■相手を評価しているので「上から目線」!
見直したという言葉は、「今までは、その人に対してネガティブな印象を持っていたけど、あるきっかけで“そうでもなかった”という意外・驚きの言葉のような気がします」と質問者。これに対して、
「確かに考えてみると『今まで低い評価をしていたよ』という告白ですよね」(mikasa190505さん)、「上から目線です。ほめるなら他の言い方があるはずです」(mota_mihoさん)など、質問者に共感する声が寄せられた。また、
「言われる分野にもよりますね。自分としてはどうでもいい分野、例えば歌の上手さとか、で明るく言われるならいいと思いますが、重要視している分野や、存在自体を否定するような内容なら、不快だと思います」(haiji1996さん)という意見も。言われた内容はもちろんだが、言われた人との関係性の深さによっても受け取り方は大きく変わりそうだ。
■「意外性があるときに使う」という意見も
一方、「ほめ言葉」として捉えている人は意外にも多い。
「マイナスからプラスに転じることだけを『見直した!』というわけではありません。(中略)……なーんも意識してなかったけど急に意識するようになったことを『見直した』というんです」(azmsyrさん)
このことを、わかりやすく例をあげて解説している人もいる。
「なでしこジャパンが優勝した時には日本全国民がなでしこを『見直した』んじゃないでしょうか?最近ならラグビー日本チームもそうですよね。意外性がある時に使う言葉という事だと思います」(youcanchanさん)
確かに、マイナースポーツに対しては「見下している」というより、「無関心」な人の方が圧倒的に多いのではないだろうか。さらに、興味深い意見もあった。
「『見直した』という言葉にはこれまでは相手のその良いところを見逃していた自分がいるということが含まれています。これまではその部分を見損なっていたわけで見損なったのは自分の落ち度であるというニュアンスが含まれています。純然たる褒め言葉というわけではなく、自戒が含まれている言葉ということですね」(DQragnarokさん)
「見直した」には、もちろん良い意味もあるだろうが、誤解が生じやすい言葉でもある。相手をほめる際にこの言葉使う際は、一言付け加えるとよいかもしれない。
(酒井理恵)