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お世話様です。
またまたオケのコンサートについてお聞きします。

今はあまり見かけなくなりましたが、コンサート(特に室内楽)
にいくと、必ずといっていいほど、楽器(特にVn.Fl)を持ってくる女性(男性はあまりいない)をお見受けしました。
 レッスンの帰りかなとも思いましたが、友人が曰く「あれは、『自分は楽器が弾けるんだ』っていう意思表示なんだよ。」「わざとらしいよね。だったら、Cb奏者はCb背負ってくるのかよ」と友人は笑っていましたが…
 俺は曲の最後を知ってるんだぞと言わんばかりの「ブラボーの一発屋」然り、はたまたコンサートにスコアを持ち込んでいる輩、コンサートが終わったあと、最前列に歩み寄って疲労困憊の指揮者を無人のステージに呼び戻す
傍若無人さ、外国のコンサートって日本のようなことが、まかり通っているのでしょうか?

お分かりになる方ご教示下さい。

A 回答 (4件)

普段、気が付かなかったことの数々ですが、なるほど言われてみれば思い当たるふしもありますね・・・



・まず楽器(ケース)の演奏会会場への持込ですが、例えば東京の場合、上野の東京文化会館(昔から音響の良さでは群を抜いていました。しかし近年はサントリーホールはじめ都内各所に本格的な音楽専用ホールが出来たこともあり、さほど目立たない存在になってしまった)での演奏会は近くの芸大の学生達は大学の帰りにそのまま会場に駆け込む場合が多く(開演が夕方なので午後のレッスンが終わったその足で)、出来れば本人達も一度家に帰り楽器を置き、身軽な格好で聴きたいとは思うのでしょうが・・・そのような訳で仕方無しに持ち込む場合も多い筈です。Flならば身軽でしょうが、Vnなどは場所を取り結構大変そうですよ。
中には、終演後楽屋を訪れケースカバーにサインを求める輩もいますので彼らは最初から魂胆?があってのことでしょうね。
でも、まあ経験から思いますにわざわざ演奏会場に楽器を持って行くのはよほどの事情?が無い限りしませんが・・・
質問者さんの友人の仰せの事柄は楽器を始めて間もないそれこそ嬉しくて仕方が無い?初心者か、本人自身(悪気も無く)全くそのような自己顕示を意識していない方なのではないでしょうか?
音大生やプロの人達(高度なアマ含む)は日常的に嫌というほど楽器に接していますので、これ見よがし的な無駄なことはしないし、したくもないでしょうね。演奏会ではとにかく何よりもその「演奏自体」を集中して聴く筈ですから・・・

・ブラボーの雄叫びやスタンディングオーベーションは最近の演奏会ではよく見られる光景ですね。
(勝手にやってよ、ご苦労さん)という感じでたいして気にはなりませんが・・・
反対にタイミングを逸したこれらの行動は完全に浮いてしまい周りにシラ~とした空気が漂うので傍で見ていておかしくなります。

・スコアを持ち込んでいる人がいるのですか?
これは未だ観たことありませんね。だとしたら凄いことです。ていうか凄い才能じゃありませんか?だってあの薄暗い中でポケット版スコア片手に生の音を聴きながら譜読みしているわけですから・・・オケ・ビットで棒振りするオペラの指揮者になれそうですね!(まあ、あれは譜面台に照明がついてはいますが)とにかく、私ならそんな人を見たら反対に「ご苦労様です、ところで今あのObの人、音外しませんでした?ちょっと私にも総譜見せてくださいなー」なんて話しかけますね。このことがきっかけで案外いいお友達になったりして・・・笑

・終演後、舞台袖に指揮者やソリストをしつこく呼び出すカーテンコール(もともとはオペラのしきたり)は、欧米(か!?)では日常的でしょう。ていうか、素直にその素晴らしさに感激した一部?熱狂的な聴衆の素直な心の現われだと思います。真に感動を味わった時、心から敬意を表し歩み寄り拍手喝采をしてその演奏を讃える行為でしょう。恥ずかしがり屋の日本人でも最近はよくぞあそこまで出来る様になったと思います。本場、ヨーロッパのコンサートホールでは演奏会始まりから終わりまでわりとリラックスした雰囲気に包まれます。パンフレットのページをめくる音にまで眉を顰(ひそ)めるどこかの国の一種張り詰めた今にも息が詰まりそうな独特の?雰囲気の演奏会場とは明らかに違いますね。

クラシック音楽は日常的であり、定期的にごひいきのオーケストラを聴きにコンサートホールに足を運ぶのです。(勿論、男女共にきちんと正装した出で立ちの方達も大勢います。そういった方達をはじめ)少しも気負いが無く(高尚な音楽を聴くのだ、などの)、とても和やかで自然ですね。ですから、日本でも「常連さん」や「通」ほどピリピリなどしてなくゆったりとおおらかな態度で聴く人が多いように思えます。
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この回答へのお礼

ご教示有難うございました。
私の愚問に対して真摯なまでの心のこもったご回答に対して感謝感謝感謝です。
外タレには、つまらない演奏に対しても、しつこいまでのカーテンコールはするくせに、日本タレには、どんなファンタスティックな演奏でもありきたりの反応しか示さない。そうゆうのも、心にとても引っかかります。

長文のご回答有難うございました。

お礼日時:2007/03/20 12:45

こんにちは。


海外のコンサートやオペラにもそれなりに聴きに/観に行っている者です。

・楽器(ケース)を持ってくる人
周りに迷惑でない限りは,理由はどうあれ(アピールするための人がいらっしゃるのかどうか,私は知りませんけれども,笑),持参するのは自由だと思います。
海外は,特に印象には残っていませんが(それを見ても何も思う所がないので・・・),いないわけではないような気はします。

