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最近エヴァンゲリオンをTVシリーズ~今年の映画の1つ前の映画まで見たのですが、いまいちあらすじが読めません。全体のあらすじをはじめから終りまで細かく知りたいです。エヴァのあらすじに詳しい方、少し知っている人など、どしどし教えて下さい。

A 回答 (3件)

【大局的あらすじ】


人類とは違う生命の可能性、使徒が、その可能性を現実の物とする為に世の全てを命のスープまで還元させるためにアダムに接触する。

死海文書(勿論、現実の物ではない、架空の物)の記述から、この事実を知っていたゼーレは、使徒の接触によって生命が全て命のスープへ還元する事を利用して人類の単一郡生態(固体として存在しない、融合した生命体とでも言うのか…)への進化を目論む。

15年前のセカンドインパクトは、これを阻止しようとした人類が、使徒の接触を避けるために不完全な形で自ら引き起こしたもの。
結果、地球は大きなダメージを受け、人類も多くが命を落とす。
大陸の所々が水没したために、現在は新しい秩序の元に再建された世界である。

ゼーレは、目的の為にヱヴァンゲリオンという、アダムと呼ばれる最初の使徒のクローンを母体として開発された汎用人型決戦兵器を用いて襲来する使徒を全て返り討ちにし、自らが作り出したエヴァシリーズによるサードインパクトを引き起こす。

その結果が、劇場版二作目のラストで描かれている。

【キャラ別あらすじ】
〇ゼーレの重鎮達
各国の権力者が目的の為に集った組織の中枢。
彼らは人類が固体として別れて存在すること自体が不幸を招いていると考え、使途の襲来を利用して人類の単一郡生態への進化を目論む。
その計画の全ては死海文書から得た情報を元にしている。
彼らの計画は成功したかに見えたが、シンジとレイ(ユイの魂)の予定外の介入により不完全な物となる。

〇ゲンドウ…(ネルフ司令・シンジの父・ユイの夫)
碇ゲンドウはゼーレの計画の為の実験の最中、ヱヴァ初号機に取り込まれてしまう形で最愛の妻、ユイを失う。
ユイを取り戻したいゲンドウは、ゼーレの計画、『人類補完計画』を利用して、ユイの復活、自分とユイの二人だけの世界の創出を目指し、ゼーレの目的の為の実行機関、ネルフを私物化する。
最終局面で、計画の鍵である綾波レイの離反により彼の計画は頓挫し、ゼーレの元からの計画が実行されるかに見える。
その時になって初めて彼は現実を悟り、人間性を取り戻したが、時既に遅く多くの悔恨を残して固体としての存在を終わらせられる。

〇綾波レイ…(ヱヴァ0号機パイロット・ユイのクローン)
ゲンドウの妻、ユイのクローン体。細かい理屈は不明だが、人類全ての融合を目指すゼーレの計画に対して、ゲンドウの、自分がユイとだけ融合した世界の創出計画・『人類補完計画ゲンドウ版』に必要な人物。
ゼーレによるサードインパクトが完成する時に、レイとゲンドウの介入で計画をゲンドウ版に書き換える事を目的としていたが、最終局面でレイの肉体と、初号機に封入されていたユイの魂が反応して、ゲンドウよりも初号機パイロットだった息子、シンジの思いに応えるべくゲンドウを裏切る。
ユイの魂と、レイの肉体は一つとなって愛する息子の望みを反映させた世界を作り出そうとする。

〇冬月教授…(ネルフ副指令・嘗てはゲンドウ・ユイの教師)
嘗て、ゲンドウとユイの教師であったが、ゲンドウに人類補完計画に誘われ、事実を知ったときからゲンドウの助手となる。
彼自身の目的は不明だが(彼の言動からは判断すると計画がどちらに転んでも良いと考えていた節がある)、ゲンドウを忠実にサポートする事に徹していた。

〇アスカ(ヱヴァ二号機パイロット・母親は計画参加者だった)
15年前のセカンドインパクトで母を失ったことがトラウマとなり、不遇な幼少時代を過ごす。
長じて能力を開花させ、ヱヴァ2号機のパイロットとして選ばれたが、実は2号機には彼女の母の魂が封入されていた事が最後に解る。
この事実に気が付いた彼女は能力を著しく高め、量産型ヱヴァシリーズの全機撃破という偉業を成し遂げるが、直ぐに復活蘇生した量産機たちに2号機ごと貪り食われる。
サードインパクト発動時に、シンジの中途半端な思いによって復活し、固体としての存在を取り戻すがその生存の意味は最後の台詞から考えても素晴らしい物とは言えない。他者と言う存在を受け入れきれないシンジ、しかしそれでも他者を求めて共存する事を選んだシンジの中途半端な思いに反応したかどうかは解らないが、あの台詞で終わり…ってのは無いだろう。どうやら声優のアドリブだったらしいが…まさに見た感想は…「気持ち悪い」…である。

〇ミサトさん…(自衛隊から、ネルフの作戦参謀として引き抜かれた)
計画の全貌は知らずに、使徒殲滅の目的をヱヴァシリーズによって果たそうとする。
ネルフの活動が、人類を使徒の脅威から救う為の行動だと信じていたが、様々な疑惑から独自に調査してゼーレ、ネルフの真の目的を知るに当たり、その計画の鍵となるシンジに、生きる事の意味を啓蒙しようとする。
最終局面で、ゲンドウの離反に気が付いたゼーレの破壊活動からシンジを守る為に絶命する。

