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ドイツ語の語順がよく分かりません。

定型第2位は理解しているのですが、
前置詞を使った文の構造がサッパリ分かりません。

問題集を解いていたのですが、

1.彼は本棚から一冊の本を取る。
Er nimmt ein Buch vom Regel.

2.その母親はわが子のため火の中に入っていく。
Die Mutter geht für ihr Kind durch Feuer.

3.彼らは食事ときたくさんおしゃべりをする。
Sie plaudern beim Essen viel.

が答えとなっています。

なぜ、1は、 vom Regal ein Buchではないんでしょうか。日本語として並べて見た時にこちらのほうが自然な気がします。
並べ順は、「日本語通りに並べて、動詞を2番目に持ってくる」と聞いたので…
それに反して2、3のほうは、日本語の並びに似ているので、もうゴチャゴチャです。

あと、動詞と結びつきが強い目的語を文章の後置に置くらしいのですが、どれが目的語なのかよく分かりません。

詳しい方、是非教えてください。

A 回答 (3件)

語順の話を詳しくしようと思ったらきりがありません。


ドイツ語を続けるのであれば、この先も語順の問題はずっとついてまわります。
文法説明でも、「ドイツ語は語順にうるさい」と書いてあるかと思えば、
「ドイツ語は、語順は比較的自由」などと正反対のことが書いてあります。

実際には、「守らなければいけない語順」、「特定の理由(強調など)で変えられる語順」、
「間違いではないが、こうした方がより自然という語順」、「自由に変えてかまわない語順」、
などいろいろあって、それらすべてのケースを網羅している文法書というのはまずないでしょう。

質問の文面から考えて、まだ初級の段階だと思うので、
あまり細かいことを言うとかえって混乱すると思います。
これらの文の語順がなぜこうなるのか、大体のことは書きますが、
感覚的に慣れていくというのも大事なので、
あまり理屈でばかり考えないようにしてください。

まず最初に、「日本語通りに並べる」という考え方はやめた方がよいでしょう。
確かに、日本語と似た語順になるケースはあるので、
便宜的に「日本語と同じように」という説明がわかりやすい場合もあるかもしれませんが、
もともと全く文法構造の違う言語なので、いつも「同じように」というわけにはいきません。
「日本語として並べてみる」という考え方は、とりあえずやめてください。
ドイツ語固有の語順を直接感じ取るようにすることです。

最初の文ですが、語順の前に一つ気になるのが「vom Regal」という表現です。
まちがいではありませんし、問題集の解答がそうなっているのでとりあえずそのままにしておきますが、
「本棚から取る」という場合は、「vom Regal」よりも「aus dem Regal」と言う方が多いと思います。

語順ですが、ここで問題となっているのは、
あくまでも主語Erが文頭に置かれた形において、
「ein Buch vom Regal」か「vom Regal ein Buch」か、ということなので、
Ein Buch nimmt er vom Regal.やVom Regal nimmt er ein Buch.のような「倒置」とは別の問題です。

問題集の出題文が「彼は本棚から一冊の本を取る」となっているので、
その語順のままでよいと考えたのだと思いますが、
先述のように、日本語とドイツ語では語順の規則は違います。
もし出題文が「彼は本を一冊本棚から取る」となっていたら、
最初から解答通りにEr nimmt ein Buch vom Regal.と書いていたということでしょうか。
日本語の場合、「本を一冊本棚から取る」、「本棚から本を一冊取る」、どちらも言え、
意味も同じですが、ドイツ語は少し違うのです。
出題文は単独のひとつの文なので、「本を棚から取る」という「行為」を客観的に述べているだけです。
そういう場合は、他動詞nehmenのあとに直接目的語のein Buchを置き、
「どこから」という付加的な情報はその後というのが基本的な語順です。
Er nimmt vom (aus dem) Regal ein Buch.という語順もあり得ますが、
ドイツ語文では、文末の語が意味的に重要になるので、
「本を棚から取る」という「行為」よりも、「取る本」そのものの方に焦点が合います。
(具体例については、今はまだ混乱のもとになる恐れがあるので控えます。)
問題集の出題文は単独の一文で、そういう意味にとることはできないので、
単純に行為だけを表す文が解答として正しいということです。

