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近頃非常に違和感を持って聞いているのですが、団体名に「さん」ですとか「さま」ですとか敬称をつけることが当たり前になっています。たとえば、自民党議員が「公明党さん」とよぶような具合です。言葉とは慣習ですから、そういう使い方が当たり前になってきているならば、それはそれで仕方がないのかもしれませんが、そもそもこれは正しい日本語の使い方だったでしょうか。

(私見ですが、日常会話の中でこのような言い回しが使われていたとしても、公の場で使うべきものではないと思うのですが。。。)

質問者からの補足コメント

  • どうぞ、もう少し捕捉させてください。自民党議員が第三者の前で公明党を名指しするならば、呼び捨てでいいと思うのです。「自民党の見解は○○なので、公明党の見解とすり合わせる必要がある。」というように。

    ただし、自民党議員が公明党議員に直接に呼びかけるならば、「御党の見解はいかがですか。」のように礼儀正しく、かつ「公の場に」ふさわしい言い回しあると思います。

    まあ、舞台裏や楽屋落ちをどんどん表に出す時代ですし、口語的表現も文語的表現もごっちゃになっていくのでしょうね。おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/02/11 00:23
  • 私は数学者ですので、あの程度の記述で「理屈をこねた」つもりはなく、むしろ自身の言語感覚に直感的に従って質問させていただいただけです。また私は「言葉とは慣習である」こともあらかじめ認めております。にもかかわらず、回答者様はずいぶん尊大なおっしゃりようですね。
    でしたら、私も申し上げますが、国会質疑などで議員が「安倍さん」というように呼びかけることはあると思います。しかし議長は、答弁を促すために「安倍総理大臣」と呼びかけます。私は「公の場」で使われるべき言葉は後者であると思うのです。
    おっしゃるような辞典の類がなんぼのものですか?今の30代前後の方たちはときとして非常に丁寧な言葉を使いたがりますが、実態として尊敬語と謙譲語の区別もついていない。その状況が辞典からくみとれますか?

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/02/12 16:03

A 回答 (5件)

> 団体名にまで敬称をつける最近の風潮はどこから来たのでしょう。



明治時代からで、特に公用文において、まず「殿」の使用が定着しました。

昭和27年の時点で、国語審議会が「これからの敬語」として、「敬称」について、
1) 「さん」を標準の形とする。
2) 「さま(様)」は,あらたまった場合の形,または慣用語に見られるが,主として手紙のあて名に使う。
 将来は,公用文の「殿」も「様」に統一されることが望ましい。
などと建議しています。

団体名に付す敬称に関し、公用文は未だ「殿」(例:「○○株式会社殿」「○○市教育委員会殿」など)が主流ながら、地方自治体レベルでは、上記の建議に即し、「様」を採用している例もあります。

一方、ご質問の口語(話ことば)では、この建議に基づく用法「さん」が採択されて普及し、現在は「○○党さん」などの敬称表現が、一般化しているものと思われます。

少なくとも建議との整合性はあるし、文化庁や国立国語研究所なども、この建議を割と引用等し、尊重する立場の様なので、昨今の「○○党さん」などの敬称表現は、「正しい日本語の使い方」と判断されます。
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〔引用開始〕


衆議院規則第212条
議員は、互いに敬称を用いなければならない。
参議院先例集433
議員は、議場又は委員会議室においては互いに敬称を用いる。議員は、議場又は委員会議室においては互いに敬称として「君」を用いる。
〔引用終り〕

国会議員の正式な敬称は「君(くん)」である。一般に「様、さん、君」の順に敬意が低くなるはずなのに、君付けが伝統なのだった。
首相は必ず国会議員である(落選や資格争訟などで議席を失った場合、首相の地位も失うと、憲法の教科書に書いてある)。国会において安倍晋三への正式な呼びかけは、「内閣総理大臣安倍晋三君」である。
もっとも、略して「安倍内閣総理大臣」などと呼びかける委員長も多いようだ。ちなみに、日本の国会法はGHQの指導の下に作られ、アメリカの影響を受けて委員会中心主義であり、首相が答弁するのは本会議よりも、おもに委員会である。委員会では議長と言わず委員長という。
一方、土井たか子衆院議長は、首相に対しても「さん」付けで呼んだ。これに反対しても、「じゃあ、正式に君付けしますか」となって、「うーん首相に君付けかあ」と藪蛇(やぶへび)なのだった。

