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おうち時間が増え、料理をするようになったという人は多いのでは。しかし1日3食分を作り、さらに洗い物もするとなるとなかなか大変だ。「教えて！goo」にも、「簡単な料理を教えてください」との投稿があり、簡単な料理を教える回答が寄せられていた。そこで今回は料理研究家の馬原香織さんに、フライパン1つでできる簡単でおいしいワンパン料理レシピに加え、調理する際のフライパン選びのポイントを教えてもらった。■おすすめのワンパン料理レシピ
馬原さんは、簡単でおいしいワンパン料理のレシピ3種を、提案してくれた。
「少ない材料と工程でハンバーグ風の味わいを楽しむことができる、『こねない＆丸めないハンバーグ風ロコモコ丼』です。ハンバーグを作る際に時間のかかる工程を省き、フライパンひとつでパパっと作れます」（馬原さん）
作り方はとても簡単。子どもと一緒に作るのも楽しそうだ。
「材料は、卵2個、合いびき肉200g、玉ねぎ中1／2個、レタス2枚、ご飯適量、油大さじ1、調味料（ケチャップ大さじ2、ウスターソース大さじ1、塩2つまみ）です。作り方は、フライパンに半量の油を熱して目玉焼きを作り、取り出しておきます。卵を焼いている間に、玉ねぎをみじん切りにし、レタスはちぎって洗っておきます。同じフライパンで残りの油を熱しひき肉と玉ねぎを炒め、火が通ったら調味料を加え味付けします。器にご飯を盛り、ひき肉と玉ねぎ、卵を乗せ、レタスを添えれば出来上がりです」（馬原さん）
目玉焼きを作る際、蓋をせずに弱火で焼くと黄身が黄色くなり“映える”そうなので、試してみよう。
「次は、『ベーコンとほうれん草のワンパンクリームパスタ』です。ベーコンをハサミでカットすれば、包丁もまな板も不要なので、後片付けも時短で済ませられますよ」（馬原さん）
味付きのソースでパスタを茹でるのもポイントとか。
「材料は、パスタ180g、ベーコン2枚、冷凍ほうれん草80g、牛乳250ml、水250ml、コンソメ小さじ2、塩2つまみ、油小さじ1です。作り方は、フライパンで油を熱し、フライパンの上でベーコンをハサミで切りながら入れます。牛乳、水、コンソメを入れて煮立たせ、パスタを半分に折って入れます。表示時間より1～2分多めに茹でます。解凍したほうれん草を加えて混ぜ合わせれば出来上がりです」（馬原さん）
最後に、フライパンごと食卓に出せる一品を教えてもらった。
「『豚肉とキャベツのさっぱりフライパン蒸し』は、クリームパスタ同様包丁やまな板を使わずに作れる上、フライパンごと食卓に並べられる時短メニューです」（馬原さん）
しゃぶしゃぶ風で、さっぱりヘルシーな味わいだそう。
「材料は、豚肉しゃぶしゃぶ用200g、キャベツ4枚、酒・ポン酢各大さじ1、塩少々。作り方は、フライパンにちぎったキャベツを敷き、上に豚肉を並べて酒と塩をまわし入れたら、蓋をして火にかけ3～４分蒸し焼きにします。火が通ったらポン酢をかけ出来上がりです」（馬原さん）
ボリューム感があり、簡単ながらメイン料理になる点もうれしい。
■フライパン選びのポイント
ワンパン料理を作るのに適したフライパンはあるのか聞いてみた。
「ひと口にフライパンといっても、大きさや深さ、蓋の有無、取っ手が取れるか、重さや素材など、さまざまな種類や特徴があります。大人数の場合や、シチューやカレーのような汁気のある料理を作る場合は、26～28cmの深型のフライパンがあるとよいです。取っ手が取れるタイプだと、大皿としてそのまま食卓に並べることができ便利です。ほかにも、オーブンや食洗器対応など、付加価値のあるフライパンもあるので、状況に応じて選ぶとよいでしょう」（馬原さん）
時短料理を叶えるためには、後片付けも重要なポイントになる。
「フッ素樹脂加工などは、使い続けると剥がれてしまうもの。材料がくっ付いてしまうようになったら、調理しにくく出来栄えが悪くなります。こびり付くと洗うのも大変になるので、買い替えるのがおすすめです」（馬原さん）
教わったワンパン料理は、すぐ試せるものばかり。フライパンにも気を配りながら、時短でおいしく、後片付けも楽なワンパン料理を取り入れてみてはいかがだろう。
●専門家プロフィール：馬原 香織
料理研究家。調理師。食育インストラクター。フードビジネスプランナー。飲食店向けのコンサルティング会社にて、フードコーディネーターとして勤務した経験を活かし、「家族が喜ぶ、何度も使えるレシピ」をコンセプトに「Cooking Salon Mahara」を主宰。企業様向けのレシピ開発や料理ライターも担う。
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