバイスして下さったATGさんをベストアンサーにさせて頂きましたが、皆さんのご回答は大変参考になるものばかりでした。
お忙しい中お付き合い下さいまして、どうもありがとうございました。
No.18
- 回答日時:
何だかなあ。
。。ご質問者さんが間違うといけないので、数字を使って単月の売上総利益が算出されることを示して、終わりにしますね。設例:
前期末(当期首)の商品残高 20
4月の仕入高 100
4月の売上高 150
4月末の商品残高 10
5月の仕入高 130
5月の売上高 200
5月末の商品残高 40
4月の仕訳
仕入/買掛金 100
売掛金/売上 150
期首棚卸/商品 20
商品/期末棚卸 10
4月単月の損益計算書
売上 150
期首棚卸 20
仕入 100
期末棚卸 10
売上原価 110(=20+100-10)
売上総利益 40(=150-110)
5月の仕訳
仕入/買掛金 130
売掛金/売上 200
期末棚卸/商品 10(4月の期末棚卸の金額)
商品/期末棚卸 40
5月単月の損益計算書
売上 200
期首棚卸 0
仕入 130
期末棚卸 30(=40-10)
売上原価 100(=0+130-30)
売上総利益 100(=200-100)
5月単月の損益なので、5月の仕訳に登場しない期首棚卸はゼロ、4月に計上した仕入や売上は加算されません。単月の損益が表示される会計ソフトは、損益については当該月に計上されたもののみ集計して表示する仕組みになっているためです。
といいますか、実際にやってみると、こうなるんですよね。やってみたことのない人は、いろいろ言いたいのでしょうけど。。。
てことで、この方法、実際にけっこう使われています。知らない人は、あれこれ言いたいのでしょうけど。。。
それから、繰り返しになりますが、単月の損益が表示されないソフトを万が一お使いでしたら、損益は累計額が表示されます。そのため、当月の表示額から前月の表示額を差し引けば、単月の損益計算書を作ることが出来ます。これは、仕訳でどのような方法を採用するにせよ、同じです。
そうそう、現状の方法を当面続けなければならないようでしたら、期末に実地棚卸をおこない、その金額と商品残高を比較して、差額につき「商品/期末棚卸」または「期末棚卸/商品」の仕訳を切っておくといいと思います。これにより、商品残高が実際の現物有高と一致し、売上原価も適切な金額になるためです。
そのうえで、仕入・売上を計上し月末に棚卸高を計上する三分法(五分法)や売上原価対立法などいくつかの方法のうち、社長(経営者)の要求を満たし、かつ簡単におこなうことの出来る方法に切り替えてはいかがでしょう。
ちなみに、現状の仕入時・売上時に商品や期末棚卸を計上する方法は、三分法のやり方とは異なりますし、分割法のどの方法にも当てはまらない、御社独自のやり方です。三分法をお勧めするのは、今のやり方を少し切り替えるだけで対応できるから、という理由もあります。簡便さを優先するなら、最もいい方法と思います。もちろん、個品管理できるなら、売上原価対立法もいい方法です。
あとは、ご質問者さんの選択と、いつ誰にどのように話をもっていって、どのように進めるのか次第だと思います。頑張ってくださいね。
No.17
- 回答日時:
話があさっての方へ行ってしまったので、ここで問題点を整理します。
質問者の、頭書の質問文と回答者との応答文から、次のことが分かります。
①質問者の会社は小売業であり、分割法(三分法)の商品会計を採用している。
②取扱商品は一個百万円単位の高価なものである。同種の商品を同時に複数、仕入れるケースは少ない。
③それゆえ個別の原価管理をしている。つまり、個別の商品ごとに仕入、売上を計上している。
