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優性遺伝子Aと劣性遺伝子aがあり、それが結合するとAaの遺伝子となります。
Aが優性遺伝子となるので、Aaの遺伝子を引き継いたものはAの形質が出ます。

優性遺伝子Aが劣性遺伝子aよりも優性であるのは、何が原因なのでしょうか?
タンパク質のつながり方や何か理由があるのでしょうか?

A 回答 (7件)

#6 の最後の「黒一色のキイロハツカネズミ」とか「白いクロサギ」とかに深い意味はありません. 単に「名前と色があってないね」というだけです.



その言葉遊びはさておき, 最初の方にある「正常な酵素を作るのが優性, そうでないのが劣性」は厳密じゃないなぁと読み返して思った. なにをもって「正常」とするかが不明確なんだよね. ということでここは「機能を持つ酵素を作るのが優性」くらいに読み替えてください (さらに上流との関係で「酵素は作るけど機能は発揮しない」こともある).

であと「優性遺伝子が揃うと死ぬ場合もある」というのは実際そのような例があるからどうにもならない. そもそも「優性」「劣性」というのは「ヘテロになったときにどちらがより明確に表現型に現れるか」という意味でしかない (さらに言えば, 「表現型」をどう解釈するかによって優性・劣性が変わる場合すらある) ので, 「優性遺伝子が揃うと死ぬ場合もある」というのは単に「ホモになると致死になる遺伝子もある」といっているのとほぼ同義です. あと, 多くの遺伝病は劣性遺伝 (つまりホモにならないと表面化しない) であることが多いのですが, マルファン症候群は「常染色体優性遺伝をする遺伝病」として知られています. このことからも「優性遺伝子 = 優れた遺伝子」というわけではない, ということが認識できると思います.

ハツカネズミの毛色は高校の教科書にもあるくらい有名な例だけど実際にはかなり複雑な状況らしいです.
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遺伝子から表現型としてどのように発現するかがわかればだいたいわかる話ではある, んだけど, やっぱり世の中単純ではないことがあったりもする.



シンプルな「遺伝子→酵素→形質」の場合では「正常な酵素を作るのが優性, そうでないのが劣性」が基本パターン. 優性遺伝子がヘテロでも十分な量の酵素を作り出せるなら完全優性, ホモじゃないと十分な量を作れないなら不完全優性だね.

ただ, 表現型として発現するには複数の酵素が働くことも多いので, 上流の遺伝子の具合によっては「優性遺伝子の形質が発現しない」こともある. ヒトの ABO式血液型を例にとると, これは赤血球の抗原によって
・A型: A抗原があって B抗原はない
・B型: B抗原があって A抗原はない
・O型: A抗原, B抗原のどちらもない
・AB型: A抗原と B抗原のどちらもある
と決まる. A抗原と B抗原はランダムに作られるので A型と B型は共優性となる (O型はこれらに対して劣性) んだけど, 実際には A抗原・B抗原ともに H抗原を変化させているので, 「H抗原が作れない」 (いわゆる「ボンベイ型」) 場合には必ず O型として検出されてしまう.

あと #4 の「そうすると劣性遺伝子が揃うととんでもない表現型の生物が出来上がります」は「劣性遺伝子 = 劣った遺伝子」と勘違いさせてしまう可能性があるのでちょっと危険. 優性遺伝子がそろうと致死な例としては「キイロハツカネズミの毛色」が有名. これの優劣は
(優性) 黄色 > アグーチ (ねずみいろ) > 黒一色 (劣性)
なんだけど黄色がホモでそろうと致死性を発揮する.

まあ確かに「黒一色のキイロハツカネズミ」も不思議だが, 「白いクロサギ」よりははるかにましだと思う.
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この回答へのお礼

ありがとうございました!
「正常な酵素を作るのが優性, そうでないのが劣性」なんですね
優性遺伝子が揃うと死ぬ場合もあるんですね

>まあ確かに「黒一色のキイロハツカネズミ」も不思議だが, 「白いクロサギ」よりははるかにましだと思う

この部分、もう少し解説していただけませんか?

