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ヨーロッパ建築においてアトラスのことを男像柱と呼ぶらしいのですが、これはなんと読むのでしょうか。
それから、アトラスをアトラス像と呼ぶと意味がダブってしまうのでしょうか、男像柱だとしっくりこないし、アトラスだけでは全く意味が分からない人も出てきそうで迷っています(現に私は分かりません)。
どなたか詳しい方がいれば教えて下さい。

A 回答 (1件)

音読み「だんぞうちゅう」でいいかと思います。

辞書にはないですが、見た目を漢字で表しただけと考えられます。例えば男神像とか、半神半人像、牛頭半神など現地や当時の言語をカタカナ表記しても的を射たものとはなりません。日本語には漢字というイメージや映像をある程度伝える手段がありますので、伝える側が、自分の見たものを漢字に当て嵌めて使ったということでしょう。

ついでながら、女人像柱もあります。これもなんと読むかちょっと考えますが、まぁ自分なりでいいかと…。

そもそもアトラスのことを男像柱と呼ぶのは、一般的ではありません。ヨーロッパ建築業界ではそうかもしれませんが、普通アトラスといえば、ギリシャの神様です。もしくは山脈。この山もアトラスの神話に因みます。

おおまかにアトラスの神話を言います。すると、なぜ男像で柱になってるか解ります。ゼウスが神々の王になるには、自分より前に生まれた神々を倒す必要があります。自分の親や兄弟、親戚もそうです。ゼウスが生まれる前は巨神でした。それらはティターン(英語だとタイタン)と呼ばれています。ゼウスの父親クロノスもそうで、ティターン族対ゼウス一味というところでしょうか。その戦いの中で、ティターン側の勇士がアトラスです。一番手強いということで、ゼウスは勝ったのちアトラスに辛い罰を与えました。それは、西の端に行ってその肩に天上界をささえるため背負い、立ち続けろ、という苛酷なものでした。(じゃあ、アトラスが支える前は誰が支えてたの?という疑問は抱かないように)

よく大きな地球を裸で重そうに肩に担いでる像を見かけませんか?その担いでる髭をはやしたおじさんがアトラスです。天上界というより地球まるごとになってますが…。ただ一度、この肩の荷を降ろせるチャンスがめぐってきます。自分と同じ力持ちのヘラクレスがアトラスの所にやってきます。さぁ、アトラスは…詳しくは自分で調べてください。

というわけで、天井を支える柱はアトラスと同じ働きをしています。アトラスを男像柱とするのは、言い伝えに適ってるようです。アトラスをアトラス像と呼ぶとありますが、このふたつは別物です。例えば、外を歩いてる人がいて、その人の像を造ります。名前が佐藤だったとします。で、佐藤さんがいて、佐藤さんの像、佐藤像ができるだけです。アトラスは神様の名前です。その像(石膏、ブロンズ、大理石などさまざま)をアトラス像としているだけです。
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