④会社は月毎に試算表を作成し、月毎の損益(ここでは「売上総利益」)を把握する必要があり、顧問税理士には、その旨、伝えてある。(月次損益、月次決算・・)
※月次決算とは俗語であり会計用語ではないが、月毎の損益を把握することを言う。4月決算は4月単月の損益を計算することをいう。また6月決算は6月単月の損益を計算することをいい、4月から6月までの通期の損益を計算することではない。
⑤会社が使用している会計ソフトはどうやら、月次決算機能を持たないものである。
⑥そのために、また、自身の会計能力が充分でないこともあって、税理士は、月次決算に関して(=月毎の損益を把握するために)苦労しているようだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
さて、改めて回答します。
>商品を仕入れた際は、商品毎に 商品/期末棚卸。a
>商品を仕入れる毎、商品毎に 仕入/買掛 を計上しています。b
三分法では、b仕入/買掛 だけで充分です。
a商品/期末棚卸は、月次決算のために考案した仕訳でしょうが、意味不明です。
>商品を売却した際は、商品毎に 期末棚卸/商品。c
>商品を売却する毎、商品毎に 売掛/売上 を計上しています。d
三分法では、b仕入/買掛 だけで充分です。
c期末棚卸/商品は、月次決算のために考案した仕訳でしょうが、これも意味不明です。
>事業年度が替わり、前期から繰り越した商品は 期首棚卸/商品 と仕訳をきっている様です。
これが、そもそも変です。三分法会計で新年度の期首に起す仕訳は、
〔借方〕商 品☆☆☆/〔貸方〕期首棚卸☆☆☆
です。
「期首棚卸/商品」は、月次決算の月末または年次決算の年度末に起す仕訳です。新事業年度の期首で、前期から繰り越した商品を「期首棚卸/商品」と仕訳するのは、やはり税理士が月次決算のために考案した仕訳なのでしょう。しかし、あなたが「期首棚卸/商品 ←この仕訳がよく理解できません。」と言われるように、私にも理解できません。全く意味不明です。
最善の解決方法は、商品会計を「三分法」から「売上原価対立法」に切り替えることです。「売上原価対立法」は商品会計の基本であり、シンプルなやり方です。「売上原価対立法」ならば月次の売上総利益もタイムリーに把握できます。単価の高い商品を月に数個ないし十数個販売している小売業にはぴったりの会計手法です。「売上原価対立法」では、期末商品棚卸高とか期首商品棚卸高のようなややこしい勘定科目は登場しません。「期首棚卸/商品 ←この仕訳がよく理解できません。」というような悩みも生じません。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ところで、これは質問者への回答ではないのですが、この場を借りて・・・・
>期末棚卸 / 商品 (4月末残高)
商品 / 期末棚卸 (5月末残高)
この仕訳を入れれば5月の損益を見れば5月の本来の損益が見れるはずです。
いいえ。
ご存じでしょうが、三分法で、
【事業年度の1月目】(3月決算の場合4月)
月初(=期首)の仕訳:〔借方〕商品☆☆☆/〔貸方〕期首棚卸☆☆☆(前期末残高)
4月中仕入の仕訳 :〔借方〕仕入◎◎◎/〔貸方〕買掛金◎◎◎
4月末の仕訳 :〔借方〕期首棚卸☆☆☆/〔貸方〕商品☆☆☆
4月末の仕訳 :〔借方〕商 品◆◆◆/〔貸方〕期末棚卸◆◆◆(4月末残高)
と仕訳すれば、4月単月の売上原価が出ます。ですから4月の月次決算はOKです。
しかし、5月は、
【事業年度の2月目】(3月決算の場合5月)
5月中仕入の仕訳 :〔借方〕仕入○○○/〔貸方〕買掛金○○○
5月末の仕訳 :〔借方〕期末棚卸◆◆◆/〔貸方〕商 品◆◆◆(4月末残高)
