自分流を見つけて挑戦しよう!社会人&学生におすすめする色彩検定の勉強術。

色の知識があれば、きっと仕事での飛躍や就職活動に役立つはず。
そう思っていざ受けようと決意しても、「仕事が忙しくて」「学校の勉強が大変だから」と、諦めていませんか?
今回は、色彩検定3級に初めて挑む、社会人と大学生に密着。
忙しい毎日を過ごしながらも、どう勉強すればいいのか。そのヒントとなるそれぞれの勉強法をご紹介。

自分なりの方法で、楽しみながら検定取得を目指して色の勉強を始めませんか?

社会人

野村 建太さん

大阪の広告会社に入社して5年目。営業として様々なクライアントや広告制作会社とやりとりする日々を過ごしている。自身のさらなる成長を見据え、色彩検定3級の取得をめざすことに。

野村 建太さん

大学生

中濱 歩弓さん

外国語学部でドイツ語を専攻している大学生。グラフィックデザイナーをめざして色彩検定に挑戦するが、在学中に起業するなど自分なりの生き方を模索している。

中濱 歩弓さん

Interview01 色の知識が自分のベース。説得力のあるデザインやイラストを描けるように。澤田 卓巳さん

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デザイナーとの打ち合わせ時に「色の知識不足」を痛感。

広告会社勤務の野村さんは、営業として多忙な日々を過ごしています。社会人5年目の今、
どうして色彩検定の取得をめざすのでしょうか?

私は営業職なのですが、クライアントとの対話の中で、いかに求められているものを理解し、制作を担当するディレクターやデザイナーに正確に伝えるかが大切であると感じています。
そして、制作から上がってきたソリューションをクライアントにご提案する必要もあります。
5年目に入り、大きな仕事を任されることも増え、相応の知識が求められるということに気付きました。

広告などの制作物において、色のもつ効果が大きいことは経験的に知っていましたので、自分の知識に自信が持てるようにと色彩の理論を学ぼうと思ったのがきっかけでした。

実際に色について
デザイナーと話し合うこともありますか?

よくあります。デザイナー側がプロの感性で決めた色でも、クライアント側に立って考えると「ちょっと違うな」と感じることがあります。その際に、「なんとなく違う」と曖昧な言葉では伝わりませんので、具体的でわかりやすく語るためには基礎的な色彩理論を押さえておくと非常にスムーズです。なぜこの色はよくないのか、どのような色にしたいのかを、理論立てて伝えることで、デザイナーに正しく理解してもらえ、結果としてクライアントに喜んでいただけると考えています。

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色を学びはじめて、見える世界が変わりました。

色彩の知識は他に
どのようなシーンで役立てたいですか?

先ほども話した通り、デザイナーとの打ち合わせはもちろんですが、クライアントに提案するときの企画書づくりにも色の知識は活かせると思います。これまでは濃い赤色を多用していましたが、色彩検定の勉強をはじめてからは色に対する意識が変わり、淡いピンク色を使うようになりました。
これまでは目立たせようと原色を多用していましたが、色彩検定の勉強をはじめてからは色に対する意識が変わり、クライアントのコーポレートカラーを意識したり、資料全体の色数・色のトーンに気を配るようになりました。見る側に寄り添った見やすい企画書になってきていると思います。

仕事以外ではどうでしょう?

今の自分の部屋を見てちょっと殺風景だなと感じていまして、色彩の勉強ではインテリアのパートもあり、実際に使えそうです。あと、ファッションも変わりそうです。例えばネクタイも無難な色でまとめてしまいがちですが、配色の勉強をはじめてからはお店のマネキンを見て「これは対照色相配色だけど低彩度のトーンを使って派手過ぎないようにしているな」と。情報感度が高くなり、見え方が変わってきています。

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仕事終わりの限られた時間で集中して勉強しています。

実際に勉強をするタイミングはいつですか?