・(通称)ブラヴォー屋さん
日本のブラヴォーは変な競争意識でやってるようなのもたまにありますね。あれは確かに気持ちよくないです。関係者説は私も聞いた事がありますが,実際のところはよく分かりません。
海外でも,間の悪い拍手,ブラヴォーはよくありますよ。
某指揮者は第一楽章の後にで拍手が起きた時,「違う違う」と指揮台から手を振ってから「次はまだニ楽章」と二本指を客席に示して,受けを取っていました。(笑)
そういった事はないにこした事はないですが,そうした余裕もあってもいいかもしれませんね。

・スコア持込み
海外でもたま~に見かけます。たぶん,ですが,勉強なのでしょう。
古めのオペラ劇場だと,まったく舞台の見えない席があって,そういう時の暇つぶし(?)かもしれません。

・カーテンコール
素人演奏家としての経験から言えば,ずっと拍手をしてくれるのは,気持ちのいい事です。
某スター歌手が出演したオペラでは,カーテンコールが終わって,カーテンが上がって舞台の撤収の様子が丸見えの状態になっているステージにも挨拶に出てきてくれました。
一方で,私がよく行くコンサート(海外)では,一回カーテンコールが終わったらそそくさと帰り出す人がぞろぞろといて,それもどうかな,と思ったりもします。

また,経験上,演奏中の私語・あめの包み紙から取り出し等のノイズ・咳(これはある意味仕方ないですが)・鼻かみ(苦笑)は,海外の方が明らかに多いです。


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日本は形式的なのとマニアックすぎるのと両極端になる傾向があるかな,という感じは確かにしますが,総合すれば,マナー(と言っていいのかどうか分かりませんが)としては日本も海外も大差はないように思います。
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この回答へのお礼

ご教示有難うございました。
そうですか。外国と大差はないわけですね。

以前、上京した折、サントリーホールでインターバル時ロビーの柱に寄りかかって
スコアを見ている若者がいました。また、京響の定期に一番前の席で
ミニ・スコアを見ながら踏ん反り返っている若者を見たここがあります。


長文のご回答ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

お礼日時:2007/03/20 12:53

外国のコンサートもいろいろで、必ずしも日本で考えられている「正しい」マナーが貫徹されているとは限りません。



たとえば、「曲が終わる前に拍手するな」「楽章のあいだで拍手するな」がよく話題になりますが、ウィーン・フィルの定期演奏会で楽章のあいだで大拍手が起こったこともありますし、ニューヨーク・フィルの定期演奏会で曲が終わる前にスタンディング・オベーションになったこともあります。いずれも要は演奏がすばらしいからで、ごく自然です。日本だと、おそらく「不自然」にそうしたことがあるので人によって気に障るのだと思います。

また、外国でもステージ上に何度も指揮者やソリストを呼び返すことはありますし、楽屋口にファンが群がっていることも少なくないようです(ここでサイン攻めにあうのも演奏者はたいへんだと思いますが、ここの行列の長さが人気のバロメーターでもあるようです)。

拍手もいろいろです。たとえば、私の経験でもあるドイツのローカル・オーケストラで、客観的には素人の私でもやや首をかしげる演奏(技術水準としても曲の解釈としても)でしたが、長年の定期会員と思われる多くのお客さんは、たいへん暖かい拍手を送っていました。それはそれで、たいへん気持ちのよい一晩でした。ドイツ人の知人に「ブーは頻繁にでるのか」と聞くと「よっぽどのときだけではないか。ただ、オペラとなると違うかもしれない」ということでした。

私だって、チャイコフスキーの「悲愴」で、まだ指揮者が棒をおろしていないのに拍手や「ブラボー」が出るとがっかりします。ですが、一般論として「日本は・・・」「外国は・・・」というのはなかなか難しいと思うので、ちょっと余計なことを申し上げました。お許しください。
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この回答へのお礼

ご教示有難うございました。
そうですか。やっぱりどの国にいってもそういった輩はいるわけですね。
それにしても、長文のご回答有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。

お礼日時:2007/03/20 12:38

>必ずといっていいほど、楽器(特にVn.Fl)を持ってくる女性(男性はあまりいない)をお見受けしました。



音大の学生じゃないんですか?

>友人が曰く「あれは、『自分は楽器が弾けるんだ』っていう意思表示なんだよ。」

いぁ、単にバイオリンは高いのと取り扱いにシビアなので持ち歩いてるだけかと、、、音大の学生なら300万以上の楽器使ってるでしょうしね。素人でも100万円位の楽器使うでしょうから、ロッカーにしまうとか考えられないような気が、、、買うときに「肌身離さず持ち歩け」と言われてると思いますし。あと、バイオリンは代替は効きませんので普通は借りて演奏はしません。

>俺は曲の最後を知ってるんだぞと言わんばかりの「ブラボーの一発屋」然り

あぁあれは、、、、関係者だったりします。(^_^;;

多分、日本人があまりにも「ブラボー」言わないんで、演奏者を傷つけないように率先してやってんじゃないかと勝手に思ってますけど。

本場のコンサートではもっと演奏に対する評価をきちんと出すようですよ。出来が悪くても、納得できなくても、感動するような演奏に出会っても、同じように拍手して同じようにアンコールするのってどうかと思いますけどね。

礼儀の中にも暖かい交流があるべきでは?
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この回答へのお礼

ご教示有難うございました。
こんなに皆様から長文のご回答いただけるとは、感謝です。
アンコールに対する日本人の評価はprecogさんの意見に同感です。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/20 12:35

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