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Hip-Hop/Rapなどの歌詞を自力で翻訳するには、どの程度の英語力が必要でしょうか。

春から大学生になります。通うにあたって、英語学習に力を入れたいと思っているところです。

あまりジャンル問うことなく音楽が好きなので、洋楽などの歌詞を自分で訳したり聞き取れたら、もっと楽しいだろうな、などと思っています。
最近はHip-Hop/Rap系のジャンルにもハマりまして、今色々と物色しているところです。

そこで質問なのですが、Hip-Hop/Rapのようなスラングを多用した詞などを辞書片手に自力で解釈するためには、どのレベルの英語力が求められますか?

ちなみに、現在は英検2級を持っています。

A 回答 (3件)

>そこで質問なのですが、Hip-Hop/Rapのようなスラングを多用した詞などを辞書片手に自力で解釈するためには、どのレベルの英語力が求められますか?



はっきり言えば「センス」です。英検1級でもTOEIC満点でもダメな人はだめです。また「辞書片手」というのがすでに無理です。

スラングというのは、どんどん変わっていく者です。日本語でも「ググれ」とか「どきゅん(DQN)」なんて辞書には乗っていないスラングがたくさんありますから、その意味を知ることも大変です。

また生活スタイルに根差した言葉はもっと大変です。たとえば、これは映画のタイトルにもなっていますが「ボーイスカウト」という言葉があります。意味は「品行方正で、正しいことを常にする奴」です。つまり、正しいけど気に食わない野郎、ということですね。
 同様に「修道女のような・・」という言葉もあったりします。

さらにいえば、キリスト教の教義に根差した言葉や、聖書の一説をもじっていたりするものもあります。エクソダス:Exodusはなんとなく「脱出」という意味だと知っているでしょうが、出店は旧約聖書にあるモーセの出エジプトのことです。だから、欧米人はExodusですぐに「エジプト・モーセ・十戒・葦の海が割れる」などを想像しますし、もう少し敬虔な人なら「過ぎ越しの日・戸口の印・羊の血・初子の男子」なども思い出すでしょう。

だからリリックで「さあ思い出せ、羊の血を、戸口の印を、われらは選ばれた民、そう俺たちがラップスター!」
なんてあったときに、これはユダヤの選民とそこに至る苦難も含んでいると読み取れないといけないわけです。

そして、これを日本語にどう訳すかもものすごいセンスがいります。日本人は当然ながら、旧約聖書なんて知りませんから、言葉だけ訳しても、そこに含まれた思想や意味を伝えることは限りなく困難であるといえます。だから、そういう点では英語や欧米文化以上に日本の文化を知らないといけない、ともいえます。

だから「どの程度の英語力」なんてことはまったくいえません。
ハーフで日本語も英語もペラペラな人でも、文化に対する造詣が無かったり、センスが無ければまったく通じません。

似たような話で、映画翻訳の世界ではいろいろな議論があります。参考にどうぞ
https://www.rankingshare.jp/rank/rzeazedsfs
https://matome.naver.jp/odai/2134241468633612601

日本に住んで居て、向こうの文化的要素をすべて吸収して翻訳するなんて無理、逆に欧米に住んで日本の文化的素養を全部保持するなんてことも無理、だから翻訳というのは「語学力だけではどうにもならない」もんなんです。

最低でも、NYあたりに1年ぐらい住んだ方がいいと思いますよ。
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これから大学生活を始めるのなら話が早いです。

できるだけ多くの若者と会話をするといいです。学内外、国内外で、学生、社会人、フリーター、ニートを問わず、「今の世の中」を「今の言葉」で生きている人、できれば大なり小なり、悩みのある若い人と交流するといいです。なぜなら、ヒップホップやラップはその人たちを代弁しているからです。

英文和訳もしくは和文英訳を想定しておられると仮定して回答しますが、そうやって、英語の言い回しや、それを使用する人たちの心理状態をつかみ、同様に、日本語の言い回しや、それを使用する人たちの心理状態をつかむといいです。

俗語辞典は単語を教えてくれますが、そこでわかる例文は限られていますし、俗語はどんどん新しく生まれ変わっていくので、訳語が辞書では追いついていかないのです。常にぬかりない#2さんが「英英辞書を多用することになる」とお書きになっているのはそのためです。しかし、質問者さんはそれを訳したいわけですから、理解した英語に的確にマッチする日本語表現を今度は探す必要があるわけです。この日本語の俗語のほうがむしろ厄介で、あまり辞書が整備されていないのです。

したがって、歌詞を聞いたら、例えば「あ、英語でこういう心情を歌ってるんだな」と理解できる土壌が必要で、「だったら、日本で暮らしているうえでぶつかる、こういう心情と重なるね」と閃く土壌が必要です。そのためには、その土壌の中で生きていると便利です。逆に言えば、プロの現場でも、こういう新しい世代の文化の翻訳は、たとえ駆け出しでも若い人に任されることが多いです。

正直、ネット時代の今なら、「NYに1年」いなくてもいいんじゃないかと私は思います。むしろ、NYにいても、貧しい中西部の情報は入ってきませんし、逆に日本の文化から遠のいてしまいます。日本にいながらにして、YouTubeやスカイプや在住外国人を通して、見聞を広げることも可能かと思います。

また、これは多くの若い日本のアーティストが見逃しがちなのですが、純文学作品もたくさん読むといいです。英語圏のヒップホップやラップのアーティストは、語彙を磨くために、案外としっかり読書をしていますし、反骨のジャンルですから、政治的な意識も高かったりします。また、聖書についてはどのみち、英語を勉強するうえで知っておくに越したことはありません。かなりいろいろなところで引用されますし、日本にもクリスチャンは多いですから。

ただし、例えば、ヒップホップへの熱が、明日にでもTOEICや授業の成績に結びつくかというと、そうでもありません。ご存知のようにヒップホップやラップは俗語や、わざと誤った文法で成り立っていますので。しかし、こうした若者特有の言語文化への熱が高じて屈指の英語の達人に育った人は、昔から少なくありません。

真の英語力につなげるには、歌詞だけではなく、同じアーティストに目を向けるにしても、インタビュー記事やバイオグラフィーなど、より正しい英語で描かれたものも読み込むといいですよ。
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>どのレベルの英語力が求められますか?



ある意味「どのレベル」でも良いと思いますよ~。要はやる気と慣れですから。やる気さえあればなんでも調べて知識を増やせる。最初は間違いだらけでいいからとりあえず数をこなしてその文化に慣れることが大事かと。

因みに「辞書」は英日ではなく英英、更には Hip-Hop/Rap 系でしたらネットの Urban Dictionary を多用することになると思います。また、辞書で調べるにしても単語だけではなく知らない慣用句や熟語を見分けられるようになることも必要です。

まずはやってみて、どうしてもわからない、知りたい、などの部分がでてきたら日本のでも英語のでも良いのでネットのフォーラムなどで聞いてみても良いと思いますよ。歌詞や詩はネイティブでも「これどう言う意味?」となりますしね。あと「自分の解釈はこうだ!」とか載せてる英文ブログとかありそうですね。そう言ったサイトなどを駆使してまずはやってみれば良いのではないでしょうか。
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