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以前ここで「サボテンはいつトゲを生やすことにしたのか?」という質問に対して、「サボテンの棘(トゲ)は葉起源です。」という回答を目にしましたが、実は私の家にあるサボテンは買ってきてから3年くらいになるのですが、最近、逆にトゲの部分から「葉っぱ」が出てきて驚いています。周囲に聞いても誰一人そんなものは見たことがないと驚きます。私の仮説では、蒸発を防ぐためにトゲに変わったという「進化」のように、湿気の多い気候に適応して逆に蒸発を促すために「葉っぱ」が出てきたのではないかと思っています。事実、新しく出てきた子株にはすでに小さな「葉っぱ」がついています。一体どういうことなんでしょうか?

A 回答 (7件)

>私の仮説では、蒸発を防ぐためにトゲに変わったという「進化」のように、湿気の多い気候に適応して逆に蒸発を促すために「葉っぱ」が出てきたのではないかと思っています。



進化はそんなに早く起きるものではありません。たまたま突然変異によって先祖返りしたものです。この先祖返りは、本来の乾燥した環境に置いても起こり得るもので、湿気の多い環境で育てたことが原因ではありません。

この回答への補足

dipearlさん、早速ご回答ありがとうございます。ただ、以下の2点について疑問があります。

>進化はそんなに早く起きるものではありません。たまたま突然変異によって先祖返りしたものです。
進化が早く起きないと言う点については納得できますが、突然変異が起きるにしても何らかの要因が必要なのではないかと思うのですが。多湿な気候または水をやりすぎといったことがきっかけとは考えられないのでしょうか。

>この先祖返りは、本来の乾燥した環境に置いても起こり得るもの
もともと葉っぱがトゲに変化したのは、乾燥した気候に適応して葉っぱからの蒸発を防ぐためだというのが、ここで以前目にした理論ですが、そう考えると、もしも乾燥した気候で葉っぱに先祖帰りをした場合、葉っぱからの蒸発によりサボテン自体の水分が奪われてしまうということになるのではないですか。

以上、素人の率直な疑問です。

補足日時:2008/09/24 18:22
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もしかすると、質問者様の栽培しておられる「サボテン」は真のサボテンではないのかもしれません。

サボテンと同様の形態に収斂進化(要するに適応の方法が似た方向に進化してしまった他人の空似)している多肉植物の中には、サボテンそっくりのものがいくつかあります。たとえばトウダイグサ科のユーフォルビア属の多肉植物がそうです。多肉化したユーフォルビアの場合、トゲは葉から進化したものではありません。また、成長点(しばしばトゲの間にある)から小さな葉を出してきます。

ユーフォルビア、あるいは学名のEuphorbiaをキーワードに、画像検索して確認してみられてはいかがでしょう。

あと、真のサボテンでも、コノハサボテン亜科とウチワサボテン亜科のサボテンの場合、新しい枝に最初につく葉はほとんど普通の葉であったり、トゲになりきっていない肉厚の突起状の葉だったりします。この葉のわき芽からは、完全にトゲになりきった葉が束になって出てきますが。
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この回答へのお礼

Luciliaさん、ご回答ありがとうございました。

早速ご指摘いただいた「ユーフォルビア」で検索しましたところ、私の「サボテン」にそっくりな「サイウンカク(学名:Euphorbia trigona)」という種類を発見しました。見た目は全くそのものな上、店で購入した時、確か「サイウンカク」という名前だったことを思い出しました。
「状の姿をした多肉性ユーフォルビアで、あたかも柱サボテンのようです。3~4稜の角張った茎は直立し、濃緑色地に白っぽい大理石紋様があります。それぞれの稜には葉と刺が出ます。葉は水不足の時や低温時には落葉します。」という説明にもピッタリです。葉っぱが出てきたのも、恐らく最近表面の土が乾くたびに水を頻繁に与えていたためだと思われます。

なんともマヌケな結論となりましたが、おかげ様で皆様から色々なことを教えていただき、大変勉強になりました。ご回答くださった皆様、ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/26 19:34

>1.dipearlさんのおっしゃる「突然変異」とは、ここではGizenshaさんがご指摘くださった「枝変わり」と同義と捉えてよろしいのでしょうか。


枝変わりは突然変異の一種です。生長点で突然変異が起こると枝変わりとなります。たとえば、甘夏は夏みかんの枝変わりで誕生しました。

>2.「突然変異」の要因についてですが、実はサボテンはここ1年以上、ブラウン管のテレビの横においてあったのですが、その電磁波が影響したという可能性は考えられますか。
無いとは言えないですね。ただ、特別な原因など無くても突然変異はDNAの複製ミスによってある日突然起こりえます。特に、先祖返りというのは、突然変異の中でもかなり頻度の高いものです。

