
A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
心の隙間を埋めるため、あるいは寂しさを紛らわすために、つい異性と寝てしまうことは、人によってはあるでしょう。
むしろ、そういう人の方が多いのでは?直子が主人公ワタナベと寝たのも、主人公ワタナベがレイコと寝たのも、そういう精神状態からだと思うよ。No.6
- 回答日時:
僕は、一昨日ノルウェイの森を読み終えました。
中学生です。子供の意見など参考になるかわかりかねますが、書き込ませていただきます。
直子は取り乱し、気分が高揚したときはレイコさんに抱いてもらうと言っていました。
ワタナベは直子が死に、直子はもうこの世界のどこにも存在しないのだということを実感して、直子のいない世界で生きていくためには直子のことを自分だけは100%理解してやらなければいけないと思ったのではないでしょうか?
そして、直子がどうしようもなく悲しくなったときや、気分が高揚したときに、レイコさんに抱いてもらっていたことを思い出すのです。
そこで、直子はどんな気持ちになったのだろう? 39歳の、自分や直子より18も年上のレイコさんはどうやって慰めてくれるのだろう?
彼女と、直子を失った悲しみを共有したい。彼女と繋がることで、直子の持った感情の全てを受け入れ、理解したい。
そう思って、レイコさんと寝たのだと思います。
どうもすみませんでした。
No.5
- 回答日時:
上巻の冒頭に『直子は僕を愛してさえいなかった』とありますが、直子とワタナベが寝たのは悲しみを共有している者同士が慰め合うという行為でしかなく、若かったワタナベと直子はそこに愛を求めたことで悩み、苦しんだんだと思います。
キズキの死を直子とワタナベが共有していたのと同じように、直子の死によってレイコさんとワタナベは深く傷つき悲しみ混乱していたはずです。
過去に直子と寝たときと同じ様に、前に踏み出すためにはそうするしかなかったんだと思います。
もしかしたら、ワタナベはレイコさんと寝ている最中に直子は自分を愛していなかったと悟ったのかもしれませんね。
解釈は人それぞれだと思いますが、自分はそう感じました。
No.4
- 回答日時:
私が「ノルウェイの森」を読んだのは18歳の時でした。
読み終わってしばらくは、衝撃で二時間ほど部屋の中でぼうっとしていたのを覚えています。
私もその時はshita75さんと同じようにレイコさんと寝た意味が理解できませんでしたが、
今はなんとなく私なりの答えが作り出されてきたように思います。
一般的な解釈とはほど遠いかも知れませんので、^^; 「そういう考え方もあるんだな」程度に読んでおいてください。笑
ワタナベ君は、直子を選ぶか緑を選ぶかという自分の葛藤とは別のところで、
直子をどうにかして救う手助けをしたかったと思います。
しかし、直子を救うことは出来ませんでした。
そのことによってワタナベ君は大変な心理的ショック、罪悪感のようなものを背負いました。
一方、レイコさんは、「(直子の死によって傷ついている)ワタナベ君にどうしても直接会って言いたいことがあって」
一度外に出たら二度と戻れないはずの、阿美寮を出てきてしまいます。
つまり、図らずも直子の死によって、レイコさんは外の世界へと押し出されることになる訳です。
しかも形見にもらった直子の服を着て。
レイコさんをただ「直子の代わり」として位置づけるだけでなく、直子の死によって「外の世界に生かされた」人間がレイコさん、もっと言うなら、もしかしたら直子も長い年月をかけて心を癒され、こうして外の世界に出て来れたかもしれないという、象徴的な存在とも言えると思います。
そういう存在のレイコさんと寝ることによって、ワタナベ君の心もわずかながら癒されたのではないでしょうか。
直子は死んでしまった。僕は助けることが出来なかった。
けれど、少なくともこうしてレイコさんは外の世界に出て行こうとしている。
ワタナベ君にとってレイコさんと寝ることは、象徴的に「回復した(はずの)直子」と寝ることでもあった訳です。
一方レイコさんも、ある意味直子の死によって外の世界に出ることになった自分を強く意識していると思います。
もちろん、レイコさんには直子の身代わりとしてだけではない、レイコさんなりの行き先があります。
(旭川でピアノの先生をするという未来のビジョンを持っていますね)
だから、直子の影をまとって外に出てきた自分を、完全に断ち切ってレイコさん自身に戻るために
ワタナベ君と寝ることが必要だったのではないかと考えています。
以上です。なんとなくストレートすぎで俗っぽい書き方になってしまいましたが、^^;
わかりやすく言おうとするなら、そんな感じで自分は解釈しています。
参考になるかわかりませんが、こういう考えもあるんだなと聞いていただければ幸いです。
No.3
- 回答日時:
手元に本がないので、他のサイトから一部を引用します。
詳細はリンク先を読んでください。終盤、「僕」が施設を出て上京したレイコさんと交わらねばならなかったのは、その「生」への意思をともに裏づける必要があったからだ。
http://www.silverboy.com/silverboy/haruki05.htm
死への誘いをなんとか逃れて、これからもなんとか生きていくしかないんだって思ったら...そりゃーああいう展開しかないよなーと感じたのだ。
http://plaza.rakuten.co.jp/riricalworld/diary/20 …
No.2
- 回答日時:
レイコさんがその時直子の服を着ていたのがポイントなんじゃないかなと思います。
直子と“僕”がキズキの死を共有しているように、レイコさんと“僕”も直子の死を共有しています。直子はきっとワタナベ君との寝てる間にキズキのことを思っただろうし、レイコさんと“僕”が寝ている間には“僕”はきっと直子のことを考えていたんだと思います。だから、直子がキズキのかわりに僕と寝たように、“僕”は直子の代わりにレイコさんと寝たんじゃないかと思います。
小説の一節の、「直子は僕以外の誰かの腕を求めているのだ」「なぜなら直子は僕のことを愛してさえいなかったのだ」(ちょっと原文とちがうかもしれませんが、思い出せなかった^^)というところもこの解釈とそう矛盾しないんじゃないかと思います。
No.1
- 回答日時:
「ノルウェイの森」を読んだことがあります。
村上春樹の小説の場合、逆説的ですが、次のような回答が最も直截的であると感じます。
「海辺のカフカ」の最後の方でなぜナカタさんは死んでしまうのでしょうか。
疑問に疑問で応えるのは普通「ルール違反」となっていますが、この場合は「適切」かと思います。
もっとも、如上の回答が「分からない」場合は無視するというのが「正しい」態度です。
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