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応用問題のやりすぎで基本があいまいになったので質問させてもらいます。
図の台Mと床の間はなめらかですが、Mの上は摩擦があると考えます。
図の矢印の方向にA,Bが滑るとすると、台MはABからは下図の方向の摩擦の反作用を受ける、で正しいですか?もちろん空気抵抗は考えず、ABは質量を持ちます。

「高校物理」の質問画像

A 回答 (2件)

逆です。


例えばAから見た時と、台Mから見たときでは向きが異なります。
Aから見ると、重力による垂直抗力を受け、それに見合った摩擦力を受けます。
台から見ると重力による垂直方向の力を受け、Aからみた摩擦力の反対方向の反力を受けます。
いずれの方向についてもキチンとつり合いが取れています。

つり合いについては以下のようにも表現できます。斜めの台の上に物体が載っている場合、摩擦係数を考慮する。(上記の台Mに摩擦がある場合)
 1.静止している場合:重力による斜め方向の成分と摩擦力とが釣り合っている。
 2.動き出した場合 :重力による斜め成分の方が摩擦力よりも大きいが、加速度が発生することによりつり合いが取れている。
2を釣り合っていると言えるかどうか議論の余地はありますが、運動方程式で釣り合っています。

上記の絵はかなり複雑ですが、基本的なことを抑えるためにも、もっと単純に角度のない、
しかも台もなく、床上にAが載っている状況を考えた方が良かったかもしれません。
摩擦だけならこちらの方が分かりやすいです。

また、上記の質問文の通り、普段から応用問題ばかり解かれているのではと感じました。

話は変わりますが、今回は台と物体A,Bとの間に摩擦力があるので、台と物体の速度は最終的に一緒になりますが、
逆に台と斜面との間に摩擦係数があり、台と物体の間に摩擦力がない場合、あるいは摩擦係数が小さい場合の、
加速度あるいは速度の経時変化を考えると面白いと思います。
「高校物理」の回答画像2
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>図の矢印の方向にA,Bが滑るとすると、台MはABからは下図の方向の摩擦の反作用を受ける、で正しいですか?



いいえ。逆です。

Mから見れば、Aは斜面下方向に動くので、Mに対して斜面下方向に力を及ぼします(Aの動きに引きずられる)。物体Aに対して、摩擦力が「斜面上方向」に働き(v を小さくする加速度として)、Mに対してはその反作用が斜面下方向に働くということです。

同様に、Mから見れば、Bは斜面上方向に動くので、Mに対して斜面上方向に力を及ぼします(Bの動きに引きずられる)。物体Bに対して、摩擦力が「斜面下方向」に働き(Vを小さくする加速度として)、Mに対してはその反作用が斜面上方向に働くということです。
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この回答へのお礼

失礼しました。図を逆向きに間違って書いていましたが、自分が正しいと判断できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/30 01:02

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