突然変異の原因について補足しますと、
突然変異とは、DNAの変異のことです。つまり暑いとか乾燥しているというようなことでは起こりません。それで起こる形態の変化は「獲得形質」であり、遺伝しません。

この回答への補足

一旦は突然変異でトゲが葉っぱに「先祖帰り」したのであろうという結論に行き着いたのですが、後でよく見ると、葉っぱがでて来ているのはトゲの部分ではなく、トゲとトゲのちょうど間であり、トゲはトゲでちゃんとあります。ということは、単なる「先祖帰り」ではないということでしょうか。

補足日時:2008/09/25 17:30
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この回答へのお礼

なるほど。総合して考えると、どうやら突然変異による「先祖帰り」という線が濃そうですね。そもそもなぜ「突然変異」が起きるのかは一学問の領域を超越した哲学的な問題に行き着きそうですが、人工の場合はとりあえず置いておいて、すくなくとも自然の摂理における必然的な現象であることは間違いなさそうですね。なんだか、「突然変異」というのはある意味、その種が「進化」するために行なう「賭け事」のようにも思えてきました。

それにしてもあの見た目の違和感をどう表現すべきか考えていたら、ピッタリのイメージを思いつきました。それは、「短髪のツンツン頭にしていた人が急にロン毛にイメチェンしたような感じ」です!

今回、たくさんの方にご意見をいただき、正直サボテンからここまで色々な話が出るとは当初想像していませんでしたので、とても勉強になりました。皆様、ご協力ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/25 10:35

人間でも、普段は薄い毛しか生えていない背中に突然剛毛が一本生えたりしますよね。


# え?わたしだけ?

植物って「枝変わり」という現象を起こすようなので、接ぎ木のほかにも可能性はあるかもしれないですね。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%9D%E5%A4%89% …
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この回答へのお礼

Gizenshaさん、ご意見ありがとうございます。

背中は見たことないですが、顔に一本だけネコの髭みたいに長い毛が生えてる人は見たことがあります(笑)

「枝変わり」って初めて耳にしましたが、広辞苑で調べてみたら突然変異ですね。なんだか皆さんからたくさんのご意見をいただいて、こんなにたくさんの可能性が考えられるとは思っても見ませんでした。学生時代はほとんど興味がなかった「生物」が面白くなった気がします。

ありがとうございますmm

お礼日時:2008/09/24 23:32

進化というのは、何代にも渡って何らかの要因で変化していくことを言いますので、単なる突然変異は進化とは呼びません。

その形質が子孫に伝えられ、固定した形質となってはじめて進化と呼べるものとなります。

>確かに葉っぱが出てきているのはすべて「子株」なので、その点では世代が違うのですが。
サボテンのように子株が出て来て1つの個体となる場合、園芸的には「子株」ですが、生物学的には「自分」です。人間で言えば1卵生双生児みたいなもので、自分ですから世代が違うことにはなりません。タネから生えた子株だけが「世代の違う子株」です。

>突然変異が起きるにしても何らかの要因が必要なのではないかと思うのですが。
「何らかの原因」は確かにありますが、それはたとえば、紫外線や放射線にさらされる、とか、催寄性の薬物に触れるなど、DNAが変化する場合です。環境要因でDNAが変異することはありません。

>もしも乾燥した気候で葉っぱに先祖帰りをした場合、葉っぱからの蒸発によりサボテン自体の水分が奪われてしまうということになるのではないですか。
そのとおりです。その場合は枯れて淘汰されることとなります。

接ぎ台の可能性ですが、葉の出るサボテンというのはモクキリンの仲間ですね。竜神木は丈夫な柱サボテンなので、モクキリンに接ぎ木されて売られることは無いでしょう。むしろそれ自体が台として使われる種類ですから。

なお、サボテンに限らず台木から見慣れない枝が出てくるということは頻繁にあります。たとえばナスにはアカナスという植物を台木にしますが、アカナスには毒があり、それが突然生えて来てときどきニュースなどで話題になります。

>血液型がたくさんあって、親とは全く違う血液型が生まれる確立が高くなっているような状態と考えてよいのでしょうか。
全く違います。人間に例えるなら、日本人の夫婦から、白人や黒人やいろいろな人種の子が一度の出産で生まれるようなものです。