仕事が終わってからの時間で集中して勉強しています。自宅では集中できないので、業務終了後のオフィスか、カフェを利用しています。主に使っている教材は公式テキストと過去問題集。久々の勉強なので最初はペースがつかめませんでしたが(笑)

1日どれくらい勉強しますか?

1日2時間程度は勉強するようにしています。重要だと感じたことをポイントでノートに書き写して、その後に過去問を解いて、自分はどこが苦手かを分析して、を繰り返しています。配色などはすらすらと解けていますが、目の細胞などの問題は間違えてばかりなのでこれからも重点的に勉強していきます。

他にも勉強法はありますか?

やはり働きながらなので勉強できる時間に限りはあります。なので隙間時間を上手に使おうと。電車での移動中やランチの空いた時間にテキストを読んだり動画を見たりしています。色彩検定に関するいろいろな動画が色彩検定の公式ユーチューブなどにアップされているので、10分空いたらスマホでさくって見て勉強しています。

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新たに学ぶことで仕事の刺激になる。

時間を有効活用しながら勉強できており、
受検に向けて万全ですね。

同じ会社内に色彩検定を取得している者が何名かおり、色々とアドバイスをもらっています。「ここは必ず出るから」や「トーンのところは大事で、落としたら大変だよ」など教えてもらいありがたいです。社内でも受検することが知れ渡っているので、絶対に合格しなければならないというプレッシャーはあります(笑)

色彩検定に挑戦することを決めてよかったですか?

まだ受検していませんが、すでに挑戦してよかったです。実際に勉強をはじめて1ヶ月も経っていませんが、色の知識は普段の生活にも役立つので楽しいですね。社会人になって勉強する機会もなかったので、刺激があっていいと思います。もちろん仕事にも大きく役立つので、私のようなノンデザイナーでも積極的に受けてほしいと思います。

ワンポイントアドバイス 独学だと不安という方に、通信講座でしっかりサポート!色彩検定3級の知識を網羅した通信講座として、文部科学省認定「たのしく学ぶ 色彩講座 初級コース」があります。この講座は、カラーカードを使った楽しい配色演習も取り入れながら、色彩の基礎についてたのしく学んでいただきます。添削課題を提出していただくと、添削指導者が採点、コメントを記入して返送。ご自宅で、ご自身のペースで取り組めます。
色彩検定についてはこちら

Interview02 目標である理容師として活躍するために、色の知識がきっと未来に役立つ。高橋 輝真さん

opportunity

デザイナーをめざして色彩検定に挑戦!

どうして在学中に色彩検定を受けることに?

外国語学部でドイツ語を専攻していますが、大学で学んでいることとは関連のないグラフィックデザイナーの仕事に興味があり、将来を見据えて色彩検定を受けた方がいいと感じたことがきっかけでした。高校生の頃にオーストラリアに留学していましたが、その頃にデザインを学びました。大学に進学後もデザインの専門学校に通うなど、本格的にデザイナーへの道を考えていました。

数ある資格から
色彩検定を選んだ理由はありますか?

実は、仲の良い友人が先に色彩検定を受けると決めていて。友人はスタイリストをめざしており、色の知識が役立つと思い受けようと決めたそうです。進みたい道は違いますが、私も色の知識が役立つことに違いはないので、色彩検定を受けようと決めました。また、色彩検定を取得している先輩から、「デザインに関係する業界で色彩検定を取得していると重宝される」と聞いて、受けるべきだと思いました。

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デジタルとアナログを使いこなして勉強中。

色彩検定の勉強はどのようにしていますか?

大学生は自由な時間が多いので、勉強はやりやすいと思います。私は検定の約3ヶ月前から勉強をはじめました。最初は自分のペースで、やりたい時にやるという感じです。基本的には公式テキストを使いながら勉強しています。色の名前を覚えるのが苦手で、赤シートを使った暗記法でがんばっています。留学していた経験もあり、アルファベットの用語などはスムーズに覚えられたのですが、色の名前の中でも「和の名前」は日常生活でなじみのない言葉が多く、覚えるのに苦労しました。

勉強する時間帯や、勉強を楽しむ秘訣は?

