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出産・妊娠時こそ見直したい保険、重要なチェックポイントとは?

出産・妊娠時こそ見直したい保険、重要なチェックポイントとは?人生の大きなライフイベントとなる妊娠・出産。期待がふくらむいっぽうで、このご時世、本当に子供を育てられるのか心配になる人も多いはず。学費はいくら必要か? そのためには学資保険に加入するべきか? 夫にもしものことがあった場合、保険はこれだけで本当にいいのか? など、今後の生活や資金面での不安要素は尽きない。「教えて!goo」にも、「生命保険の告知後に妊娠してしまいましたが……」と、出産時に何かあったら保険がきくのか不安という声が寄せられている。ライフスタイルが変化するときこそ、保険を見直すベストタイミングといえるだろう。そこで今回は「ナビナビ保険」編集部の石田直樹さんに、妊娠・出産時に見直したい保険のポイントについて、教えてもらうことにした。

■見直すべき保険のポイントとは?


家族が増える場合、保険のどのようなポイントを見直せばいいのだろうか。

「妊娠・出産時に見直したい保険のポイントは、主に『万が一の保障』、『教育資金』の2つです。まず、1つめの『万が一の保障』については、ご主人に先立たれてしまったり、病気やケガで働けなくなったりした場合に、今加入している保険の保障で、家族が不自由なく生活していけるのかを見直すことです」(石田さん)。

これまでとは家計も変わってくるので、必要な費用を算出したい。だが、2つめの「教育資金」については、どれだけ必要なのか見当もつかない……。

「教育費については、文部科学省が発表した資料(表1)で確認していきましょう。幼稚園から高校までは公立に通い、大学は私立で下宿が必要な場合、教育費の総額は1,473万円になります。これは子供一人あたりになりますので、人数が増えた場合や、幼稚園から高校までが私立となれば、さらに金額が増えます」(石田さん)
(表1)
引用:文部科学省「子供の学習調査」(平成28年度)

かなりの金額が必要になってくるため、早めに何らかの準備をしておきたいところだろう。

■今すぐ、保険に加入・見直すべき?その見極め方とは


教育費も考慮した場合、どのタイミングで保険に加入し直すとよいのだろうか。

「保険の加入・見直しを検討する場合、まず、『一生分の支出』と『一生分の収入』を考える必要があります。『一生分の支出』とは、残された家族の生活費、教育費、住宅関連費、葬儀代などをさします。いっぽう、『一生分の収入』とは、遺族年金、勤務先の死亡退職金、配偶者の収入、貯蓄などをさします」(石田さん)

長期スパンの予定になるので厳密に計算するのは難しいが、ある程度の確度を持って実施するべきだろう。

「万が一の生活費と教育費を全て貯蓄で補えるのであれば、保険に加入する必要はありません。ただ、公的な社会保障制度(遺族年金など)があるものの、不自由なく生活していける人は限られているといえます。その場合に備えるものが『保険』になります。入るべき保険を間違わないためにも、『支出が収入を上回った場合のマイナス金額を保険(保証金額)で補う』といった考え方をしっかりと念頭におき、保険に加入すべきかどうかを検討しましょう」(石田さん)

毎月支払う保険料とのバランスも考え、不足分を洗い出す必要がありそうだ。

■ライフプランに応じたシミュレーションが大事


では、具体的に何からはじめればよいのだろう。

「一番にすべきことは、家族のライフプランを立てることです。将来子供は何人欲しいのか、進学は公立か私立か、自家用車は必要か、住宅は分譲か賃貸か……といった内容ですね。ライフプランを思い描けたら、先ほどお伝えした一生分の収入と支出を洗い出し、保険でカバーしたい必要保障額を算出します」(石田さん)

流れはわかった……。とはいえ、これをすべて自分でシミュレーションをして、保険を選ぶのは難しい。

「そのような場合は、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)へ無料相談に行くことをおすすめします。妊娠・出産を機に、保険の見直すべきポイントを加味しながら、複数ある保険サービスからあなたに合った保険を選定・提案してくれますよ」(石田さん)

新たなライフステージに進むときだからこそ、プロの力を活用したい。きちんと将来の見通しを立てたうえで、最適な保険選びをしたいものだ。

●専門家プロフィール:石田 直樹(いしだ なおき)
エイチームフィナジーが運用する「ナビナビ保険」の責任者。AFP資格、TLC(生保協会認定FP)資格所有。ソニー生命、東京海上日動あんしん生命保険、保険代理店等、保険業界を28年間勤務。支社長や管理職を経験、200回以上のセミナーや研修講師の登壇経験あり。その知識を活かし「もっと多くの人に保険の必要性を正しく理解してもらいたい」という思いを胸に、ナビナビ保険の事業立ち上げメンバーとして異業種のIT企業に転職し、現在に至る。
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