日本語の語順から考えることは出来ないということの説明のために、もう一つ例を出しておきます。
もしこの文のein Buchが代名詞esで置き換えられたらどうなるかということです。
日本語なら、「本棚からそれを取る」「それを本棚から取る」、どちらも可能ですが、
ドイツ語の場合はEr nimmt es vom Regal.で、Er nimmt vom Regal es.とは言えないのです。

2番目、3番目の文の語順については、それぞれ理由が違います。
ここでもやはり、「日本語の語順に即して考える」というのは適切ではありません。

2番目の文では、gehenは自動詞なので目的語はありません。単に「行く」という意味です。
そのあとに続く語は、2つの副詞句です。
このように複数の副詞句が続く場合、自然とされる語順がドイツ語にはあります。
この問題の場合は、偶然日本語の語順と一致していますが、
副詞句の数が増えてくると、日本語の原文をそのまま置き換えるわけにはいきません。
目安とされる語順は、「時間(いつ)」―「理由(なぜ)」―「様態(どのように)」―「場所(どこで)」。
2の文は、「理由」(für ihr Kind)と「場所」(durchs Feuer)だけですが、
もしこれに「時間」(jetzt)と「様態」(mit großem Mut)の副詞句を付け加えると、次のような語順になります。
Die Mutter geht ①jetzt ②für ihr Kind ③mit großem Mut ④durchs Feuer.
もちろん、この副詞句のどれか一つを文頭に出すことは可能ですが、
Die Mutterが文頭にある限りは上のようになります。
日本語の語順で考えるのではなく、ドイツ語で自然とされる語順で考えなければなりません。

それから、「動詞と結びつきが強い目的語を後置」とありますが、
これは「目的語」に限るものではなく、結びつきが強い「語」が後置されるということです。
よく出される例は、Deutsch lernenとかTennis spielenなどで、
動詞lernenやspielenは、その対象となるものを示す目的語と結びつきが強いので、
目的語が後置され、Ich lerne Deutsch heute.ではなくIch lerne heute Deutsch.となります。

3の文にも目的語はなく、beim Essenもvielもともに副詞(句)です。
ここでは、「viel plaudern(たくさんおしゃべりをする)」という表現が主体で、
beim Essenよりもvielの方が動詞との結びつきが強いということでしょう。
ただこの語順も、状況によっては入れ替わることがあります。
たとえば、長い語句ほど後置される、という傾向もドイツ語にはあるので、
もしbeimのあとにEssen以外の語が並んで長くなった場合は、
Sie plaudern viel beim Arbeiten, Essen, Spazieren…
のようになることもあります。

長くなってしまいましたが、まずは短い文で基本的な語順をそのまま覚えて、
感覚的に慣れてしまうのが一番です。
まだまだいろいろなケースがあり、どんな語順でも構わないという文もありますし、
書き言葉と生の会話の文でも違いがあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
ひたすら例文にあたろうと思います!

お礼日時:2016/12/17 11:30

Er nimmt ein Buch vom Regal


がよく使われる基本的な文章の作りなだけであって、実は他にも
Vom Regal nimmt er ein Buch

Ein Buch nimmt er vom Regal
とも言えます。
重要なのは定動詞(nimmt)が文頭から2番目の文肢の位置にある事です。
そして目的語には四つの種類があるのですが、本の文章の場合はwenかwasを使って質問文を作った場合、答えになる言葉です。
Was nimmt er vom Regal?
Ein Buch.
といった感じです。
この場合、目的語は文の最後に置かれていませんがそれはvom Regalが無くても文章として成り立つからです。
ドイツ語が難しい理由の一つに、たまにルールを守っていない文章なのに合っていることがあるからですね。
そこら辺はもう慣れです。
私もドイツに住んでいますが、学校で習っていても未だに分からないことだらけです。
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この回答へのお礼

なかなかややこしいんですね…
いろんな文章を読んで、感覚を磨こうと思います。
ありがとうございます!

お礼日時:2016/12/17 11:31

ドイツ語?



史上最難関語学
母音と子音の数が多すぎて、話すのも聞き取るのも難しいって話
おまけに変な語順だし。
解る人が凄すぎる....
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この回答へのお礼

ですよね…
なかなか難解で苦労しておりますw
ありがとうございます。

お礼日時:2016/12/17 11:32

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