5月末の仕訳 :〔借方〕商 品◇◇◇/〔貸方〕期末棚卸◇◇◇(5月末残高)
このような仕訳をする場合は、この段階で出る売上原価は、5月単月ではなく、2か月間(4~5月)の通期です。だから2か月間の決算はできるが、5月単月の月次決算にはなりません。同様に、6月も7月も月次決算はできません。
ですから、期末棚卸を出し入れする仕訳(前月分を戻し入れて当月分を計上する仕訳)をしても、通期の決算はできるが月次決算はできません
hinodeさん、ご回答ありがとうございます。
単月の損益が算出されるか否かは、ATGさんが数字を使って示して下さったので解決されたと思います。
本題とは関係ありませんが、一つだけ宜しいでしょうか。
>一般的に言って、税理士の会計に関する実力は商業簿記3級程度です。
これはないでしょう。税理士試験の受験資格の一つとして、日商簿記1級合格が挙げられている位です。3級程度の実力で税理士になれるなら誰も苦労はしません。
今回の件については様子を見て顧問税理士に確認してみますが、前任者との間で意思疎通が充分に出来ていなかった事も考えられます。
>「売上原価対立法」は商品会計の基本であり、シンプルなやり方です。「売上原価対立法」ならば月次の売上総利益もタイムリーに把握できます。単価の高い商品を月に数個ないし十数個販売している小売業にはぴったりの会計手法です。
今後、他の部門に異動になった時や転職時など、経営者のニーズに合わせて売上原価対立法も使える様、後学に活かしたいと思います。
どうもありがとうございました。
No.16
- 回答日時:
kaichooさん、フォローありがとうございます。
月別に損益を見ることのできる機能は、会計ソフトに備わっているものです。
月次決算機能は、私の場合、年次決算時に決算特有の仕訳を通常月とは異なる枠(例えば「13月」)で入力できるのと同様に、月次決算特有の仕訳を通常仕訳とは異なる枠で入力でき、月次損益等を表示するのに月次決算特有の仕訳を含めるか含めないかを選択できる機能を想定しています(他の回答者がどのような機能を考えているのかは分かりません)。
そして、このような機能の備わっていない会計ソフトでは、kaichooさんお書きのとおり、備わっている会計ソフトに比べて売上原価の表記が異なるだけの違いに留まります。
備わっていない会計ソフトの場合、5月の売上と仕入を入力し、次の仕訳を入力すれば、5月単月の売上総利益が算出されます。
期末棚卸 / 商品 (4月末残高)
商品 / 期末棚卸 (5月末残高)
売上総利益を求める計算式に当てはめると、確認できます。
当月売上総利益
=当月売上-当月売上原価
=当月売上-(月初棚卸+当月仕入-月末棚卸)
=当月売上-(仕訳上の「期末棚卸」4月末残高+当月仕入-仕訳上の「期末棚卸」5月末残高)
なお、月次損益も見ることの出来ない会計ソフトがもしもあれば、少し手間はかかりますが、次のやり方でクリアできます。すなわち、上記の仕訳を入れたうえで、前月末時点の損益データを差し引けば、当月単月の損益を見ることが出来ます。機能的に、その会計ソフトでは損益の累計が表示されるためです。
ちなみに、月次損益も見ることの出来ない会計ソフトについては、私は見たことがありません。税務申告向けに年間の収支を一気に入力する形式の無償のエクセルフォーマットなら、月次損益を見ることが出来ないのを見たことはあります。ただ、それを会計ソフトと呼ぶべきかどうか。。。
おそらくご質問者さんお使いの会計ソフトも、月次損益を見ることは出来ると思います。そのため、上記仕訳での対応で大丈夫と思います。
No.15
- 回答日時:
月次決算機能というものがどういうものかよくわからないのですが、月次毎で損益がみれない
ソフトがあるのでしょうか?
