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大人になるとビールやわさびの美味しさが分かるのはなぜ?

大人になるとビールやわさびの美味しさが分かるのはなぜ?あなたが「大人になったなあ」と感じるのはどんな瞬間だろうか。自分のお金で好きなものを買ったとき? それとも、我慢を覚えたとき? 色んな視点があるが、「お酒や食べ物の美味しさが分かったとき」と答える人も多いのではないだろうか。
「おしトピ by 教えて!goo」の「大人になって美味しさがわかった食べ物といえば?」という質問にも、思わず「そうそう!」とうなずく回答が多数寄せられた。

特に「わさび入りの寿司」(アレキサンダーさんちゃんさん)、「ビールの苦味ですね。サイコー!」(Panda1969さん)、という声に共感する人が多いのでは。
子どもの頃はわさび抜きでないと食べられなかったのに、いつのまにかあのツーンとする刺激がやみつきになるのだから不思議なもの。ビールを美味しそうに飲む大人を不思議そうに眺めていたのも、今となっては遠い昔の記憶だ。
他には、「ふきのとう。苦味って大人の味だね」(tombanさん)、「香りのある野菜。 春菊、パセリ、大葉、茗荷など。 子どもの頃はにおいがダメで、泣きながら食べた~」(Daisy67さん)など、野菜・山菜という声も挙がっていた。あなたはどうだろうか。

■「苦味」はなぜ美味しいと感じるようになるの?


先に挙げたビールやわさび、春菊などに共通するものの一つが、「苦味」。大人になって苦味を美味しく感じるようになるのは何故なのだろうか、キリンビールのビールセミナー講師・中水和弘さんにお話を伺った。そもそも、味覚とはどのようなものなのだろう?

「私たちが感じる味覚には、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つがあります。これを『5つの基本味』といいます。人間は生まれたばかりの頃は『甘味』と『うま味』しか美味しいと感じません。理由は、『甘味』は母親のお腹の中にいる胎児を包んでいる羊水の組成に近い味で、『うま味』は母乳に含まれるアミノ酸のほとんどが、うま味のもとの一つであるグルタミン酸だからです」(中水さん)

この5つの基本味は体にとって必要なもの、必要でないものを見分ける「自然界からのシグナル」だと言われている。

「甘味はエネルギー源、塩味はミネラル、酸味は腐っている、苦味は毒が入っていると判断できます。そのため、生まれて間もない赤ちゃんにすっぱいものを与えると本能的に嫌がり、顔をしかめたりします。ただ、私たちは成長と共に食経験を重ねるので、酸味や苦味が体に悪いものではないと学習し、さまざまな味が好きになってきます。このようにいろいろな味を経験するうちに、大人になってやっと『苦みのうまさ』が分かるようになるのです」(中水さん)

なるほど! ちなみに「酸味」と「苦味」は10歳くらいまでに経験しておかないと、その後もずっと苦手なままになってしまうらしい。お母さん方、お忘れなく。

最後に、ビールの美味しさの秘密も聞いてみた。

「ビールは舌だけでなく、喉でも味わえるアルコール飲料です。ぜひビールを飲む際は最初に感じる香りとひと口目の喉ごしを感じてください。また、苦味はストレスを感じると余計美味しく感じると言われています。仕事後のビールが格別に美味しいのもそこに秘密があるかもしれませんね」(中水さん)

と話してくれた。ビールの美味しさが分かるのは大人の証! でも、飲み過ぎはほどほどに。

(酒井理恵)


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