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ナブナさんのラプンツェルというボカロ曲の解釈を教えてください...!
かなり調べたり、自分でも解釈を考えてみたりしたのですが全くわかりません。
また、このボカロ曲が童話のラプンツェルを元にしているということは分かってます。
どうかなりよろしくお願いします…!

A 回答 (1件)

歌詞の解釈は人それぞれですので…と前置きしておきますが、私の解釈ではこの歌詞の主人公は成人しており、不倫関係(やや不倫未遂)の相手と関係を解消しようとしているという印象を受けました。



春とは何かということですが、二人で語らうと花が咲いたり、最後に春を待つ僕の夢とあるので春は二人で会うことだと思います。それ以外に春というと卒業などの別れや出会いが考えられますが、缶ビールや灰皿が出てくるので成人済みですし、大学生とすると歌として範囲を狭め過ぎる気もします。また、「罪」や「罰」というには単純なさよならでは割に合いません。始まりの頃は花と感じていた雰囲気も、次第に時雨れてきて辛くなっているのではないでしょうか。「開いた目」は「盲目」的に恋をしている主人公が視力を回復するまでではなくとも開けることで少しだけ冷静になっている様子では。なお、この盲目的表現は主人公の閉鎖的世界(元から人生という塔に閉じ込められているような孤独な人間)と掛けた表現だと思います。(ラプンツェルでは王子が盲目になるパターンもあるのですが、それとはあまり関係ないように思います。)

ここから更に飛躍的ですが、(ただ語らっていれば幸せだったあの頃と)変わってないだろうか?(いや、客観的に見ても、やはり)変わってるんだろう、という曖昧な感じだとするとただ二人が両思いなのを認識しているだけなのかもしれないですね。なので、さよならをしなくちゃというだけで”判る”のではないかと。深い不倫関係でも”判る”かもしれませんがもっと違う表現の方が良さそうに思えます。

変わってないんだろうかというところは目が見えない為に確認できない何かという印象も最初は受けたのですがそれでいくと相手の心変わりかもしれませんね。ただ、私は「苦し紛れの縹だ」は主人公が無理に心変わりを演じているように見える(縹は露草色のことですが、露草は昔から移ろう心を表現する際に用いられます)ので、わざわざ相手の為に嘘をつくのであれば相手は主人公にまだ未練を残していると考えた方が詩的といいますか、曲の雰囲気に合ってるような気がします。

相手に伴侶がいるのでは?と思えるのは単純に罪や罰といった言葉からの印象と、離れなければならないからですね。伴侶ではなく恋人だと両思いなら別れて主人公と付き合えば良いですし、相手の恋人が親友とかそれ系の三つ巴ならその人の表現があるのでは?と思うので不倫かなと。”君といた対価”が「君を独りにすること」ではあんまりですしね。泥沼にせず、自分という選択肢を消してあげることが相手の幸せだと考えているのではないかと思います。ただ、この閉ざされた世界の主人公はさよならをしたとしてもずっと相手のことを想って生きていきそうな物悲しさが「待つ夢」に感じられました。

ここまで書いておいてなんですが、多分読み手によってかなり違った印象を持てる歌詞で、あまり深く考えない方が良いと思いますよ(笑)
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この回答へのお礼

こんなに詳しく解釈を教えて下さりありがとうございました!
実はこの曲のイラストを描こうと思っていたので今回自分では思い至らなかった素敵な解釈がきけてよかったです。
改めてほんとうにありがとうございました!

お礼日時:2017/08/04 13:26

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