プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

以下の文章は、ドイツ人、ドクター・エフの案内でドイツ語圏の有名な建築物を巡る旅を
続けてきたアキラが帰国を目前にして、今までの旅を回想するシーンです。

Akira: Nachdem wir die Schweiz verlassen hatten, sind wir den Rhein entlang nordwärts gefahren.

Doktor F: Das stimmt. Im Rheinland haben wir sowohl die altehrwürdigen als auch die
neueren Gebäude angesehen.

Akira: In Ostdeutchland sind uns Bauten begegnet, die eng mit der deutschen Geschichte des 20. Jahrhunderts verbunden sind.

この3番目の文で、主語はBauten になっていますが、Bauten sind uns begegnet というところがピンとこないのですが・・・

今までずっとwir で話してきていますし、sind wir Bauten begegnet, die eng…が普通に感じるのですが。

この場合、なぜ非生物が主語になっているのでしょうか?

また、altehrwürdig は辞書に載っていませんが、alt-ehr-würdig と切って ehr は Ehre ですね?「古く由緒ある」と訳されています。

宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

begegnenは、「偶然出会う」という意味で使われることが多く、


その場合、出会うものは人でも物でもかまいません。
そういう意味で使うなら、ここも、sind wir Bauten begegnet…でもよさそうです。
しかしbegegnenには、「自ら関与することなく(多くの場合良くないことを)体験、経験する」
という別のニュアンスの使い方があります。
その場合は、体験される事柄がよく主語になります。

So etwas ist mir noch nie begegnet.
このようなことにはまだ一度も出会ったことがない(こんな体験をしたことは一度もない)。
Mir ist auch schon Schlimmeres begegnet.
私はもっとひどい体験をしたこともある。

このテキストの場合、東ドイツで20世紀と関連のある建築物と聞くとあまり良い印象はありません。
歴史的な建築物が破壊され、無味乾燥な建物が無計画に造られました。
単に、普通に観光をしている最中に偶然出会ったということではなく、
そういう建物が目に入った、目についた、目にしなければならなかった、というような、
必ずしも見る者にとってありがたくないものが目の前に現れた、と言う意味のbegegnenと思います。

altehrwürdigは、私が昔から使っている独和辞典には載っていて、
「古くて尊い(立派な)」という訳語が当てられています。
ehrwürdigは「畏敬の念を起させる」という意味で、
日本語の「由緒」を直接表す語ではありませんが、
意味的には「古く由緒ある」という訳でよいと思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

Tastenkasten先生、早速ありがとうございます。

>このテキストの場合、東ドイツで20世紀と関連のある建築物と聞くとあまり良い印象はありません。
歴史的な建築物が破壊され、無味乾燥な建物が無計画に造られました。
単に、普通に観光をしている最中に偶然出会ったということではなく、
そういう建物が目に入った、目についた、目にしなければならなかった、というような、
必ずしも見る者にとってありがたくないものが目の前に現れた、と言う意味のbegegnenと思います。

疑問が氷解しました!「有り難くないものが目に入った」のですね!

Dessau の das Bauhaus はナチによって閉鎖されたとありますし、
Ruegen 島の Urlaubsanlage はナチによって休暇ですら画一化する為に
計画されたものとありました。

そういう残念なものを見てしまったというニュアンスがあるのですね!

altehrwuerdigについてもご説明ありがとうございました。

お礼日時:2017/10/03 21:57

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!