勉強場所は電車の中が多いです。大学まで片道2時間ほどかかるので、その時間を使って勉強しました。あとは家で寝る前、朝起きた時など、ふとした時に色の名前を覚えようと取り組んでいます。楽しく勉強したいので、勉強のお供にスイーツは欠かせません。頭を使ったら糖分が欲しくなるので、テキストの一つの分野が終わったらモグモグタイム。お気に入りは神戸で見つけたカップケーキ。あと、友人とも一緒に勉強するのもポイントです。一人だとサボりがちですが、一緒だと頑張れます。友人の方が覚えるのが早かったので悔しくて、夜中に勉強することもありました(笑)

テキスト以外に利用しているものは

愛用しているダブレットPCでも勉強しています。色彩検定対策のような動画やアプリを見つけては試して、使いやすければ続けています。特にYouTubeは使えます。公式ではないものも多く上がっており、楽しく、わかりやすく勉強できます。

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この世界は色があふれていると実感。

勉強をはじめて変化はありましたか?

色の勉強をはじめてから、周りにどんな色があるのか探すようになりました。色を見つけてはその色がどのトーンかを考えてみたりと、自然と色の知識で楽しんでいる自分がいました。

生活の中で役立つことはありますか?

古着屋でアルバイトをしていますが、服の組み合わせなどはこれまで以上に理論的なスタイルをお客さんに提案できるようになったと思います。これまでは感覚だけで合わせていましたが、この色にはどの色が合うかを考えながら選べるようになり、スタイリングする楽しみを実感しています。スタイリストをめざす友人が色彩検定を受ける理由にも納得できました(笑)

自分自身の変化はありますか?

服もインテリアも雑貨も、自分の身につけるものは自分が好きな色しか選んでこなかったんですが、色の関係性を知って、自分の好きな色を引き立たせるためにどんな色が必要かがわかるようになり、これまで選ばなかった色にも目が行くようになりました。色の意味合いを知ることで「どんな色にも物語がある!」と思えるようになり、今では世の中にあるすべての色が気になります。

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色をもっと知りたい!UC級も2級も、1級にも興味があります!

色彩検定に挑戦しようと決めてよかったですか?

色彩検定を受けようと決めた時はデザイナーをめざしていましたが、大学でいろいろな世界を見るうちに気持ちが揺らいでいます。ですが、どんな道に進もうと色と関係のない世界はないとも思っています。今回は3級を受けますが、UC級にも興味があります。また、2級や1級もあるため、自分次第で挑戦して行けるのもいいなと。今はどこまで挑戦するかわかりませんが、もっと色を深く学ぶことで自分自身を成長させたいです。

ワンポイントアドバイス 絶対合格したいなら、色彩講師による検定対策のスクールも!一人での勉強は不安…という方に嬉しいのが、色彩検定協会認定の色彩講師たちが主催するスクール。全国の色彩講師たちがさまざまな形で色彩検定対策の講義を行っています。
					また、オンラインでのスクールもあり、自分スタイルに合わせて勉強の形を選べます。
色彩検定についてはこちら

教えて!goo 色彩の理論や法則を基礎から学んで色の世界の入り口へ

色に初めて触れる方は、3級を学習するだけで色に対する考え方が大きく変わるはずです。今まで色を扱ってきたけど、理論的・体系的に学び直したいという方にもおすすめです。カラーカードを使った配色演習で色を見分ける力もつきますので、日常生活や趣味に十分生かすことができます。
まずは基礎となる3級から学習をスタートすることをおすすめします。

色彩検定について詳しくはこちら

3級取得で得られる技能

色のはたらき、色の表示、色彩心理、インテリアと色彩、ファッションと色彩、配色の基本的な考え方などを学びます。3級は2級や1級の基礎になりますの、まず3級から学習をスタートすることをおすすめします。

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