〇リツコ博士…(ネルフの科学者・計画の重要人物・マギの開発者の娘)
メインのコンピューター、マギの開発者の娘で、マギについてはゼーレ、ネルフを問わず第一人者でもある。
マギに母親のイメージを重ねていた為、コンピューターであるマギを愛してもいた。
最終局面で、ゼーレが他の支部の同タイプのコンピューター多数で攻撃をかけて来たときに超人的な操作で攻撃をブロック、これによりコンピュータ占拠でのネルフ無血占領を諦めたゼーレは、特自を使った武力行使に踏み切った。
嘗てはゲンドウの愛人でも有ったが、その愛はゲンドウの計画遂行の為に彼女を利用する為だけであった事からトラウマがある。

〇渚カヲル…(使徒)
彼もまた、人類の別の可能性であった人類以外の最後の使徒。
使徒とは様々な可能性の中から生み出された夫々の可能性が命を宿した物であり、実は人類もまた、使徒である。
可能性の中から生存し、存在する事が許された人類と言う使徒に対して、他の可能性たちが自らの存在を顕在化するためにもう一度、可能性の選択時点まで全てを還元しようとするのが使徒の行動の理由であり、インパクトによって生命のスープにまで還元された全ての可能性から再び自分が選ばれて存在できる可能性を求めた。
しかし、渚カヲルはその目的の価値と、自らの消滅の価値を等価で有ると考えるタイプだったので、最後に人類に可能性を託して自ら消え去る道を選んだ。
さて、この文章の中で何回可能性と書いたでしょう?(笑)

〇他、ネルフ職員たち
夫々に様々な思いで計画に加わった各種のエキスパート達。
彼らは計画の真の目的を知らぬままに使徒との戦いをサポートしていたが、ゼーレの武力介入でその多くが命を落とし、生き残った物もサードインパクトによって固体としての存在を維持できなくなり消滅する。

〇他、学校の友達
皆、ヱヴァンゲリオンのパイロット候補として選出された子供達だが、彼らはその事実を知らない。

〇碇シンジ(主人公・初号機パイロット・トラウマの塊)
彼が選ばれた理由は、偏に初号機に封入された母、ユイの存在が大きかった。
元々異なる生命体を元に生み出されたヱヴァシリーズは、駆動、制御する為に普通の操縦ではなく、ヱヴァその物との高いシンクロが要求される。このシンクロ率は、生命として硬い自我を持つに至った大人よりも、自我境界が曖昧な子供の方が高いとされ、パイロット候補として多数の中学生が集められていたが、シンジ自身は初めこの候補の中には入っていなかった。
死海文書に記された新たな使徒の襲来時期が迫ったのに対し、0号機の実験での大破、初号機の適正パイロットの不在等の理由で彼に可能性を託して呼び寄せられたが、シンジは初めこれを拒否する。
しかし初号機が初めからシンジに反応したこともあり、結果的にはゲンドウの予定道りにパイロットとなり、使徒を殲滅。初戦闘時はヱヴァ自体の暴走によって辛くも勝利をおさめられたが、戦いの中で少しずつ成長しながら(いや、本当に少しづつだな)やがて初号機の専属パイロットの名に恥じない存在となって行く。
最終局面では自我を失い、全てを投げやりにして逃避したが、最後にアスカが倒れた事を切欠に復活、しかし量産型による人類補完計画の実行の為に活躍も出来ないままに貼り付けにされた。
この局面に成って、初号機に封入されていた母であるユイの魂が、母の肉体を持つレイと融合してシンジに働きかけ、計画を方向性を彼に決めさせようとする。
ゼーレが求める様に、固体としての存在を止めて、他者と言う物を認識しないで済む安定した郡生態が良いのか、或いは他者の存在によって傷つきもするが、それが存在するお陰で手を握り合う喜びも得られる個体として別個に存在する現在の人類が良いのか。
様々なトラウマに包まれたシンジは、しかし最後には後者を選択する。
しかし、トラウマが多すぎた彼の思いは中途半端な形で現実に反映され、結果的にはゼーレの目指した人類全ての群生化は阻止した物の、現状の復元には至らずに映画二作目のラストで描かれた中途半端な世界を創出してしまった。

多くの矛盾をはらんだこの作品は、更に多くの推測を持って「想像」しないとあらすじは読めません。
製作者自身が筋道の通った物語の帰結を放棄したためにこの様な作品になってしまったというのが私の感想です。
で、解りやすいかと思い各々の視点での物語を多分の想像で補って書いて見ました。
今回の新作は、解決されなかった多くの矛盾点を修正して、物語のキチンとした帰結を目指した物であれば良いと思いながら・・・。。。。
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この回答へのお礼

すばらしい回答ありがとうございました。混乱していた部分がすっきりした気がします。ちなみにクイズの答え(可能性の個数)は9個でよろしいでしょうか。

お礼日時:2007/12/11 11:29

>9個でよろしいでしょうか



残念!
最後の質問文、
>>何回可能性と書いたでしょう?(笑)
を入れると10個。

いや、どーでもいいですね(笑)



微妙に回答になっている駄文でした(笑)
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この回答へのお礼

くやし~~い!!しょうがないです。(笑)

お礼日時:2007/12/11 18:23
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。見させて頂きます。

お礼日時:2007/12/11 11:09

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