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子どもの入学式には参列すべき?

子どもの入学式には参列すべき?2014年、高校教諭の女性が勤務校を欠席し、息子が通う高校の入学式に出席したというニュースが話題になった。「おしトピ by 教えて!goo」でも「あなたはどう思う?」と意見を募ったところ、様々な見解が寄せられた。

■欠席は悪いこと?妥当なこと?


最も多かったのは、職業は家族を犠牲にして成り立っていることを指摘したうえで「(前略)…私なら自分の子どもに自分の立場の意味を説明し、行けるなら祖母祖父にお願いしたりします…(以下略)」(サテツさん)という意見だ。

ほかにも「逆に欠席して向かった入学式で、息子の担任が同じ理由で欠席していたらどう思うのかこの高校教諭に聞いてみたい…(以下略)」(tsukinosunaさん)、「親である前に教諭であることを自覚していれば、こういう選択はしなかったでしょうね」(10mokunさん)と、憤怒する意見も。

一方で「教諭である前に親であるという自覚があるとすればこの件は妥当に思える…(以下略)」(2432432432243さん)、「(前略)…その後の担任の指導力によって評価が変わってくるだろうから一概にダメとは言えないと思う…(以下略)」(kikkoさん)という意見も寄せられた。

■是非を問う問題ではない


専門家の意見はどうだろうか。石川教育研究所代表の石川幸夫さんにお聞きした。

「この問題は事の是非を問う問題ではないと考えます。一方では教師として言語道断の行為であるとされ、一方では母親として当然の行為であり責任とされます。また、この問題は学校の管理者である校長に、事前に本人より相談の上許可されています。本人も悩んだ末の決断であり、学校側も個人を配慮した決断であったと思います。教諭として本当の責任はこれから果たすべきで、それが本来の職務です。感情的な判断は、事の中心から外れてしまうので注意が必要だと思います」(石川幸夫さん)

■一番優先すべきことは……


石川さんいわく、論点は手続き上の問題ではなく、教師としての職責や道義的問題にあるという。同時に「教師とはかくあるべき」という、一般的な固定概念についても指摘する。

「学校にとっても保護者、新入生にとってもこの日は特別な日であったことは事実です。ただ、親という立場においては公平に扱うべきではないでしょうか。式の出席に関し、家庭において父であるか、母であるかの違いは式典の参加において重要な点です。女性の社会進出を考えると、今後このような問題は更に多くなると予想されます。いずれにしても第三者の意見よりも、当事者である『生徒』の気持ちと理解を最優先すべきだと思います」(石川幸夫さん)

その一方で石川さんは「事前にわかっていたことですから、学校側がこの教諭の新1年生の担任を外す事前処置が取れるチャンスがあったはずです」とも指摘した。

■自分の身に置き換えてみると……


ところで今回のニュース、子どもを持つ親御さんの身近な問題として置き換えて考えると、「仕事がある日に子どもの入学式が重なった。子どもと仕事、どちらを優先するべきなのだろう?」と、なるのではないか。

その点を石川さんにお聞きしてみたところ、「私は入学式や卒業式に親御さんが参加するのは義務教育までで、高校生では職業を優先すべきと考えます」という見解だった。

両親で自営業をやっている場合、学校行事にあわせ、店を閉じればその分だけ収入が減ることにもつながる。会社員の場合でも、周囲の理解がないと「また学校行事で休むの?」と陰口を叩かれかねない。だからと言って家庭や子どもを犠牲にして仕事をすればいいというわけでもない。

自らの決断と家庭内での話し合いのもと、周囲への相談や話し合いを怠らなければ、事前に打てる対策も見えてくる。学校行事の参加で悩んでいる人は、ぜひこのコラムを参考にしてほしい。


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