この回答への補足

詳細なご回答ありがとうございます。

これまでたくさんの方からご意見をいただきましたが、総合すると以下の4つの可能性が指摘されました:

1.サボテンが葉の出るサボテンに「接木」された影響の可能性(×)
→柱サボテンなので接木されることはない
2.多湿な環境に適応して「進化」した可能性(×)
→「形質が子孫に伝えられ、固定した形質となってはじめて進化と呼べる」
3.変種である(△)
→色や形は普通であり、トゲの部分から葉っぱが出てきているだけであり、トゲが変化した可能性が高い。見た目はヒマワリみたいで確かに変ですが(笑)
4.突然変異によるものである

ということで、皆さんのご意見を総合すると、「突然変異」によるものという可能性が一番高いように思われます。さて、これに関してさらに2つ質問があります。

1.dipearlさんのおっしゃる「突然変異」とは、ここではGizenshaさんがご指摘くださった「枝変わり」と同義と捉えてよろしいのでしょうか。
2.「突然変異」の要因についてですが、実はサボテンはここ1年以上、ブラウン管のテレビの横においてあったのですが、その電磁波が影響したという可能性は考えられますか。

補足日時:2008/09/25 00:07
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考えられることは二つあります。


(1)市販されていますサボテンの多くは接木されたものです。接木しないと日本では根腐れが起こりやすいからです。台木となるサボテンの代表的なものがコノハサボテンです。これを台木にする理由は他のサボテンのように維管束を合わせる必要がなく、ただ尖らせて差し込めばよいからです。このサボテンは名の通り葉があります。もしかして台木のコノハサボテンが芽を出したのかもしれません。

(2)サボテンは二三種を除いてほとんど品種改良等がされていません。種から育てますと同じ親からと思えないほど様々な変種が生じる植物として有名です。斑入り・石化・花色・花型等多くの変種が出ますから変種サボテンのみ集める収集家もいるほどです。我が家にも昔いたのですがすべて私が枯らしました。ですから変種かもしれません。

この回答への補足

suiran2さん、ご回答ありがとうございます。

接木というのは知りませんでしたので、説得力がありますね。知り合いから葉っぱが出る種類もあるという話は聞いていましたが、ネットで写真を色々見たところ、私のは恐らく「竜神木」という種類に近いと思いますが、葉っぱが出る種類ではないように思います。ですので、ご指摘のように台木のコノハサボテンが芽を出したのかもしれないという説もなるほどと言う感じです。ただその場合、今のサボテンの中でコノハサボテンが成長したかもしれないということですか?ある意味、もともといわば「寄生」された側の「逆襲」ですね。それはそれで気味が悪いですね。。。

>種から育てますと同じ親からと思えないほど様々な変種が生じる植物として有名です。
変種が生じると言うのは、要するに血液型がたくさんあって、親とは全く違う血液型が生まれる確立が高くなっているような状態と考えてよいのでしょうか。それならば突然変異とはまた違う現象ということですね。

補足日時:2008/09/24 19:49
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> 私の仮説では、蒸発を防ぐためにトゲに変わったという「進化」のように、湿気の多い気候に適応して逆に蒸発を促すために「葉っぱ」が出てきたのではないかと思っています。


多分、あなたの仮設の通りだと思います。

生育環境の変化(土に水のやりすぎ)で進化の過程の先祖帰りの現象が起こっているからと思います。
砂漠のような乾燥地で肥沃でない土地で日光の紫外線強い過酷な生育環境では無い現在の生育環境が、温暖で水分が十分あり紫外線も強く無いため、進化の過程を逆行して先祖帰りしているためでしょう。

大平原に住むアフリカの現地人は視力が4.0以上あることですが、文明国の大都会に住み着いたアフリカ人は世代交代ごとに視力が落ちていくという事ですね。生態系は生育環境に順応して、必要な機能は進化し、不必要な機能は退化し先祖がえりをして行くのだと思います。

この回答への補足

info22さん、ご回答ありがとうございます。

>生態系は生育環境に順応して、必要な機能は進化し、不必要な機能は退化し先祖がえりをして行くのだと思います。
「先祖帰り」という点では、dipearlさんと同じですが、一体「進化」というものはどのくらいのスピードで起りうるものなのか疑問が沸いてきました。私のサボテンは、かってから3年近くで、買った時点では高さが60センチ程度でしたので、恐らく5~8歳と言ったところだと思うのですが。確かに葉っぱが出てきているのはすべて「子株」なので、その点では世代が違うのですが。

補足日時:2008/09/24 18:37
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