期末棚卸 / 商品 (4月末残高)
商品 / 期末棚卸 (5月末残高)
この仕訳を入れれば5月の損益を見れば5月の本来の損益が見れるはずです。
月次決算機能というのが、毎月の期首と期末の相殺のことを言うのであれば、売上原価の表記が異なるだけです
期首棚卸 500
仕入 1,000
期末棚卸 300
と表記されるか
仕入 1,000
期末棚卸 200
と表記されるかの違いだけです
(期末棚卸がマイナス表記になってしまうことはあるかと思いますが、それはご質問者さんの会社の今までの
仕訳でも同じように表記されていたはずなのでむしろ理解しやすいかと思います)
No.14
- 回答日時:
月次決算機能のないソフトの場合は、
No.9の仕訳をすると、
【事業年度の1月目】(3月決算の場合4月)
期首棚卸 / 商品 (前期末残高)
商品 / 期末棚卸 (4月末残高)
ここでは4月単月の売上原価が出ます。ですから月次決算OKです。
しかし、5月は、
【事業年度の2月目以降】(3月決算の場合5月)
期末棚卸 / 商品 (4月末残高)
商品 / 期末棚卸 (5月末残高)
ここで出るのは、5月単月の売上原価ではなく、2か月間(4~5月)の売上原価です。だから2か月間の決算はできるが、月次決算にならないのです。同様に、6月も7月も月次決算ができません。
ですから、期末棚卸を出し入れする仕訳(前月分を戻し入れて当月分を計上する仕訳)をしても月次決算はできません(4月の月次決算だけはできます)。実際におこなわれていません。
No.13
- 回答日時:
ご参考に、既出のご回答のとおり、月次決算では期末棚卸を出し入れする仕訳(前月分を戻し入れて当月分を計上する仕訳)をしておけば、月次決算機能がついていない会計ソフトでも問題なく対応できます。
実際におこなわれています。手間と社長(経営者)から求められているものとを勘案して、一番合った方法を選んでみてください。
No.12
- 回答日時:
No.1、7、11です。
質問者様へ
No.2の回答者へのお礼文を見落としていました。前任者は税理士のアドバイスに従って会計処理しているのですね。
一般的に言えば税理士は、税務には強いですが会計には弱いです。会計に強いのは税理士ではなく公認会計士です。ご質問は税務に関する問題ではなく、会計に関する問題なのです。
むろん、税理士試験科目には会計が含まれていますが、それほど高度な会計問題が出るわけではありません。ですから、一般的に言って、税理士の会計に関する実力は商業簿記3級程度です。
試験には工業簿記の問題も出ますが、原価計算の問題は出ませんから、工業簿記に関する税理士の実力は大したことないのです。
ですから近い将来、質問者は直接顧問税理士に質問されるでしょうが、その回答には、全面的な信頼を置かない方が良いと思いますよ。
No.11
- 回答日時:
No.7の回答で、「売上原価対立法」と書くべきところ、「総記法」と書いてしまいました。
お詫びして訂正します。さて結局、前任者は、月次決算機能を持たない会計ソフトで、しかも、宝石商、古美術商、骨董商など多品種少量の商品を扱う事業に適さない分割法会計を採用しているために、大変に苦労しておられるわけです。
ですから、解決策としては、
①月次決算機能を持つソフトに変えるか、または、
②今のソフトを使い続けるなら、売上原価対立法会計(No.7)に変更するか、
のどちらかでしょうね。
なおNo.7の「売上原価対立法」の場合は、損益計算書に商品棚卸高が表示されませんが、貸借対照表に商品勘定があるので不便するようなことはありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~
〔参考1〕売上原価対立法会計のポイントは、商品を売り上げるつど、その商品の仕入価額を売上原価に算入するところにあります。
5/18
〔借方〕現金 50,000,000/〔貸方〕売上高 50,000,000
〔借方〕売上原価 38,000,000/〔貸方〕商品 38,000,000
【摘要欄】日本画「流燈」(横山大観作)を売上げ
