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読んでいただきありがとうございます。
現在大学2年生で 心理学と社会学を専攻しています。
前まで臨床心理士の資格を取ってカウンセラーになりたいと考えていましたが、家庭の事情により大学院を諦めざるを得なくなりました。
そこで、大学院を卒業しなくても(資格がなくても)就ける 心理系のお仕事を探しています。

地方上級心理職?という職業があることを知りました。しかし枠が限りなく少ないと聞いて 厳しいのかなと感じました。また、学校の先生も「心理系の大学を卒業しても心理の仕事に就く人はあまりいない」と仰っていて 私でも大丈夫なのかな…と不安になりつつあります。(ネガティブな人間なので…)

地方上級心理職について詳しい方や 心理系のお仕事をご存知の方 是非教えていただきたいです。

A 回答 (1件)

例えば、家庭裁判所調査官補という仕事があります。


法律系のイメージが強い仕事ですが、国家公務員レベルの上級心理職の一種でもあります。
実際、臨床心理学系の学部からチャレンジする方も多いですよ。
家庭裁判所の裁判官の指示を受けて、非行を犯した少年などの家庭や学校の環境、生い立ちなどを調査。裁判官が適切な指導や処遇を考える上での参考となる報告書を作成します。また、時には、少年の再非行の防止を目的とした教育的措置のプログラムを開発することもあります。
採用後は裁判所職員総合研修所で2年間の研修を受ける必要があり、修了後、各地の家庭裁判所に配属されてゆきます。
数年毎の転勤が繰り返されるのが通例で、全国の家庭裁判所の本庁や主な支部の仕事を経験します。
関係者の話を直接聞くための出張も多く、そのほか、審判への出席、裁判官との打ち合わせ、報告書の作成といった業務でかなり多忙になります。
ハードルは高いかもしれませんが、このような仕事へのチャレンジも考えてみると良いかもしれませんね。
http://www.courts.go.jp/saiyo/siken/gaiyou/siken4/

一方で、心理職の国家資格化としての「公認心理師法」が成立したため、近々、初めての国家試験が行なわれます。
一般財団法人日本心理研修センター(http://shinri-kenshu.jp/)が、試験や登録のための指定機関です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ … にありますが、カリキュラムなどに関してはまだ制定過程で、細かなことは詰められてはいません。
ただ、こちらも原則として、指定の大学院を卒業することが求められているほか、そうでない場合には一定の実務経験が必要にされることになっています。

心理職は、はっきり申しあげて「自称資格」とでも言えるような無責任な面もあって、カウンセラーだと自称するだけで事足りてしまうような暗部もあります。
実際、たった6か月程度のカルチャースクールのようなものを修了すれば認定心理カウンセラーの資格を授与したり、直営の相談所への就職をあっせんしたりする、何とも怪しげな団体が多々ありますよね。
言い替えると、だからこそ、指定大学院での履修なり実務経験なりを通したスキルアップを経ないと公的には資格の取得が認められませんし、事実上、心理職としての業務もできないわけです。
なお、「心理職は、医師と同様に、人の一生を大きく左右し得る重大な任務を担っている」という認識をしっかりと持っていただきたいと思います。
資格を持っている、といったことがすべてではないにしても、実際には、公的な心理職資格を持っている人とそうでない人との間では、その質はもちろんのこと、職業意識や倫理観には大きな差が出ると思います。
ですから、正直申しあげて、資格なしで務まるとは思いません。
きつい言い方になってしまいますが、ある意味で「考え直す」ということも1つの選択肢になると思います。

心理系の仕事ではありませんが、相談業務をメインとする仕事ということでよければ、精神保健福祉士や社会福祉士といった、福祉系の国家資格へのチャレンジを考えてみたほうが良いかもしれません。
行政機関をはじめ、障害者施設や障害者リハビリテーションセンター、病院の医療福祉相談室などといった方面への就職の道が開かれます。
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