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花粉症予防する?vs 治療する?

<監修>用賀アレルギークリニック院長 永倉俊和先生
(日本アレルギー学会認定専門医、日本小児科学会認定専門医)

今や日本人の4分の1が花粉症と言われています。今年は例年よりはやや少ないと予想されていますが、それでも10年前に比べれば多い方。年々、確実に花粉の量は増えているのです。
花粉症になると、身体がつらいだけでなく、仕事の生産性が低下。花粉症に悩むビジネスマンを対象にしたアンケート調査では、92%の人が「花粉症は仕事のパフォーマンスに影響を与える」と答えています。
花粉症は発症しないに越したことはありませんが、どのように予防すればよいのでしょうか。

予防 シーズン前から免疫力を上げ、花粉となるべく接触しない

花粉症はアレルギー症状なので、アレルゲンである花粉と接触しないことがポイント。そのためには、マスクやメガネをしたり、外で花粉を払ってから家に入るなどの対策が必要です。マスクは立体型のもの、メガネはゴーグル型のものがおすすめ。特に気温が高く風の強い日や、雨が降った翌日は雄花が開花して花粉を飛散させるので注意しましょう。

また、花粉が飛散する前から免疫力を上げておくことも大切です。睡眠不足は免疫力を低下させるので、睡眠は十分に。また、バランスの良い食事を心がけて体調を整えましょう。動物性脂肪の摂取を控え、アレルギー症状を抑える効果があるn-3系不飽和脂肪酸を多く含む青魚などの食材を取り入れるのもよいでしょう。

治療 花粉が飛散する前から始めるのがポイント。完治を目指すなら免疫療法も

すでに花粉症の症状が出ているなら、早めに医師の診察を受けましょう。花粉症の症状は風邪と間違いやすいので注意が必要です。花粉症に特徴的な症状は、水っぽい鼻水が続く、くしゃみが頻繁に出る、のどにかゆみや違和感が出る、目にかゆみや涙目、充血が起こるなどです。

花粉症の特徴的な症状

治療方法には薬(内服薬、点鼻薬)による治療、減感作療法(免疫療法)、レーザー治療などがあります。レーザー治療は炎症を起こす粘膜を変性させる治療ですが、半年後に再発する場合が多く、完全とはいえません。完治を期待する人は減感作療法を。スギ花粉のエキスを何千倍にも薄めて体内に入れることで、スギ花粉に対して抵抗力をつくり、症状を軽減します。
減感作療法は注射のために週1~2回の通院が数年必要でしたが、平成26年10月からは自宅でできる「舌下減感作療法」が保険適応となり、1~2ヵ月に一度の通院で済むようになったため手軽になりました。ただしスギ花粉の飛散する時期(1~5月)は舌下減感作療法は始められないので注意しましょう

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粘膜を強くして花粉症を防ぐ方法

花粉症やアレルギー性鼻炎ということもあり、風邪をひくと、鼻みず鼻づまりが2、3週間続きます。比較的軽いものの必ず鼻がつまります。また、のども弱く、ちょっとおしゃべりするだけで、のどが渇き、じくじく痛み始めます。おそらく粘膜が弱く敏感で、充血しやすく腫れやすいのではないかと思うのですが、食生活やサプリメントなど民間療法で、粘膜を強くする方法はありますか。

こんにちは。

わたしも花粉症はひどくないんですが
長年風邪をひくと鼻にきます。今はプロポリスを飲んでいますが結構いいように思います。
風邪気味の時に飲んでも、ひどくならない気がします。
お茶や飴、エキスなどが売られていますよね。普段からなるべく体を冷やさない温める食事をとられるといいと思います。
生姜を薬味に使ったり、根菜なんかもいいと思います。
砂糖などは控え目に水分もじゅうぶんにとり、でもなるべく
冷たい飲み物は避けた方がいいと思います。

あとは、耳鼻科などにかかっていらっしゃったら相談されてからのほうがいいと思いますが
鼻洗浄も粘膜を強くするようです。
わたしもここ1年ぐらい続けていますが鼻の調子がいいようです。

体質とか個人差があると思うのですが参考にしていただければ幸いです。

この回答へのお礼
プロポリスは手に入り安いサプリメントですよね。エキナセアは風邪予防に効果ありとは知っていましたが、プロポリスともに粘膜強化に効果があるのならうれしいです。試してみようと思います。ご回答ありがとうございます。