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川西航空機 水上戦闘機の強風を知っている方いますか?
僕の曽祖父が昔乗っていたと言っていて気になったので質問しました。知っている方お願いします。

A 回答 (5件)

水上戦闘機として火星エンジンを搭載し、100機ほど生産された機体です。


日本は重機が無く、滑走路の整備を人力で行うことが殆どだったため、南方の島で使うための水上戦闘機を開発しなければならない事情がありました。
当然、水上戦闘機ですからフロートなどを付けなければならず、同じように設計したならば陸上戦闘機や艦上戦闘機よりも性能は低下します。
強風は2重反転プロペラと空戦フラップいう新機軸を採用したのですが、2重反転プロペラは機構が難しくなってしまい機体の評価を落としました。

強風を戦力化するまでの繋ぎとして、零式艦戦11型にフロートを取り付けた二式水戦が実用化されましたが、強風は開発が遅れたり火星エンジンが大型だったため、
強風よりも二式水戦が主力の水上戦闘機として南方やアリューシャン列島で活躍しています。
色々と問題を抱えながらも、ようやく昭和18年に正式に採用されたのですが、その時には強風を使う戦場はなくなってしまっていました。
曽祖父様は、わずか100程生産された強風に乗っていらしたのですね。

でも、本来の局地戦闘機である雷電と零戦の後継機である烈風の開発遅れのために、川西が強風の陸上機型の紫電を提案します。
エンジンを火星から誉に積み替え陸上機化したところ、性能が向上し空戦フラップが更に有効になりました。
ただ、紫電は単純に陸上機化したため、中翼で下方の視界が悪い、主脚の機構が面倒である等の欠点を持っていました。

紫電を更に改良し低翼の局地戦闘機に設計し直したの紫電改です。紫電改は日本海軍の最高の傑作戦闘機ですね。
紫電改は空戦フラップで格闘性能も優れており、米軍の戦後のテストでは米軍の高品質の燃料では高速性能もトップクラスの評価を得ました。
紫電改は局地戦闘機として運用されましたが、空母への搭載を考慮した艦上戦闘機としてのテストも実施されています(空母が使える状況ではなくなりテストだけ)。

強風という機体はあまり恵まれた機体ではなかったのですが、紫電改という傑作機の母体となった機体ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2017/06/01 15:48

強風ね。

いい飛行機だったらしいのですが、開発に手間取っている間に需要がなくなっちゃった奴ですよね^^;。
でもそのあとの紫電11型や紫電21型の原型となった点ではそれなりに存在する意義があった機体だとも言えますね。
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他の方も書かれていますが、戦闘機紫電の元となった水上戦闘機ですよ。



 高性能の戦闘機ですよ。

 これがもう少し早く開発されていたら、太平洋の戦場の様子も変わった可能性大と私は思いますね。

 確かこの陸上型の紫電を改良した紫電改は大和型の空母信濃に搭載する予定だったのですが、信濃があまりにも早く撃沈されてしまったので夢となってしまったのですよ。

 乱文で失礼します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2017/06/01 15:48

純粋に水上戦闘機として開発された機体です。


(残念ながら水上戦闘機としての活躍は本機のつなぎとして零戦を水上戦闘機化した二式水戦の方がありました)
この機種を陸上機化したのが後に、局地戦「紫電」であり、それを大幅改修したのが「紫電改」となります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2017/06/01 15:48
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2017/06/01 15:48

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