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よう素フラスコの正しい使い方がわかりません。
JISの亜硫酸ナトリウムの純度の試験操作で、「よう素溶液と、亜硫酸ナトリウムをよう素フラスコに入れる」と、あるのですが、共栓のまわりに水を入れるという指示がありません。
ならば、共栓つきの三角フラスコでもいいのでしょうか?
また、水を入れるとすれば、どういうタイミングで、どのくらい入れればよいのでしょうか?

A 回答 (1件)

 「ヨウ素フラスコ」を使うと言うことは、当然、杯部に水を入れるので、書くまでもない訳です。



 ヨウ素フラスコを使う理由は、ヨウ素が昇華性を持つからです。
 試料と試薬を反応させて発生させた後、滴定の直前にフラスコの栓を開けて水を加える際、昇華して気相中に在るヨウ素が逃げるのを、杯部の水で捕捉するのです。
 杯部に水を入れるのは、沃化カリ水溶液を加えて手早く栓をしたら、直ぐに入れます。
 水の量は、20~30ccくらいでしょうか、、、多めの方が良いです。

 と、ここまで、一般に言われている事を書きました。
 しかし、溶液中に過剰のKIが存在すると、ヨウ素はKI3(-)イオンになって水溶液中で安定し、ヨウ素の昇華は殆ど起こりません。
 なので、私は沃化カリ溶液を多めに添加するだけで、ヨウ素フラスコは使っていません。 
 沃化カリとの反応後、フラスコを横から眺めて、フラスコ気相部が薄っらと紫色になっているか確認して下さい。
 色が付いていないなら、ヨウ素フラスコは不要です。
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この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございました。
気相部は、うっすら黄色だったと思います。
ちょっとは昇華しているんでしょうね。

お礼日時:2004/08/20 11:17

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