親子におすすめの新型プラネタリウムとは?

話題の出来事のQ&Aをウォッチ(観察)しながら、コラム形式で皆様に紹介していくサイト

「美術館ではなぜ静かにしなくてはいけない?」――プロの見解

「美術館ではなぜ静かにしなくてはいけない?」――プロの見解美術館の中で大きな声で会話している人を見かけて、不快な気分になったことはないだろうか。
3月に実施したキャンペーン「教えて!goo TRAVEL」に「美術館ってなぜ静かに鑑賞するのがマナーなのでしょう?」という質問が寄せられていたが、確かに理由はあまり考えたことがない。
そこで、みんなの意見を紹介しよう。

■周りの人の迷惑になるから


「マナーというものは、基本的にまわりのお客さんの迷惑にならないようにすることです」(よっちさん)

「日常の喧騒から離れ、静寂性を求めて来場される方も多いからではないでしょうか」(for_yuさん)

など、「静かに観たいという人が多いから」というコメントが目立った。
ではなぜ静かじゃないと迷惑になるのか、というところまで踏み込んだ回答はこちら。

「誰かの主観的な解釈が耳に入ると、そういう先入観で作品を見てしまって、自分の独自の感性でその作品を捉えることができなくなってしまうから、なのではないかと私は考えています」(ゆいとさん)

「音や雰囲気といった『空気感』を含めて作品を演出しているから、だと思いますよ。同じ芸術作品でも、街中の雑踏のなかで見た場合と、厳かな雰囲気の中で見た場合、きっと印象が違ってくると思いませんか?」(ojisansさん)

続いて、プロの意見を聞いてみよう。解説してくれたのは、マナースタイリストの飯田さんだ。

■美術館は作品を鑑賞する場所


「作品について感想を話したり、意見を述べることは禁止されていません。でも、大声で喋る、ただの世間話、携帯電話などは他の鑑賞者の妨げになるのでマナー違反ですね」(飯田さん)

マナーとしては、鑑賞に関係あるなら話すこと自体は問題ない。しかし、「館内はお静かに」という看板が掲げられている美術館では会話は少し控えたり、鑑賞後にするなどの配慮が必要だという。

では、なぜ「鑑賞中は静かにするべきだ」というマナーが出来たのだろうか? その点についても聞いてみた。

「日本では、社寺が所蔵する宝物が定期的に『開帳』される習慣がありました。普段は見ることができないものを拝観できるので、人々は感謝し、その時間を大切にしました。この習慣が広まり、現代でも芸術品が鑑賞されるようになったのです」(飯田さん)

静かに鑑賞することは、芸術品と対話したり、敬意を示すといった気持ちの表れ。先人たちのそんな思いが、現代まで残ったのではないか、とのこと。

「芸術品には作家の『こころ』があります。美術館は、作品にふれることでその『こころ』を自分なりに読み解き、解釈し、愉しむ場所。その空間にふさわしい行動こそが、美術館での鑑賞マナーなのです」(飯田さん)

いつも、作品ではなく解説ばかり読んでいる……という人、いないだろうか。
心を静めて作家の声に耳を傾けてみれば、その作品の新たな一面が見つけられるかもしれない。

「ひとつの答えに執着せず、感じることを大切にする。様々な作品を見比べ違いや共通点を見つけ出す。自分なりに作家や作品を読み解くことを愉しむ。作品の背景にふれて、絵に込められたメッセージを自分なりに読み解く。これらは大人のたしなみです」

と飯田さん。これから美術館に行く人は、参考にしてみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:飯田 祥子(いいだ ようこ)
マナースタイリスト。ウエディングコンサルタントの経験と知識を活かし、「絆やつながりを深める真のマナー」を提案。女性の魅力をひき出すプロフェッショナルとして、研修・講演や執筆監修など幅広く活躍中。

(酒井理恵)


吹き出し この記事についてコメントしよう!

この記事についてどう思う?

みんなの反応

19

BAD

NICE

みんなの反応

29

この記事についてコメントしよう!

  • 今の自分の気分スタンプを選ぼう!
あと4000文字

投稿する

このQ&Aを見た人はこちらのQ&Aも見ています

教えて!goo 教えて!gooで質問する

人気のコンテンツ

  • 専門家コラム

    恋愛・夫婦関係・健康・お金etcの悩みに専門家が回答!読みやすいコラムで配信中

  • せきらら女子会

    女同士でしか話せない年頃女性の本音が炸裂!

更新情報をチェック