結論として、実社会では昔からしばしば「社名・団体名 + 様(さん)」が使われていて、辞書もそれを認めている。これに異を唱える声も江湖にはあるだろうが、よりによって国会を例に挙げるのは無教養を露呈している。何となれば、国会における敬称は特殊なものだからである。
さらに、定評ある辞書をなんぼのもの呼ばわりするに至っては、尊大の極みというしかない。

変な法律 - 名前の呼び方まで独特の世界
http://www.ceres.dti.ne.jp/chu/law/hori_457.htm
〔引用開始〕
でも、大人が「○○君」って使うのは、自分の部下に対してとかだよね。「自分以外の議員は自分より下だと思いなさい」って規定しているのかな?
そうではなくて、明治末期までは、目上の人に対して「君」という敬称が一般的に使われていたそうです。
現在では、国会の中でのみ通用する独自の敬称ですね。
〔引用開始〕
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この回答へのお礼

私は国会議員の敬称が「君」であると聞いても驚きもしないよ。私はそもそも「言葉は慣習である」と認めているし、テレビでそういった言辞が用いられるのは頻繁に耳にしているからね。
ただし、君の議論がそもそもの私の質問から遠く離れつつあり、衆院規則やらGHQまで持ち出して、ついでに私を揶揄する言葉まで付け加えるところも見ると、君に回答をつけてもらうことは非生産的であるとしかいいようがない。
私はプログラミング言語の意味論という分野を研究しているけれど、この種の言語に関しては、構文論に関してはチョムスキーの初期の理論で片が付く。しかし、意味論となると数学的手法を駆使したヘビーな理論構築が必要となる。ましてや語用論となると、断片的なノウハウが散在するばかりでとても理論体系を築き上げられるような気配はない。
まあ、文系の君は自分の頭を使わずともあれやこれやを引用していればすむわけで、実にお気楽な話だね。

お礼日時:2015/02/13 04:46

ご自分の頭の中で理屈をこねる前に、実社会を見なければなりません。

国会会議録検索システム(http://kokkai.ndl.go.jp/)で「党さん」を検索すると、昭和20年代から国会の質疑でけっこう使われていたことが分かります。戦前の会議録は全文検索できないようですが、戦後俄(にわ)かに使われ始めたというより、おそらく戦前からではないでしょうか。一方、「御党」とか「貴党」の使用例は稀(まれ)です。慇懃無礼と感じられるからでしょう。
そもそも、ご質問の前に辞書はお引きになりましたか? 『デジタル大辞泉』によると、「さん」は「さま」の音変化で、「人を表す語や人名・役職名・団体名などに付いて、尊敬の意を表す」となっています。また、『新明解国語辞典 第七版』によると、「様」は「社名・団体名などに付けても用いられる」となっています。団体名に付けることを「誤用」とは指摘していません。
この回答への補足あり
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団体名だけではないですよね。


子ども番組なんかや幼稚園なんかではいっぱいあります。
ぞうさん。ありさん。おさるさん。へびさん。くまさん。…なんてね。
魚屋さん、八百屋さんも。
本来つけないものにまで「さん」を付ける方が多いですよね。
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仰っていることは分からぬでもないけど、単なる呼び捨ても失礼に聞こえそうなので、そうしているだけど、打っちゃっておけば如何かと。


では、貴方が自民党議員だったら、「公の場で」公明党に何と呼びかけますか?
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。もちろん呼び捨てにします。たとえば、「われわれ自民党の見解は○○ですが、公明党の見解はいかがですか。」といった具合です。
一方、国会の質疑などで、「公明党『さん』の見解はいかがですか。」などといったら、むしろおかしくありません?

お礼日時:2015/02/10 23:16

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