これら二つの仕訳は常にワンセットで扱われます。このように仕訳すれば、リアルタイムで正確な損益を把握することができます。会計ソフトが自動的に売上総利益を計算してくれるからです。
〔参考2〕一般の会計ソフトの場合、ユーザーが「売上原価対立法」を採用することを想定していないので、「売上原価」という勘定科目を標準登載していないはずです。ですから、自分で科目を設定する必要があります。
No.9
- 回答日時:
なかなか盛り上がってきていますね
私の方からも今後の経理についての提案をひとつ。
現状の方法は期首在庫の処理の方法はともかく、手間はかかるものの月次決算どころか
売上が発生したと同時に売上に対応する売上原価が認識されるため、月末でなくとも例えば12/6時点
での利益がいくらかが把握できるというところにメリットがあります。
てっきりそういった需要があってのやり方かと思いましたが、月次での損益さえわかればいいということであればもっと簡単にすることが可能ですのでシンプルに三分法で十分対応できます。
> 商品を仕入れた際は、商品毎に 商品/期末棚卸
商品を売却した際は、商品毎に 期末棚卸/商品
事業年度が替わり、前期から繰り越した商品は 期首棚卸/商品
これらの仕訳は一切不要です。
商品を仕入れたら 仕入 / 買掛金
代金を支払ったら 買掛金 / 預金
商品を販売したら 売掛金 / 売上
入金があったら 預金 / 売掛金
これに加えて、おそらく在庫を管理する表は作成しているかと思いますので、毎月末の在庫の金額を
月末に調整するだけです。
【事業年度の1月目】(3月決算の場合4月)
期首棚卸 / 商品 (前期末残高)
商品 / 期末棚卸 (4月末残高)
【事業年度の2月目以降】(3月決算の場合5月以降)
期末棚卸 / 商品 (4月末残高)
商品 / 期末棚卸 (5月末残高)
(ちなみに私の使用している会計ソフトでは御社のように月次管理をする場合は2月目以降も期首棚卸で入力をしています。ソフトが自動的に仕訳を相殺してくれるので月次損益も見やすくそれが当たり前だと
思っていましたが、対応していないソフトでは期首棚卸が累積されてしまうようなので
念のため上記のような仕訳を記載しています)
この仕訳を入力すれば、現状御社で毎回仕入毎、売上毎に仕訳を入力しているのと
月末時点ではまったく同じ状況になりますし、期首在庫の処理の問題もクリアになります。
分かりやすく簡潔な方法をご考案頂きありがとうございます。
大変悩んだ上、経営者の視点からもアドバイスして下さったATGさんをベストアンサーにさせて頂きましたが、kaichooさんのご回答は分かりやすく大変参考になりました。
どうもありがとうございました。
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hinode11さん コメントありがとうございます。
以下補足致します。
①仕入 ②買掛
商品を仕入れる毎、商品毎に 仕入/買掛 を計上しています。
③売上 ④売掛
商品を売却する毎、商品毎に 売掛/売上 を計上しています。
⑤毎月、1ヶ月毎の試算表を提出しているので、毎月の売上総利益も正確に把握するために、1年毎ではなく商品に動きがある毎にこの様な仕訳をしているのだとは思うのですが…
期首棚卸/商品 ←この仕訳がよく理解できません。
宜しくお願い致します。
kaichooさん コメントありがとうございます。
>ご質問者さんの会社が月に数台しか販売しないような会社であればまだいいですが
仰る通り、仕入高、売上高ともに単価7桁のものを月に十数個販売している小売業です。
>期首棚卸/商品 おそらくこの仕訳と同時に 商品/期末棚卸 を同額で仕訳を起こして再度売上原価から差し引いているのではないでしょうか
私も全く同じ様に考えましたが、それはしていない様なのです。期首に 期首棚卸/商品 をきり、それで終わりです。。
前期中では売却と同時に 商品/期末棚卸 の仕訳をきる事で、リアルタイムで正確な損益を把握しようとしているのならば、当期に繰り越した商品を売却した場合でも、同じ様に売却したタイミングで仕訳をきるのであれば、まだ納得できるのですが、、、