
キューブリックの「博士の異常な愛情」をみました。
とても面白かったのですが、少々分からない事がありました。
それは題名のことです。
なぜ「Dr.Strangelove」なのでしょうか。
たしかにストレンジラブ博士は印象的な人物だったと思うのですが、彼の名前がなぜ映画の題に冠されているのか分かりません。
私の理解力が足りないせいだと思うのですが……。
非常に面白い映画だったので、とても気になります。
また、副題の「Or;How I learned To Stop Worring And Love The Bomb」又は私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか、の意味もあわせてお教え下さい。
たしか手が自分の意志に反して動いてしまう病気か障害があったと思うのですが、それが作中のストレンジラブ博士の左手の症状でしょうか?
ここで聞くような事ではないと分かってはいるのですが、あの病名(?)も分かる方がいらしたら教えて下さるとうれしいです。
それでは、よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
#2です。
まだ締め切ってなかったので、追加で・・・>キューブリック作品を見漁りそうな勢いです
ネタバレしない範囲でご紹介します。
「現金に体を張れ」 古い映画で、お父さんはご存知かも。モノクロの犯罪物ですが、初期の作品でキューブリックというよりヒッチコック風。昔はこんな作品も作っていたのかという感じ。
「突撃」 キューブリックらしさの出た、最初の作品。マイケル・ダグラスのお父さんカーク・ダグラス主演。お薦め。
「ロリータ」 うーん・・・キューブリックより、ポランスキーかウッディ・アレンのほうがよかったかも。
「時計じかけのオレンジ」 私は好きですが、グロっぽくて、下手をするとこの作品でキューブリックが嫌いになるかも。
「シャイニング」 ジャック・ニコルソンを使ったホラー物。まあ、普通の出来。
「フルメタル・ジャケット」 「突撃」と同じ戦争物で、こちらはベトナムが舞台。有名な作品だが、ありがちで、類似物としても「プラトーン」があり、独自性に欠ける。
ちょっと批判精神に欠けるが、娯楽戦争映画としては合格かな。
「アイズ・ワイド・シャット」 トム・クルーズ、ニコール・キッドマンのキャスティングは豪華。キューブリックらしくはないが、結構画面に引き付けられる作品。
といったところです。「博士の・・・」と「2001年・・・」に匹敵する作品は少ないので、そのつもりで見てください。
こんなに紹介して下さってありがとうございます。
聞いたことはあるけど見たことのない題名ばかりです。こんなにたくさんあるんですね。
「ロリータ」は前から気になっていました。ただこれは原作を読んでから見てみようと思います。ナボコフの原作もすごい有名ですからね。
「時計仕掛けのオレンジ」見たいのですが、近くのレンタルショップに置いていないので、借りられません。置いてある所を探すしかないですね……。
「シャイニング」は原作者のキングが映画を気に入らず、自分で指揮して作ったものがあるそうなんですが……。すごい駄作らしいのですが、気になります。見比べて見ると面白そうですね。
No.2
- 回答日時:
答えになるかどうか自信はありませんが、懐かしい作品なので一言・・・
喜劇役者のピーター・セラーズが、一人何役もこなしており、その中の一役がドクター・ストレンジラブでしたね。
最も長い題名としても有名でした。
題名にDr.Storangeloveが使われているのは、「狂気の愛情」の表すとおり、この科学者は「核融合」という科学事態を愛しており、国がどうなろうが、世界が破滅しようが、関係ない=狂気の愛情ということです。
副題と併せて、この博士の科学礼賛・科学信仰の風潮を痛烈に批判する形をとって、実は政治の考え方がこうなんだよ、と訴えているのではないかと思います。
腕の震えの病名は知りませんが、「意思に反して」というのが象徴的ですね。キューブリックは、こういう「象徴」手法が多いですし。(「2001年宇宙の旅」とか)
同様の設定では「フェイル・セーフ 未知への飛行」というTV映画が話題になりました。こちらは、軍事的な緊張がメーンでした。
尚、ピーセラ(ピーター・セラーズは、こう呼ばれていました)は、こういった作品もいいですが、なんと言っても「ピンクパンサー」シリーズですね。もし、まだでしたら、是非ご覧になってください。ピーセラのコメディセンスが凝縮されています。
回答を読ませていただきなるほど、と思いました。
やはりああしたブラックユーモアのコメディは面白おかしさの中に込められた批判が大切なんですよね。
「2001年」も見ました。「2001年」を前日に見たので「博士の異常な愛情」も見たくなり、次の日に見たしだいでした。
どちらもほんとに面白い映画でした。なんだかキューブリック作品を見漁りそうな勢いです。
ピーター・セラーズは、私の横で映画を見ていた父が「ピンクパンサーは面白い」と言っていました。
機会があれば見てみようと思います。

No.1
- 回答日時:
私もこの作品は好きでリピート放映されるので何回も観ています。
核の恐怖のブラックコメディですからそれを作ったマッドサイエンティストが主人公という事でしょう。だからStrange-love(異常性愛)が題名で痛烈な皮肉でしょうね。他にもマンドレイク大佐(麻薬原料)、リッパー将軍(切り裂きジャック)などブラックユーモアたっぷりの人名です。
核で他の人類が滅びても自分たちだけは生き残れそうだと思ったので心配するのを止めむしろ放射能の届かない炭鉱のパラダイスで生活するためには水爆が必要になった、というのは終盤のやりとりそのままでしょう。地球が滅びても選ばれた者だけが生き残るというプロットは過去にもありますね。
博士が元ナチスで右手を挙げるハイルヒトラーの癖がでるという設定で病気というかその葛藤が面白いし、元ナチスなのに大統領の相談役というところも皮肉でしょう。
余談ですが劇中で「博士のドイツ名の発音を英語名のストレンジラブに換えた」というところがありますが私はシュレジンガーだと思うのですが・・・映画が作成された3年ばかり前のケネディ政権に歴史学者のアーサー・シュレジンガー博士という人が居たのですが・・・いろいろ考えさせてくれる映画ですね^^;
やはり題名は皮肉なのですね。
何だかあの博士がことの黒幕なのか等いろいろと考えてしまいました。
ストレンジラブなんていかにもな苗字だなあ、と思って見ていたのですが、彼の他も変な名前はあったんですね。
リッパー将軍=ジャック・ザ・リッパーなんて気づきませんでした。
シュレジンガー博士なんていう人もいたなんて楽しい発見でした。
ありがとうございます。
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