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時折、日本語は他の言語と比べて 速読に適しているか という問題が議論にあがります。
しかし、速読に適した言語かという観点から日本語と他の言語を比較する。そんな比較には何の意味もないと思いますし、どちらかが速読に適しているなどとまことしやかに言ったいる人は不見識のそしりをまぬがれないと思います。その理由は、自分で ちょっと考えればわかるはずです。
みなさんは どう思いますか?

A 回答 (3件)

no2です。

 

わたしは速読は、特殊技能で訓練により身に付くものだと思います。 速記と似たようなもののように思います。 じつをいうと、わたしの妻はイギリス人なので、妻にも「読書には一字一字英字を読むのか」と質問しましたが、やはり、一字一字読むと答えていました。 ただ、英語が国語ということもあり、よむ速度はすさまじいです。 おなじ英語の書籍(洋書)を読んでも、わたしの2行から3行読んで次に進んでいたら、妻のほうは、次のページをめくっている案配です。

妻によると、裁判所の口頭筆記(すなわち英語の速記)は、特殊な記号で書くのですごい速度だそうです。 これは日本語でも同じで、通訳者が逐次通訳しているときには、英語話者がしゃべる英語は、特赦な文字でノートに書いているのを知っています。 通訳者は自分がメモした英文のそれを観ながら、日本語に訳して通訳しているようだし、日本語でしゃべるものも、似たような方法で日本語で速記して、その日本語メモを見ながら英語に通訳しているようです。

英語の速読は、やはりこれも調べると特殊能力のようで、冠詞や前置詞と、そのあとに続く単語を瞬間に見て、おそらくこういう意味のことをいっているのだろうと判断するようで、修練すると、分速700単語以上の速度で速読できるようです。 一般的な英語話者の黙読の速度は、毎分200~300単語のようです。 普通の日本人は英文を毎分100単語の速度でも黙読は不可能のようです。 英文の音読(朗読)の速度は、英語話者だと毎分150単語程度のようです。

日本語にしろ、英語にしろ速読は、一部を見てかなりの部分を「想定」することから、書かれている内容を理解する精度は五割から七割程度のようです。
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仮に英語の速読をいえば、英語圏の人はさまざまな意見をいうはずです。

 日本語が速読に適しているかどうかは、わたしにも不明です。

ただ、ごれは経験上言えるのですが、日本人は、文字を全部読まないですが、英字で書く世界の人は、すべての文字を読むそうです。 これは何人かに問いましたが、そのようにいっていました。 したがって、英語がひとことも理解できないインドネシア人でも(インドネシア語は英字のみ)、まったく読めない英語をすらすらとインドネシア語の発音にはなりますが、読んで見せてくれて驚いたことがあります。

日本人は英文を読むにしても、一字一字見るのではなく、塊でよみますが、どうも、英字表記を国語としている人たちは、漢字文化の我々とは読み方が違うようです。
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この回答へのお礼

うーん・・・

回答ありがとうございます。

でも、漢字には pictographの要素があると思うんですよ。例えば、チェスなんかは 駒自体が 物の形を象っていて、チェスの本なんかでも ♙♘♗♖♔♕のように figure notationを使っているものもあります。
まあ、これは チェスは世界的なボードゲームなので 言語の垣根を超えるという意味もあると思いますが。

お礼日時:2017/09/04 18:57

>時折、日本語は他の言語と比べて 速読に適しているか という問題が議論にあがります。



そうですね。
はげしい déjà vu があります。



>速読に適した言語かという観点から日本語と他の言語を比較する。そんな比較には何の意味もないと思います

そうですね。
表記や文字は言語とは直接関係ありません。
音声を目で見えるようにしたものが文字なのであって、文字は言語ではありません。
どのような言語であれば、速読ができるかどうかは表記の問題であり、言語とは関係ありません。

速読に適した文字や表記法はあるだろうが、それと言語とは無関係です。
中国語を全て漢字で書いたときと、全てピンインで書いたときとでは、読む速度に違いが出るかもしれない。
たとえそうだとしても、それは中国語には違いないのですから。



>その理由は、自分で ちょっと考えればわかるはずです。

そうかもしれません。
ただ、速読に適した表記法や文字があるかどうか、という問題にすり替えるなら、そう簡単に答えは出せなくなります。
文字論、言語心理学(心理言語学)、神経言語学の分野に跨がる、大問題です。

ちょっと考えると、一文字あたりの情報量が多い漢字が速読には有利そうです。
でも、アルファベットでも、分かち書きをする習慣のある英語などでは、読み手は分かち書きされた単語を、ひとまとまりで認識すると言うことも分かっています。

This is a pen.
を一文字ずつ拾うのではなく、This や is などを塊として読むのです。
だからこそ、多少綴りに間違いがあっても、気づかずに「正しく」読んでしまうのです。

また、文字には発音もあります。
漢字が表意文字ではなく、音声と意味の両方を表す表語文字であるとされるゆえんです。

This is a pen.
でも、this を塊として認識すると同時に、音声関連の脳の部位が活性化することも分かっています。

漢字の場合、図形認識の部位が賦活化されます。
それと同時に、音声も読み出さなければなりません。


とはいえ、事故や病気によって、漢字は分かるが仮名は読めない、あるいはその逆に、仮名は読めるが漢字が分からない、という人がいるのも確かです。
文字によって、主に扱う脳の部位が違うからでしょうね。


脳がどちらの文字の方が疲れるか、ということも考えなければならないかもしれません。
ここで問題になるのは「慣れの問題」です。

我々は日常的に文字を読んでいるので、大して疲れません。
ピアニストが練習によって、苦も無く指が動かせるようになるのと同じです。


きちんと科学的に確かめるためには、中国語ができて、漢字もピンインも同じくらい楽に読める人を何十人と連れてきて、実験する必要があります。
しかしそれはとても現実的ではありません。


まあ、いろいろと複雑な要素が絡み合っていて、ちょっと考えただけでは答えが出せません。
何より実験データが無くては、とてもとても。
ちょっと論文を探してみたんですがね、30分くらいでは見つかりませんでした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>アルファベットでも、分かち書きをする習慣のある英語などでは、読み手は分かち書きされた単語を、ひとまとまりで認識すると言うことも分かっています。
タイ語なんかは 分かち書きもしないで全部続けて書くそうです。

お礼日時:2017/09/02 15:28

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