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ひがみやすい人の傾向と対処法

ひがみやすい人の傾向と対処法皆さんのオフィスに、他人をうらやみ、ひがむ人はいないだろうか。「あなたはいいよね、やりがいのある仕事を任せてもらえているから……」や「私の仕事なんて誰でもできるものだから……」といったセリフは、聞いていて決して気持ちのいいものではない。人はなぜ、他人をひがんでしまうのだろうか。そして、このような人にはどう接すればいいだろうか。臨床心理士の松島雅美先生に聞いた。

■他人をひがみがちな人のタイプとは


まず、他人をひがみやすい人の傾向を聞いた。

「『他人をひがみやすい人』は、実は『他人にひがまれたいと願っている人』であることが多いようです。他人から、『うらやましい!』とか『すごい!』などと思ってもらいたいのですね」(松島先生)

「他人をひがみやすい人=他人にひがまれたい人」という図式はわかりやすい。本人の中に他者からちやほやされたいという気持ちがあるため、実際にその立場にいる人を見てひがんでしまうのだろう。だが、あまり他人をひがまない人もいる。この違いは何なのだろうか。

「ひがみやすい人は、自分と他人の境界線が曖昧なのでしょう。性格や価値観だけでなく、育った環境や得意分野、努力量といったあらゆることが違うのに、客観的な視点で自分や他人を見ることができないのです。その結果、自分と他人を同化してしまい、自分が欲しいものを持つ他者をひがんでしまうのですね」(松島先生)

松島先生によると、このタイプの人は「私は我慢しているのに、あの人は自分勝手に振る舞っている」や「自分のほうが優れているのに、あの人ばかり評価されている」といった不満を持ちやすいという。そして、その気持ちの隙間を埋めるために努力するのではなく、「お金持ちアピール」や「人気者アピール」など、他者からうらやましく思われそうなことをする傾向が強いそうだ。

■他人をひがみがちな人の対処法


では、自分がひがまれてしまった場合は、どのように接すればいいだろうか。

「まず、距離を置いてしまうのがいいでしょう。同じオフィスで働く人や親戚などで距離を置くのが難しい場合は、相手のいいところを認め、承認欲求を満たしてあげるといいですね。こうすると自分のファンになってくれることがあるので、ひがまれることが少なくなるかもしれません」(松島先生)

「ひがみ」の背景にあるのは、他者に認められたいという欲求。この気持ちを上手に満たしてあげるのが最善のようだ。

最後に、松島先生はこう付け加えた。

「自分がひがみやすい人になってしまわないために、自分の基準だけで物事を判断せず、客観的な視点で自分と他人を見つめることが大切です。『自分は自分、他人は他人』という意識を持つといいですね」(松島先生)

ひがみっぽい人が周囲にいて困っている人はぜひ参考にしてほしい。そして自分自身がそうなってしまわないよう気をつけたいものである。

「教えて!goo」では、「人間のひがみについて疑問を投じる質問」を紹介中だ。

●専門家プロフィール:松島雅美
Je respire株式会社代表取締役。臨床心理士。日本における「心を扱うこと」への誤解を解き、心理学データを科学的かつ実践的に活用する仕組みを作りたいという思いから、「方法や結果の見える心理学」プログラムを開発・提供している。また、共同開発した一般社団法人リファイン就労支援センターで、うつ病を中心としたメンタルヘルス不全からの社会復帰を目指す方々のカウンセリングも行っている。

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