お礼日時:2017/05/31 10:05

#4です。

レスありがとうございます。
ほぼ全ての遺伝子で劣性遺伝子が揃う可能性があります。ですが生物はそれに備えています。ネオダーウィニズム、つまり分子遺伝学と融合したダーウィニズムが現在の主流ですが、生きて行くのに不可欠な遺伝子は同じ遺伝子が方々にコピーされていたり、代わりを務める遺伝子がちゃんとあったりします。それでもダメだと自然流産します、ですから流産を人為的に抑えるのは危険と裏表です。
軽いのは欧米人の虹彩の色で、白くなければ大した不都合がありません、遺伝学の授業で習ったのは彼ら(彼女ら)の虹彩の色が様々なのは、虹彩の色を決める要素は幾つもあり、一つ欠けるとこの色、同じ一つでも別の酵素が作れないと別の色、二つ欠けるとまた別の色と非常に面白い。
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この回答へのお礼

そうなんですか、不思議ですね
遺伝や進化を学べるサイトとかありますか?

お礼日時:2017/05/30 13:04

あなたは「表現型」と遺伝子を混同しています。

一般的に優性遺伝子とは表現型が現れる遺伝子で劣性遺伝子とは表現型が優性遺伝子に圧倒される遺伝子です。劣性遺伝子の多くは「無効」な遺伝子、あるいは「欠落した」遺伝子になります。そうすると劣性遺伝子が揃うととんでもない表現型の生物が出来上がります。
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この回答へのお礼

劣性遺伝子が揃うとどんな表現型が生まれるんでしょうか?

お礼日時:2017/05/30 08:54

生物は進化の途中で 様々な機能を獲得した。


人間の中には魚の遺伝子もあるし トカゲの遺伝子もあるって感じで。
むろん環境に適応せず死滅したり あるいは性質をよく発揮して特化し そこから進まなかったりもしながら。

遺伝子は 球体に様々な機能をつけて どの反応でどの機能が働くかを決めるプログラムの仕掛け。
それらの優勢・劣勢は どんな刺激をどの量で与えるか あるいは 何と合わせて与えるか によって変わるだろうが ここまで生き残ってきた生物であれば 安全保障を担い広範囲に対処する優勢遺伝子と その上で変化に対応する状況選択の出来る 場合によっては劣勢・優勢となる遺伝子を持つはず。
常と常でない状態 安定と不安定 安全と危険 そういった分けが 劣勢優勢を決定するかと思う。
その環境と状態が 優勢を引き出したのだろう。

と思うが 本当のところは知らん。
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この回答へのお礼

そうなんですね
ありがとうございました!

お礼日時:2017/05/30 09:21

現在の環境で優勢なので優勢遺伝子となっていますが


別の環境では必ずしも優勢とは限りません。
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この回答へのお礼

優性=優れている、劣性=劣っているというわけではなく、
表出するか否かということだと思うのですが...

お礼日時:2017/05/30 08:55

言葉あそびをしていますか?



「遺伝子Aが遺伝子aよりも優性だから、遺伝子Aを優性遺伝子と呼ぶ」

ということでしょう?

「2つの遺伝子がある場合に、その現れやすさの違いが何に起因するのか」というご質問かとは思いますが。
おそらく、現れやすい方の個体が生存・繁殖しやすく、子孫が多くなったという環境適合の確率・統計的な結果なのだと思います。
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この回答へのお礼

メンデルの実験で、シワがない(AA)とシワがある(aa)を交配させて出来た(Aa)はaを持っていてもシワが出ませんよね?
なぜAはaより強いのか、優性なのか、何がそうさせるんでしょうか?

お礼日時:2017/05/30 08:58

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