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夫が妻を大切にしたいと思えてくる映画3選

夫が妻を大切にしたいと思えてくる映画3選夫婦も長年一緒にいると、夫はつい奥さんに対して、素直な感謝や愛情表現をしにくくなりがちだ。若干の気恥ずかしさがあるのは理解できる。しかし、大切なパートナーには、自分の気持ちをきちんと伝えるべきだろう。ということで、映画評論家の前田有一さんに、夫が妻を大切にしたいと思えてくる映画を3作選んでもらった。ピンときたシャイな旦那様はこれをきっかけにして、是非行動に移してみて欲しい。







■『この愛のために撃て』


特に日本人は、言葉で思いを伝えるのが下手な人種。一方、それが世界一うまいのがフランス人だという。そんなフランス人監督、フレッド・カヴァイエが描くのは、情熱的で、ストレートな妻への愛を描いた作品だ。

「ある病院の看護助手の主人公が、臨月の妻を誘拐されてしまいます。身代金がわりに要求されたのは、病院のある人物を引き渡せというもの。そのせいで警察と犯罪組織の双方から追われる羽目になった主人公は、最悪の状況の中、さらわれた妻を救うため走り続けます。主人公を演じるジル・ルルーシュですが、正直見た目はただのオッサンという印象です」(前田さん)

いかにもこれから何か起こりそうな設定だが、主人公はやや地味とのこと。

「しかし、そこがいいんですね。つまり、平凡なオッサンなのに、奥さんを助けるために一変して、国家権力や巨悪にもひるまず愛に向かって突き進んでゆく。奥さんへの愛をこれほど疑いもなく、至上のものとして、力強く描いた映画はほかにありません。アクションとしてもサスペンスとしても一級品で、退屈する暇がありません」(前田さん)



引っ込み思案な日本人男性でも、この作品を見れば、「ああ、妻に対してこんなにも愛情を持っていいんだな」と再確認できるだろう。

■『四十九日のレシピ』


次は、タナダユキ監督が女性らしい細やかな感性で描く、一風変わった家族ドラマだ。

「石橋蓮司演じるお父さんは、奥さんを亡くしたばかり。そこに二階堂ふみが演じるへんてこな少女が『みんなで四十九日法要を楽しい宴会にしよう』と、亡き妻からの奇妙なメッセージを携えてやってくる話です。実の娘役である永作博美とともに、観客は困惑しつつ、この不思議な共同生活を眺めていきます」(前田さん)

確かに、一風変わった作品の臭いがする。

「生前、『ソースが垂れた』など、つまらないことで怒鳴ってしまったことに対し今さら後悔するシーンなど、リアルで痛々しい描写が続きます。まさに、長年連れ添った夫婦あるあるです。このまま相手がいなくなると、アナタこんなにも後悔するよと伝えているわけで、女流監督恐るべしといったところでしょう。妻と過ごした日々の年表を作成する後半の展開も、ほろ苦い現実を意識させるラストも、『今のままではロクな最期を迎えられないぞ』と焦らせるには十分でしょう」(前田さん)



奥さんとの関係改善のため、ある種のショック療法としてオススメだ。

■『ねぼけ』


最後は、古典落語『替わり目』をモチーフにした壱岐紀仁監督の作品だ。

「売れない落語家の男が、自分の怠け癖をわかっていながら、はいあがれず、あがく姿を描きます。主人公には、ひたむきに支えてくれる同棲中の恋人がいるのですが、彼女のいい子オーラに耐えられず、男は弟子の恋人と浮気してしまいます。さらに、自堕落な自分に対するいらだちを彼女にぶつける最低男です」(前田さん)

この不器用な人間の中に、苦労して生きるすべての現代人が共感できるポイントがたくさんあるそうだ。この作品は、このあたりのキャラ立てが絶妙なのだという。

「人間なら誰もがもっている心の弱さ、それを抱えたまま主人公が困難に向き合うまでを等身大のドラマとして描く本作は、同じように苦しみながら生きている男性が見れば、必ず心にしみると思います。テーマとなる落語『替わり目』は、いつも偉そうにしている亭主が、本人の前じゃ決して言えない妻への感謝の思いを、妻の留守中に独白するお話です。これを終盤、主人公が自らの状況と重ね合わせるかのように披露する場面は最大の見所といえるでしょう」(前田さん)

長い人生、ときには調子が悪いときもある。そんなときにも一緒にいてくれる人が、どれほどかけがえのない存在であるか。わかっていても、なかなか本人には素直に伝えられないとき、少しの勇気ときっかけをくれる感動の作品だ。

筆者も男だからわかるが、自分の気持ちを素直に相手に伝えるのは、なかなかできないものだ。しかし、今回紹介してもらった映画を見ることで、普段はなかなか言えない妻への感謝を直接伝えてもらえれば幸いだ。

●専門家プロフィール:前田 有一
映画評論家。2003年より自身が運営するサイトと日本文化チャンネル桜の番組内で「超映画批評」と題し、大手が配給する映画からインディーズ系の映画まで幅広く批評。「新作映画を公開直前にネタバレ無しで毒舌紹介」として、作品によっては厳しい評価をしている。

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