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国語の問題で分からない問があるのでわかった人はヒントを下さいお願いします!
文章書きますね。

[(リード文) 中学生の『ぼく』には、天才的なピアノの才能を持つ『モーツァルト』と呼ばれる友人がいる。
場面は、『ぼく』が秘かに好意を寄せる田村たちと学校の裏山に行った帰りのことである。}

『江口も好きなんだろ。田村のこと。白状しちゃえよ』
女に興味を持つはずなどないと思っていたモーツァルトが、執拗にいいよってきた。その執拗さは、およそモーツァルトのイメージとはかけはなれたものだった。
『かっこつけるなよ、好きなくせに』
羞恥心のないしつこさ。嫉妬にみちた目。
あいつは、クラスでは決して見せなたことのない姿で、ぎりぎりとぼくに詰め寄ってきた。
それはまるで、無防備な、あいつの姿だった。ぼくはあいつに、胸の中の半分も見せていないというのに。
あいつはあからさまに、ぼくに弱味を見せつけてきたのだ。
まるで、おれだって田村のことが好きなんだ、とでもいいたそうな顔で。(中略)
そのときぼくは、どこかで、あいつにはじめて優越感をいだいていた。田村はもしかして、本当にぼくに好意を持ってくれているのかもしれない。そんな思いをかかえこみながら。
『おまえって、冷たいところがあるよな』
『なにが?』
一瞬、心の中を見透かされたようで、ドキッとした。
『絶対、自分をさらけださないものな』
あいつのストレートなものいいは、いつもぼくを一瞬傷つける。
穴の底へと突き落とすのだ。
けれど、そのあと、いつも、ぼくは立ち止まって考え込んでしまう。
あいつが見ている、ぼくという人間についてのことを。
そうしては、臆病で、機転のきかない、だから自分をさらけだすことのできない、いうなれば、自分に自信の持てない自分と向き合い、自己嫌悪に陥るのだ。

あいつは、ちょっとした角度のズレから、いろいろな姿でぼくの前にたちあらわれる。とまどいながらもぼくは、あいつの正直に、まっすぐぼくにむかってくるそれでいてもろく、繊細な性格に引きずられていく自分を感じていた。
それは、ぼくのなかにつまっている感性の、何倍ものあつみと深さを持っているように思えた。
だから、考えなしに、土足でずかずかと、あいつの心の中に入り込むようなことはできないと、ぼくはやっぱり無口になっていくのだった。
それは、あいつに対するコンプレックスからだった。
おまえがこわい。おまえに空っぽの自分を見透かされ、相手にされなくなるのが怖いのだ。だから、おまえがこわいんだよ。
そんな簡単なことばをいえるほど、ぼくはまだ、おとなになっていなかった。だから、14歳の、ちっぽけなプライドに精一杯しがみつきながら、気の利いたことばを必死に頭の中で巡らしているだけだった。


です!
問題は、【あいつに対するコンプレックス】とは、
具体的にどのようなものですか。文中のことばを使って、『〜という劣等感』という形で50字以内で書きなさい。

ヒント待ってます!

A 回答 (1件)

正直でまっすぐ自分をさらけ出すあつみと深さの彼に対し自信なく臆病で機転なく自分をさらけだせない劣等感

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