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素数p に対し、√5≡y (mod p ) を 5≡y^2 (mod p )と定義したとき、√5≡y (mod p )が解を持つための必要十分な条件は p≡±1(mod 5)らしいのですが本当でしょうか?(必要あるいは十分だけ?)正しいときはどのように(あるいはどのような方針で)証明したらいいのでしょうか。また、参考文献があれば教えてください。

A 回答 (1件)

pを法としてaが平方剰余に等しいとき,


ルジャンドル記号を用いて (a/p)=1 と表し,
平方非剰余であるとき (a/p)=-1 と表します。
奇素数p,qに対して,平方剰余の相互法則;

(p/q)(q/p)=(-1)^{(p-1)/2}*{(q-1)/2}

が成り立つことが知られてますから,
pが奇素数,q=5のとき

(p/5)(5/p) = (-1)^(p-1)=1

が成り立ちます。さらに,ルジャンドル記号の
定義より (p/5)^2=1 ですから,

(5/p) = (p/5)

であることがわかります。
平方数を5で割った余りは1^2,2^2,3^2,4^2を
直接調べればわかりますから,

5≡y^2 (mod p)が解を持つ
⇔ (5/p)=1
⇔ (p/5)=1
⇔ p≡±1 (mod 5)

が得られますね。
p=2のときは,既約剰余類がもともと1しかないので,
述べるまでもないでしょう。

平方剰余の相互法則については,剰余類を
扱っている整数論の本なら必ず載っていますので,
どれでもお好きなものをお選び下さい。
(例えば,
高木貞治(著)初等整数論講義,共立出版
A.ベイカー(著)初等数論講義,サイエンス社
など)

どの本でも,証明は少し長いです。
(したがって,ここでその証明をすべて述べるのは困難。)
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この回答へのお礼

とてもよく分かりました。ありがとうございます。
早速、高木貞治(著)初等整数論講義を入手しました。

お礼日時:2004/08/18 15:57

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