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全斗煥(チョンドファン)が死刑判決をうけたわけをしりたいのですが詳しく説明しているサイトなどご存じでしたら教えてください

A 回答 (2件)

死刑判決は第一審だけで、第二審、最高裁では無期懲役に減刑されています。

また、刑の確定後、97年12月には“大統領特赦”で釈放されています。

しかし、この裁判を、光州事件の一環として見ることは、ぜひやめて下さい。
この事件で注目しなければならないのは、この裁判が、民主的な三権分立のもとで行われたのではなく、立法・行政がグルになって行われた「政治ショー」だったところです。
行政(当時はキム・ヨンサム大統領)が、翳りの出てきた人気を挽回するために、こうしたものを演出するのは、まあ、どの権力者でも考えることですが、民主国家として信じられないのは、立法が、チョン・ドゥファン、ノ・テウの両大統領経験者を逮捕・訴追するための特別立法を行ったこと。しかも、時間をさかのぼって、罪を問えるようにしたことです。

例えば日本で、今度の参議院選挙のあとに行われる臨時国会で、「支持率が10パーセントを切った総理大臣は、国民の信頼を裏切り、税金をムダに使ったものとみなして○年以下の懲役とする。この法律は過去にさかのぼって適用することが出来る」という法律ができ、森前首相が逮捕されてしまうようなものです。
日本では、2人の元大統領を裁いたこの裁判について、「民主化の証し」として歓迎した論調もありましたが、「過去に遡って人を裁く」なんて、民主国家にはあってはならないことです。

もし、今、「よど号事件」の犯人が日本に帰国しても、ハイジャックに関する法律では起訴できません。なぜなら、よど号事件の当時には、ハイジャックについての法律がなかったからです。もしもハイジャックに関する法律で裁判が行われたら、「韓国の民主化の証し」を歓迎したメディアは、手のひらをかえしたように、日本政府を糾弾するでしょう。

確かに、チョン・ドゥファン元大統領は、光州事件を起こした“極悪人”ですが、法の原則を無視してまで裁こうとしたのは、やはり極悪人だと思います。

answersさんの求めている答えと、かなりズレているかもしれませんが、この裁判の背景などを理解する上でお役に立てば幸いです。
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 全斗煥は1980年の光州事件で民主運動家を弾圧し殺害した罪などで1996年8月に死刑判決を一応受けたのですが、その辺りのことを手掛かりに検索されればいいサイトが見つかると思いますよ。

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