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海水浴で気をつけたい海の中の危険生物

海水浴で気をつけたい海の中の危険生物以前、「キャンプで気をつけるべき危険生物」についてご紹介したが、人気の夏のレジャーと言えば海もその一つである。毎年海水浴場は、家族連れやカップルで賑わう。海水浴を安全に楽しむために、監視員も遊泳の様子や海の状況をしっかり監視してくれていることだろう。しかし、海中の様子までは監視できないのが現実。海の中には、人間にとって未知で危険な生物が潜んでいる可能性も。海水浴場で気をつけるべき危険生物を、アクアワールド茨城県大洗水族館の今関桃子さんに伺った。

■たかがクラゲとあなどることなかれ


海水浴に行き、クラゲに刺されたことがある人もいるのではないか。ちょうどお盆あたりから数が増えるクラゲだが、目にしたら海に入らない方がいいと今関さんは言う。

「アンドンクラゲやカツオノエボシなど強い毒を持つクラゲはもちろんですが、毒の弱いミズクラゲなどにも触れないようにして下さい」(今関さん)

ミズクラゲは、日本近海でもっともよく目にするクラゲで、砂浜に打ち上げられていることも多い。クラゲといえばこのミズクラゲを連想する人もいるぐらいポピュラーな姿をしているが、素手で触るのはもちろん危険だ。

海水浴で気をつけたい海の中の危険生物海水浴で気をつけたい海の中の危険生物

「クラゲに刺されたときの症状は、人それぞれです。肌の弱い方ですと、ミズクラゲでもかゆみなどの症状が出ます。また蜂などと同様、一回目よりも二回目、二回目よりも三回目と、刺されるごとに症状が悪化することもあります」(今関さん)

スズメバチでよく耳にするアナフィラキシーショックであるが、クラゲでも起こる可能性があるとのこと。呼吸困難や血圧の低下を引き起こし、症状がひどい場合、死亡する可能性も。たかがクラゲとあなどるのは危険なのだ。

なお、もしクラゲに刺されてしまったら、海水でクラゲの触手を洗い流し、冷やすようにしよう。だが処置をしたからと安心せず、刺された後の体調の変化にも気をつけた方がよいと今関さん。お盆以降に海へ行く予定がある人はくれぐれも気をつけよう。

■エイを踏んだら大変


「海水浴場にやってくることが多いのは、アカエイです。尾に鋭い毒針を持ち、身の危険を感じると刺してきます。見つけたら決して近づかないことです。ただ海底の砂に潜る習性があるため、遊泳中に気付かずに踏んでしまうこともあります。砂の上を歩くときは、足元に注意して下さい」(今関さん)

被害に遭い、強い痛みや腫れ、体の異常があれば、すぐに病院に行って欲しいと今関さんは言う。

「クラゲやエイだけでなく、ヒトデや貝でも毒を持つものがいます。『よく知らない生き物には触れない』、これが一番重要です」(今関さん)

海で岩場遊びや海水浴をするときは、海辺の生物についての一通りの知識を得ておいた方がよさそうである。最近では本来いないはずのサメが遊泳エリアに姿を現すなど、海には人間にとって危険な生物が潜んでいる可能性も高い。また離岸流、逆潜流など海流による水難事故などの危険もあるので、事前にきちんと下調べをして、安全に海水浴を楽しむようにしよう。

「教えて!goo」では「クラゲに刺されたことがある?」ということで、アンケートを実施中だ。

●専門家プロフィール:今関 桃子
アクアワールド茨城県大洗水族館、魚類展示課。同水族館はサメの飼育に最も力を入れており、現在は45種類ものサメを展示中。日本最大のマンボウ専用水槽があり、水族館の裏側を見ることができる水族館探検ツアーが人気。

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